突破力~完全復活までの記録~

この局面をどう乗り切るか
さあ、復活はすでに始まっている

◆彼はまた、自分の足で力強く歩いて手術室の中に入った。後ろ姿が目に焼きついた。

2012-08-03 23:32:18 | 願い

7月26日の診断で手術が決まった。

その後は順調に回復し、歩くことに不自由さは感じられないように見えた。私は、「ひょっとしら、手術の必要なんてなかったんじゃないか?」と自問自答した。もちろん口には出さなかった。

7月31日10時。入院。
麻酔医からの説明。
入院のガイダンス・麻酔医からの説明はともに「前と同じです。」その言葉が、更に悲しみを深くする。

8月1日午後、手術直前。
父親である私と母親は彼の右ヒザを丁寧に撫でた。今から傷つくであろうヒザを何度も撫でた。

8月1日午後3時15分。
彼はまた、自分の足で力強く歩いて手術室の中に入った。手術室のドアが閉まっていく。その後ろ姿が目に焼きついた。

午後4時45分。ストレッチャーに乗せられたコウスケが病室へ帰ってきた。
経過時間約1時間30分。微妙な時間だ。



主治医の先生が今回の手術の説明に来られた。先ず、我々両親に今回の手術内容と結果を説明された。
結果は、思っていたより軽傷だった。ヒザ内部の、ある部分の亀裂が7mm。前回縫合した半月板は傷んでおらず。暫く固定していれば良いとのことだった。我々両親は主治医の先生の言葉に、胸を撫で下ろした。
その後、麻酔から目覚めた(前回の手術の時よりも、麻酔から覚めるのが早く、暫くすると、のどが渇いた、腹がへったの連発だった)コウスケに先生は優しく、手術と今度のことを丁寧に話して下さった。


安心するための手術は無事終了した。
さあ、もう一度、今度は更にゆっくり立ち上がろう。ゆっくり歩きだそう。そして、ゆっくり走りだそう。

 

 


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