高木ますおブログ

日々の出来事や感じたことなどを綴っています

補正予算成立より不的確閣僚の問責決議が先

2010-11-23 20:48:58 | Weblog
 政府与党も公明党も補正予算成立が先と言っていますが、不的確閣僚の問責決議が先だと考えます。

 予算を隠れ蓑に事をやり過ごすことには賛成できません。日本・民主党政権の外交力・一貫性の無さを見透かしたかのように、中国・ロシア、そして今日は北朝鮮が唐突に激しく動きました。今回の攻撃対象はたまたま韓国ですが、その矛先がいつ日本に向けられるか分かりません。

 普天間問題でアメリカとギクシャク。沖縄知事選でどちらが勝っても簡単には解決しそうにもない現状。そうしなかしたのは、その責任は、後先考えずに「国民受けの良い」発言をした民主党にあります。
 アメリカとの同盟関係が今一しっくりいっていない事を良いことに、3国が揺さぶりをかけて来ます。今回の韓国への攻撃も決して日本政府の外交音痴と無関係ではないと思います。それが当たりだとしたら韓国もいい迷惑です。

 何も言えない日本、何も出来ない日本。
 昨今の一連の出来事を改めて振り返ってみると、露呈した日本の外交力の弱体化、アメリカの日本外交への不信感。
 最近多発する緊張を伴う出来事は、これらも一因ではないでしょうか。東アジアでの政治バランスが崩れようとしている前兆現象なのではないでしょうか。

 対峙して考えることをあえて許してもらえるならば、「中国・ロシア・北朝鮮」対「日本・アメリカ・韓国」、この政治的バランスの上で、極東・東アジアは緊張状態が存在する中でも、まがいなりにも平和は保てていました。

 そして、今、民主党政権の内政外交全般の施策の中に「この国の目指す姿・形」、アメリカを中心とする同盟国との関係等がはっきり見えません。それを良いことに、彼らは極めて重大な問題を次から次へと仕掛けてきます。

 自民党が全て良かった訳ではありません。しかし、民主党も、もうそろそろ「自民党も・・・・」と前政権と比較した他人事のような「ノー天気」な発言は、許される状況には無いことを肝に銘じて欲しいものです。

 今日の北朝鮮の攻撃について、政府・首相にコメントを求めるマスコミ。漁船の衝突事件一つ解決出来ない柳腰外交の日本政府に国家間の戦闘のコメントが出来るはずがありません。

 「おっとり刀」状態の日本の政治情勢。これを正さずして補正予算は無いと考えます。この調子で「任期いっぱい」は考えられません。解散総選挙で信を問うべきです。

 むなしく感じながらニュースを見るのはもうそろそろ終わりにして欲しい。


鳥獣被害は農山村にとってはFTFA,TPPと同じくらいやっかいだ

2010-11-23 00:45:03 | Weblog
 「明日は収穫」と楽しみにしていたソバ畑。その夜のうちに鹿に根こそぎやられてしまった。「げどされが」「去年もやられたちゃが。もう作くらん」と悔しがっていた。近所の先輩の話だ。あれから3年、かつての立派な畑は耕作放棄され、今は草ぼうぼうの荒れ地になってしまいました。

 サルの被害も後を絶たない。仏さんのスイカにかじりついたが歯が立たず転がして遊んだ。のひもを握って買い主のまねして引っ張って遊んでいた。お年寄りの背中に飛び乗りおぶさってあそんだ。

 サルが悪さのやり放題。住民の通報に「鳥獣駆除班」が急行しても人家の近くで発砲できない。
手が出せない事を知って知らいでか、なめくさっておちょくり放題。ちょうど尖閣の中国船のようだ。海保も同じような思いをしているのだろう。

 は猪で山にはいない。危険で餌の無い山の中より、安全で餌の豊富な人家の近くが住み心地が良いと見えていっこうに帰ろうとしない。そういうわけで、人間様が畑や田んぼや家の回りにネットを張り巡らしてオリの中で暮らす。一方彼らは伸び伸びオリの外でやり放題。

 昼間の北川では運転しながらよそ見は出来るが、夜の北川は危険がいっぱい。よそ見でもしようもんなら、車はおじゃん。鹿や猪の体当たりを食らう。

 今の時期は夜の9時過ぎの田んぼはサファリパーク状態。鹿の軍団が2番穂を狙って、夜な夜な通ってくる。天敵はいない。わずかに猛スピードで走る大型トラックぐらいか。時々、はねられて道路に転がっている。

 夜に有害駆除は出来ないものだろうか。法律がじゃましているのだろうか。だったら特区扱いには出来ないのだろうか。

 昼間は「有害駆除班」に頼るが、その有害駆除班も70歳以上はダメと難癖をつけられる。やっとの思いで75才まで引き上げてもらったが、それ以上はダメという。祝子川などは昼間は若い者は仕事で不在、75才以上の猟師しかいない。

 75歳以上の車の事故と猟銃の事故は確率的にどっちが多いだろうか。
 先日、林業活性化議員連盟の役員会で県環境森林部に噛みついた。「有害捕獲班員の年齢制限はどうにかならないか」と。環境森林部は「県の計画等で確認したところ、県では年齢制限はしていないことが判りました。延岡市農林畜産課林政係の柳田氏に確認したところ、年齢制限は延岡市の有害鳥獣対策協議会の規約で定めているということです」という回答が帰ってきた。

 延岡で決めている事なら、延岡で決められる事なら実情に合わせてなんとでもなると言うことだろう。延岡市に積極性が無いだけだったのです。

 人家の150m以内は発砲できない  夜も撃てない。田舎では農業・林業はするなと言うことだろうか。

これらを吹き飛ばす「特区」制度は無いものだろうか。