Life with Leica

ライカ片手に写真散歩

ロバ車

2008年11月01日 | 中国

Nikon F100

オアシスが近くなると穀物などを積んで行き交うロバ車の農民と出会うようになる。
このあたりにはむかしからラクダはおらず、乾燥しつくした砂礫の荒れ地に、忍耐強いロバがいちばん適応したようだ。
(アサヒカメラ11月号 椎名誠著 「シーナの写真日記」より)

タクラマカン砂漠近郊での話である。写真のロバ車は農民ではなく観光客が乗っている。自分もロバ車に揺られつつ撮ったのだ。
ロバはどういうわけかあまり賢いイメージを持たれておらず、ヨーロッパではよく「愚か者」の例えに使われる。こんなに頑張っているのにかわいそうな話である。

ところで。
先日、ふと気が向いて雑誌アサヒカメラを買ったわけですが、記事は相変わらずあまり面白くありません。が、口絵の、天皇陵を撮った写真に惹かれました。雑誌には数枚しか載っていませんが、神武から昭和まですべて撮られているそうで、この写真家は貴重な仕事をされているのではなかろうか、と思いました。
ちなみに、天皇陵などの古墳はできたときから今のように樹木が生い茂っていたわけではありません。神戸の舞子に五色塚古墳というのがあるのですが、それがどうやら完成当時のイメージに近いようです。自分も、できたばかりの陵墓(今でいう「古墳」)を実際に見たことはありませんが。



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