高木ますおブログ

日々の出来事や感じたことなどを綴っています

心筋梗塞はいつでもだれでも

2010-11-10 14:45:43 | Weblog
 ソフトボールの仲間で北川町区長会・公民館館長会の会長をしていた、尊敬する先輩の池田功さん66才が心筋梗塞で亡くなりました。

 ある会社の安全大会におじゃました時、社長さんが、当月の誕生日の方に誕生日のお祝いを一人づつ手渡していました。そして最後に60代だと思われる方に「誕生日を元気で迎えられた事にまずはお祝いを申し上げます。生きたいと思いながらも意に反して事故や病気で亡くなられた方もたくさんいます。これからも健康に留意され・・・・」とお祝いの言葉を述べられました。

 その時は「60になっておめでとうもあるまいに」と思いながら聞き流しましたが、今回改めて「元気で誕生日を迎える」事の大変さ、おめでたいことを再認識しました。

 こうちゃんは、物事全般に気使いの行き届いた方で、「北川やっちみろかい」主催の、鏡山の草刈りボランティアの時などは、場の悪い所、草丈が伸びたところは、自分が率先して先頭を引き受けるなど、きつい作業を他人にさせない優しい気配りの出来る人でした。
 草刈りをした経験のある人は分かると思いますが、草丈が伸びた所を先頭で切るということは本当に大変で、ちょうど冬山登山の時に先頭で新雪をラッセルする大変さと似ています。
 一筋切り開けば、後から来る人はその開いたスペースに切り倒して進めば良いので、先導者の半分の労力も使わないで済むので、草刈作業ではみんな先導は進んではやりたがらないのです。

 ソフトボールでもセンターを守り、小さい体で60代とは思えない運動神経の塊みたいな身体で、すぐにトップスピードで打球に追いつく。「落ちた」と思ってあきらめて後ろを振り返ると、そこには功ちゃんがちゃんといて、真剣な顔してナイスキャッチ。そしてにっこり。そんな支えの功ちゃんが亡くなりました。

 残念無念、こうちゃんを知るすべての人が万感の思いであります。御急逝なされた行動力・思いやり・気配り抜群だった池田功区長会・公民館長会会長の「地域にいいこつで、自分達で出来ることはやっちみろや」の御意志・想いを再確認し、功ちゃんに笑われないように、怒られないように、今まで以上に市民のため、町民の為そして子供達のために、全力を傾注し想いを持って行動する事を誓い池田功さん、愛称「こうちゃん」への哀悼の言葉といたします。

尖閣ビデオ流出は政府中枢に入り込んだスパイの目くらまし。ごまかされるな

2010-11-06 14:57:56 | Weblog
 「なぜこの時期ネットで公開?」。テレビも新聞もあなたも私も。「なぜでしょう。なぜこの時期でしょう」と無い頭をひねる。

 民主党は民主党で、尖閣での衝突ビデオがネット上に流出したことを「マスコミを使って、センセーショナルに犯人探し」で国民の目をたぶらかそうとしている。「目くらまし」は彼らの常套手段であることを国民は早く気づくべきである。

 何も着手できない改革に国民の不満がたまらないよう「事業仕分け」で高給取りの高級官僚を徹底的に痛めつけ、国民のみか自分達のフラストレーションのはけ口にさえする始末。政権のひ弱さ危うさを指摘されると、今度は小沢さんを引き出して目をそらさせる。マジシャンの常道手段だ。白装束の蓮舫に、小沢さんに国民の気をそらさせ、いつの間に嵐は過ぎ去りかごまかし完了。

 今回もマスコミや国民の目・世論を「政府の責任論」から「犯人探し」へ更にエスカレートさして誘導してくるだろう。考えることをやめた国民はまた「みのもんた」のワイドショーで煙幕を張られ、猫だましに簡単に引っかかり何もなかったかのように静まりかえるだろう。

 しかし、懸命な我々は、一歩後ろに下がって、もう一回回りをじっくり見回して見ようや。一貫して提出・公開に消極的だった政府。厳重な流出防止策を取った政府の防御システムをいとも簡単にくぐり抜けた流出ビデオ。

 皆さんもちょっとおかしいことに気づくでしょう。近頃、何か国の存亡に関わる重大な事件は無かったでしょうか。
あったあった。公安外事警察の資料が流出した「テロ対策マル秘文書」が流出した事件があった。これこそ重大な問題で、ビデオどころの騒ぎではない。

 昨日も言ったように、公安から「テロ対策マル秘資料」が流出した事は「国防の第一線にスパイがいる」という事なのです。

 その「スパイ狩り」を阻止するために、もっと端的に言えば「政府中枢に入り込んだスパイ」を守るためにあえて、目くらまし用の次に重要な尖閣ビデオを意図的に流出したのではないでしょうか。流出というより、放出です。

 そう考えると、公開に尻込みし厳しい管制を敷いてきたのに、いとも簡単に流出したことに合点がいきます。私の仮説が被害妄想のスパイ小説まがいの戯言であって欲しい。ビデオ流出は義憤を感じた若き青年将校の内部告発であって欲しい。

 もし、仮説が真実なら「政府中枢に入り込んだスパイは生き残り、今日もまた増殖を繰り返し、もっと心臓部に食い込んでいっている」ことになるから。尖閣ビデオ流出は政府中枢に入り込んだスパイの目くらましかもしれない。あぶり出せ。

尖閣ビデオネットで公開 政府の無策が犯罪者を作る

2010-11-05 10:19:35 | Weblog
 また政府の無策で結果的に犯罪者を作ることになった。尖閣での衝突ビデオがネット上に流出した。政府は一貫して提出・公開に消極的だったから関係者の誰かが強い意志を持って規則違反を承知で公開したのであろう。

