昨日(6月6日)病院へリハビリトレーニングへ行った。リハビリ療法士の先生は、息子に”走ること”の許可を与えた。
もちろん、ゆっくりと、ウォーキングの延長くらいの、ごくごく軽微な走りだ。
息子は、ホームグランドの人工芝のコートの周りを、歩みから走りにチェンジした。ゆっくりと、真っ直ぐに走り、ある地点でサイド・ステップに切り替え、次の地点で、後ろ走りをする。
急ぎすぎないように、ブレーキをかけなければならないと思えるほどの意気込みだ。
走ることの許可が出た後の、最初の練習日。
彼は”あること”を決め、今日をスタートラインにしたかったようだ。
その”あること”はこんな事だ。
「オレ、この頃、暑くなったし、今日からゲームシャツとゲームパンツで練習する。」そう、言い出した。
彼は、サックスブルーのゼッケン47のゲームシャツを着て、練習に参加した。
練習の前に
『リハビリの先生の許可が出たので、今日からランニングを始めます』
と監督に報告すると、監督は何か言いたそうにしながら、ニヤッと笑いを押し殺すような表情を見せたようだ。
コウスケよ。
本当に、焦らず、謙虚に、少しずつ、急ぐことなく。
どうやら、ブレーキをかけることが、私の重要なミッションなりそうだ。
ゼッケン47を背負ったコウスケが走りだした。