どうする・どうなる高千穂鉄道
7月24日に「延岡市広域行政対策特別委員会(吉井茂廣委員長)」が、高千穂鉄道関連の諸問題について、現状・問題点の把握と延岡市内の現地視察の2つの目的で開催された。
高千穂鉄道定時総会の報告の要旨
①撤去の状況
・トンネル橋梁立入禁止柵設置 ・踏切警報機カバー取付 ・曽木橋梁の撤去 ・日向岡本駅倉庫解体
②高千穂鉄道で撤去するもの
・延岡駅構内 ・車両 ・踏切 ・補助金で作った施設 ・その他
③資産の扱い
・土地、橋梁、トンネル等の資産は沿線自治体へ寄付
・寄付時期 21年1月上旬
④撤去費用 県と共同負担(負担割合は協議中)
延岡市区間内の資産(28.9km)
①土地 1542筆 ≒32万㎡ ②駅舎 川水流駅他6駅 ③橋梁 行縢川橋他54ヶ所 ④トンネル 久保山T他8ケ所
高千穂天岩戸駅間遊具として鉄道運行
高千穂あまてらす鉄道株式会社
平成21年4月実施のTR資産の鉄道レールとトロッコ車両等の沿線自治体(高千穂町等)への無償譲渡手続き後、高千穂駅から日之影温泉駅までの鉄道記念公園の指定と指定管理者への選任を目指し、当面は天岩戸駅間を遊具として鉄道運行することを第一期の計画目標とする。
以上の報告があり、委員より多くの質問が出た。(抜粋)
[問]車両はどうするのか
[答]延岡駅にある車両 売りさばく 高千穂駅にある車両 払い下げ
[問]払下資産の撤去費用はいくら?
[答]試算していない
[問]県と負担割合の状況は?
[答]県と協議中。県は撤去の為の基金条例を作る
[問]払下後の維持管理費用、施設撤去費用が不明のまま、受け取る訳にはいかないが?
[答]JRから高千穂鉄道へ払い下げる際の取決事項として、事業撤退の場合は「沿線市町村に払い下げる」という事になっているので、拒否することが出来ないのではないか。各費用については調査します。
[所見]
払い受け後の維持管理費用・それぞれの施設の撤去、閉鎖費用がわからない段階では、「払い下げOK」の返事は軽々しくは出来ない。
高千穂・日之影町内の施設は「あまてらす鉄道」が払い下げを希望しているので、当面は撤去する事は無いかも知れないが、しかし、「あまてらす鉄道」が事業を止める時は、沿線自治体の両町に再び払い下げと言うことになるので、1市2町とも維持管理費用、撤去費用は概算でも知っておく必要があり、試算しておく必要はある。
高千穂鉄道の概要・歴史
概要
路線距離(営業キロ):50.0km
駅数 19駅(起終点駅含む)
平成17年9月6日の台風14号による記録的な集中豪雨により橋梁、線路が流失する等、全線にわたって甚大な被害を受け、被害の軽かった延岡曽木間も含めて全線にわたって運行を休止した。
県や沿線自治体が復旧費用を負担しないため、高千穂鉄道は再開を断念し、全線廃止とすることが決定された。 ただし、民間で復旧・運行再開をする企業・団体が現れれば譲渡を検討することになっていた。紆余曲折があったが現在では「高千穂あまてらす鉄道」が運行再開を目指している。
歴史
日之影線開業〔昭和10年】川水流まで。 昭和12年槙峰まで。 昭和14年 日之影まで。
高千穂線開業【昭和47年】高千穂まで。
開業時は「ばんざい、ばんざい」で迎えたのだが。
7月24日に「延岡市広域行政対策特別委員会(吉井茂廣委員長)」が、高千穂鉄道関連の諸問題について、現状・問題点の把握と延岡市内の現地視察の2つの目的で開催された。
高千穂鉄道定時総会の報告の要旨
①撤去の状況
・トンネル橋梁立入禁止柵設置 ・踏切警報機カバー取付 ・曽木橋梁の撤去 ・日向岡本駅倉庫解体
②高千穂鉄道で撤去するもの
・延岡駅構内 ・車両 ・踏切 ・補助金で作った施設 ・その他
③資産の扱い
・土地、橋梁、トンネル等の資産は沿線自治体へ寄付
・寄付時期 21年1月上旬
④撤去費用 県と共同負担(負担割合は協議中)
延岡市区間内の資産(28.9km)
①土地 1542筆 ≒32万㎡ ②駅舎 川水流駅他6駅 ③橋梁 行縢川橋他54ヶ所 ④トンネル 久保山T他8ケ所
高千穂天岩戸駅間遊具として鉄道運行
高千穂あまてらす鉄道株式会社
平成21年4月実施のTR資産の鉄道レールとトロッコ車両等の沿線自治体(高千穂町等)への無償譲渡手続き後、高千穂駅から日之影温泉駅までの鉄道記念公園の指定と指定管理者への選任を目指し、当面は天岩戸駅間を遊具として鉄道運行することを第一期の計画目標とする。
以上の報告があり、委員より多くの質問が出た。(抜粋)
[問]車両はどうするのか
[答]延岡駅にある車両 売りさばく 高千穂駅にある車両 払い下げ
[問]払下資産の撤去費用はいくら?
[答]試算していない
[問]県と負担割合の状況は?
[答]県と協議中。県は撤去の為の基金条例を作る
[問]払下後の維持管理費用、施設撤去費用が不明のまま、受け取る訳にはいかないが?
[答]JRから高千穂鉄道へ払い下げる際の取決事項として、事業撤退の場合は「沿線市町村に払い下げる」という事になっているので、拒否することが出来ないのではないか。各費用については調査します。
[所見]
払い受け後の維持管理費用・それぞれの施設の撤去、閉鎖費用がわからない段階では、「払い下げOK」の返事は軽々しくは出来ない。
高千穂・日之影町内の施設は「あまてらす鉄道」が払い下げを希望しているので、当面は撤去する事は無いかも知れないが、しかし、「あまてらす鉄道」が事業を止める時は、沿線自治体の両町に再び払い下げと言うことになるので、1市2町とも維持管理費用、撤去費用は概算でも知っておく必要があり、試算しておく必要はある。
高千穂鉄道の概要・歴史
概要
路線距離(営業キロ):50.0km
駅数 19駅(起終点駅含む)
平成17年9月6日の台風14号による記録的な集中豪雨により橋梁、線路が流失する等、全線にわたって甚大な被害を受け、被害の軽かった延岡曽木間も含めて全線にわたって運行を休止した。
県や沿線自治体が復旧費用を負担しないため、高千穂鉄道は再開を断念し、全線廃止とすることが決定された。 ただし、民間で復旧・運行再開をする企業・団体が現れれば譲渡を検討することになっていた。紆余曲折があったが現在では「高千穂あまてらす鉄道」が運行再開を目指している。
歴史
日之影線開業〔昭和10年】川水流まで。 昭和12年槙峰まで。 昭和14年 日之影まで。
高千穂線開業【昭和47年】高千穂まで。
開業時は「ばんざい、ばんざい」で迎えたのだが。