 この事自体は厳しく公務員のモラルを問われる問題ではあるが、公安の資料が流出した「テロ対策マル秘文書」とは一線を画す必要がある。
 
 尖閣ビデオ問題は、言ってみれば政府、もっと特定すれば仙石官房長官の判断ミスが発端となって生じた「スキャンダル」で、今朝のテレビで見る限りにおいては何ら公開をはばかられる要素は何もない。

 「海保の判断ミスがあったのでは」と一縷の懸念をしていた私としてはホッと胸をなで下ろした。見て良かった。見たから中国に対してどうこう言うわけではない。

 政府も国も取り合ってくれない、南海の国境の海をただ使命感だけで命がけで守る海保に更なる信頼を持ったこと・持てた事が一番のビデオ公開効果である。

 公安から流出した「テロ対策マル秘資料」問題は、国防の第一線にスパイがいるという事であり、国民の知る権利とは全く無関係で厳罰に処する事が、一罰百戒の観点からも重要で、犯人を必ず逮捕すべきである。

 尖閣ビデオ流出に寛大な処分を望むものである。政府が無策を棚上げにして公安マル秘文書流出と同じに、公務員のコンプライアンスを大声で叫び、問題をすり替えないことを祈るばかりである。
 この問題が、結果的にどう展開して行くかは予想だに出来ないが、公開の手法手段は別として、結果がどう転ぼうと、今も今後もビデオの公開自体には喝采を送りたい。

やられっぱなしでは終われない。日本の行く道を示せ

2010-11-02 15:58:20 | Weblog
 予想通り、ロシア大統領は日本の申しれを無視して北方領土を訪問した。ソビエト時代を含めて始めてのことだという。

 「柳腰の弱腰外交」は近隣諸国からなめられてしまった。日頃から北川に出没しているサルは「住家近くで鉄砲は撃てない」ことを勉強してしまったから、いくら追っ払ってもまた大手を振ってやって来る。人間をおもいっきりなめているのである。サルは国まで乗っ取ろうとはいわない。鹿と猪と手を組んで住民を追い出し、里を乗っ取ることはない。

 しかし、中国とロシアはそうは行かない。裏で繋がって揺さぶりをかけてきた。尖閣も北方4島も疑いようのない日本の領土である。それに毅然と「NO」と言えない何とも頼りないのが菅総理だ。伏し目がちに小声で「遺憾に思う」「戦略的互恵関係」と意味不明な枕詞をこりもしないで毎回毎回のたまう。

 まだ、前原外務大臣の方が分かりやすい。顔にも語気にも態度にも不快感が感じられる。外交の場、特に領土問題等では日本の考え・意志を毅然とした態度で述べるべきであります。

 弱い犬を大きな声で罵倒してみて下さい。伏し目がちで時折、半身になり上目使いで怖ず怖ずこちらをチラチラ見ます。菅総理の記者会見とだぶって見えること請け合いです。

 菅総理のいう「遺憾」とは、「自分の思い通りに事が運ばなくて残念」という意味であり、国会議員が意味不明に何事につけてもよく使いますが、不快感を表す表現としては儀礼的であり、非常に強い意志の表現ではありません。よく使われる不快感を表す当たり障りのない安っぽい決まり文句です。「人の物も我が物にしよう」とあの手この手で責め立てる。レアアースがいい例、貴重資源の兵糧責めです。

 そんな中、ここに来てTPP加入が現実味を帯びてきました。食料(農産物)を含めて関税完全撤廃(0%)が実現します。日本の農業は壊滅的大打撃を被るでしょう。「安心安全で差別化を」といわれる評論家もいます。100歩譲りましょう。しかし、生産国が安心安全を確保したら「はい。それまで」となります。そんな農業に後継者など育ちません。日本農業の沈没です。

 その後はレアアースでされたように、今度は文字通り「兵糧責め」です。米も野菜も果物も一切入らなくなります。状況は異なりますが北朝鮮がいい例です。

 TPPはますますグローバル化が進む世界の流れの中で、避けて通れないとするならば、国防の意味からも「日本の農業が壊滅しないような施策、日本農業の進む道、技術立国日本の進む道を国民に示し、国民の理解と合意を取り付ける」この事が喫緊の課題であり、さすがにこの事からは「のらりくらりとはぐらかし、前政権の責にして逃げまわる」ことは許されないことです。

 逃げ回れば不幸は追っかけて来ることを早く悟って欲しい。アメリカ普天間、中国尖閣、ロシア北方領土。逃げ回っていると韓国竹島も襲いかかって来ます。「あっちふらふら」「こっちふらふら」「何がしたいのだろう。にっちもさっちも出来なくなったのでは?」と思ったりもします。

 子供なら泣き出せば終わりだが。今の状況にぴったりの方言があります。「ことくやし」です。

 結果論ですが、ビデオ公開も含めて、最初に打ち出した「毅然と、粛々と国内法に則り対応」が一番良かったのではないだろうかと思ったりします。

 民主党政府も、「生き馬の目を抜く国際社会でまがいなりにも戦後60余年、戦争に直接関与することもなく復興を遂げた前政権」に変わって国民の新任を受けたのですから、ここで今一度、初心に立ち返って「外圧に屈することなく、迎合することなく、また、むやみに対峙することもなく」、これからの国の有り様、日本の将来像を「戦略的互恵関係」なんぞ言う意味不明な言葉でごまかすのではなく、国民に分かりやすい言葉で示して欲しいし、示す責任がある。