日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

就労支援 社会福祉法人シンフォニー

2012年05月02日 18時14分38秒 | 日記
龍馬プロジェクト総会に参加したおかげで成長するキッカケを見つける事ができました、いかわたいきです。

4月26日に大分市にある『社会福祉法人シンフォニー』を訪問させて頂きました。

こちらは一言で言うと障がい者に対する就労に特化している施設です。あいにく施設外観の写真を撮り忘れましたが、施設内にグループホーム、障がい児を対象とした児童デイサービス、就労支援B型施設も併設されています。とにかくかなり大きい施設でした。




こちらは作業所風景。香典返しに使われるお茶等の袋詰めを行っています。







上の2つが就労支援B型の核となる、この施設が展開している飲食店ネバーランドへの就労を目指した模擬接客訓練です。もちろん本当のお金を使いますし、テーブル、椅子の設置、受付、配膳、接客、支払い等を利用者をお客様と見立てて訓練していき慣れていけばA型の各飲食店へ配属されます。ここでの接客が店舗での接客に誤差がでない様に店舗と同じ作りの食器やレジやメニューとなっています。





ネバーランドコンパルホール店。





ネバーランド県庁店。





ネバーランドわさだ支所店。





ネバーランド県立看護科学大学店(ほぼ学食)


4店舗ほど見学させて頂きました。ちなみに県立看護科学大学店は13時を過ぎていたので嵐が去った静けさで、職員も落ち着いて片付けをしていました。





僕も久々の学食で食事を。ちなみにこの日はカツカレー、コーヒー付きで550円です、安っ!

ちょっと専門的になりますが、就労継続支援B型の昼食喫茶から就労継続支援A型の「ネバーランド」を経て、レストランなどでトライアル雇用される、という一般就労までのシンプルでわかりやすいステップアップの道筋が用意されています。
利用者にとってみれば、目標が明確になり、就労意欲の向上につながっているようです。ここの就労については段階的にB型→A型→トライアル雇用(一般就労)という形です。

4店舗見てて思ったのが働く利用者(障がい者)がとても無邪気なんですね。
僕達が働く時は心のどこかに「したくない」とか「疲れた」「キツイ」等の負の感情が入る時もあります、そんな時は態度や見た目に出たりもするかもしれません。

ここで働いている利用者には僕が見た限り、そんな負の感情が見られなかった、働く事が生きがい、働く事が幸せ、働く事が自分がここで生きているんだ。と表現しているように僕は見えました。

何故なら彼等に自分を表現する場というのはあるのでしょうか?福祉施設内ではあるかもしれません、しかし社会(地域も含め)には中々ないです。

施設内だけでなく自分を社会に表現する場、地域との接点がある場として、この不特定多数が集まる喫茶店が担っていると言えます。

仕事を通じて家族や職員とは違う地域の人との触れ合いや接客を通じての他人との会話等、彼等が欲している事です。普通の光景、普通の出来事、しかしそれが幸せだと僕は感じています。

語弊があるかもしれませんが、普通が幸せなんです。

利用者側も触れ合う機会がないため生じる誤解やお互いの壁等もあります、そのためには痛みを伴う事もあるかもしれませんが、施設内の安心に留まらず一歩踏み出す事も必要かと思います。
僕達が思っている以上に彼等の生きる力ってマジで凄いですよ、実際見たら本気でそう感じれる。意見があると思いますが、まず彼等をちゃんと見てから言ってほしい。

このブログで言っただけで変わるとは思っていません、だけど誰かが言わなければ彼等の現状とかわからないままです、そして誰かを待っていたって現れません、だったら僕が言うしかない。
変な使命感を持っている訳ではなく、以前の自分が待っている立場で代弁者が現れない事を身に染みて知っているから発信しています。





村上施設長、長時間のお付き合いとお話しをありがとうございます。


では、また。
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