6月18日。
3月18日に息子が右ヒザに大ケガをして、今日で丸3カ月が経過した。
3月18日に苦痛で顔を歪めた息子は、その後、3カ月、いろいろなものを失くし、それと引き換えにいろいろなものを得、そしていろいろなものに気付くことになった。
失くしたものははっきりしているし、息子にとってはとても辛いものだった。フィールドでの躍動。仲間との歓喜。リハビリに費やした(費やしている)時間。
3カ月、まったくボールを蹴れないことに起因する技術の停滞。目の前のモチベーション。
得たものも少なくない。いろいろな方からの心遣いや励まし。ケガをしたことで出会えたお医者さんやリハビリ療法士の先生たち。入院中で知り合った中国リーグのサッカー選手。
ありえない色紙。リハビリで習得した身体強化や体幹。監督の涙や復帰への期待。家族との絆強化。サッカー観の変化。そして、なにより、サッカーが出来ることのありがたさ。
巡り巡って息子の手元に届いた、サッカースパイク。(この件は、まだ未公開)
ケガをしたことで気付いたもの。いろいろな形でボクをサポートしてくれる人々の有難さ。健康の大切さ。普通にサッカーができることが、いかに素晴らしいか?
3カ月という期間。本当にいろいろあった。涙がたくさん流れた。励ましやサポート。復帰への期待感。一瞬の絶望感。支えてくださる人々。
見えないものが見えた3カ月。人生の中で一番辛かった3カ月。たったの3カ月。
明日から、4ヶ月目が始まる。
今からさらに失うもの。今からさらに得るもの。そして、今からさらに気付くもの。
苦悩は続くが、出口も必ず見つかる。