突破力~完全復活までの記録~

この局面をどう乗り切るか
さあ、復活はすでに始まっている

◆最後の診察。1年8ヶ月は長かったか?短かったか?

2013-12-02 23:22:24 | 経過

11/28(木)右膝前十字靭帯再建手術から丸1年、主治医の先生の受診の日である。

受付を済ませて整形外科へ。まずMRIの撮影。大きな機械の中で、何回目のMRIだろうか?
待合スペースで待っていると、ほどなく名前を呼ばれた。診察室へ。

主治医の先生は、出来立ての画像を見ながら、我々両親にも丁寧に”画像の見方”を説明された。
「ここが前十字靭帯で、ここが後十字靭帯。画像で見る限り、前十字靭帯もはっきり黒く写っています。しっかり再建されているようです。」
我々両親も当然だが、息子本人も安堵したようだ。そして触診へ。膝を色々な角度から触診。
「うん、ヒザがしっかりしている。」

「経過は良好です。手術後1年経ちますし、MRIの画像、触診両方で確認しました。これで今回のケガの通院は終わりにしましょう。卒業。」
主治医の先生が優しく話された。


「でも、いいか。次はないぞ!もうケガすんなよ反対のヒザも気をつけるんぞ。もうここへ帰ってくるなよ。国体選考で逢おう。」

 
       

 

整形外科からリハビリセンターへ移動。
リハビリ療法士(専属トレーナー?)の先生を尋ねた。
しばらくするとO先生が息子に合いにきて下さった。
「調子はどう?進学先、決まった?どうやら今度は敵のようだね。塩を贈らないと。」
でも、リハビリ療法士の先生の目は、笑っていた。
「ボクが拘わった一番長い患者さんだった。頑張れ。今度は国体の練習で逢おう。」
そう言って下さった。

ケガをして1年8ヶ月。最終の靭帯再建手術から1年。最後の診察が終わった。
今から考えると、長かったような、短かったような、何とも複雑な心境だった。
コウスケ、よく頑張ったぞ!母さんも、本当にご苦労さま。

絶望の淵から生還し、明るい希望へ。
この病院で、いろんなものを授かった。

ありがとうございました。ひたすら、感謝。