日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

日田市医師会との懇談会。

2019年10月11日 20時33分58秒 | 日記
最近、寒暖差が激しくて半袖か長袖か常に迷いますね、いかわたいきです。
10月8日、日田市議会と日田市医師会との意見交換会が行われました。人生会議の詳細は厚労省HPから。











議題は「人生会議」ですが
厚労省のHPより抜粋です。
個人的感想ですが…、要約すると言葉は変わっても生前整理や終活といった分野と思います。そこに厚労省が前向きな言葉に変えつつも直面する市民に周知が至っていないと率直に感じました。

我々議会としては医療や福祉の基盤整備を行わねばなりませんが、医師という立場として医療の充実・発展に寄与せねばなりません。では、市民としてどう努めるのか?は、命の危険が迫った状態だと約70%の方が医療やケアを自分で決めたり望みを人に伝えることが出来なくなるとのデータもあります、そのため、家族間で「死」や「終末医療」について話し合う事が求められます。倫理観として「本人の意思」か「家族の意思」かを判断するのは永遠の課題です。
その後、意見交換会で医師から頂いた意見としては「家族として心の準備が出来ていないから延命を望む場面もある。しかし、何が延命に当たるかはケースバイケースで違うのでそこをしっかり家族で話し合う事が必要だ。」、「普段から自分の命と自分の尊厳が守られて亡くなる事」も仰っていました。

この話を聞きながら以前、NHKで放映されたALSと診断されたお母さんが「人間としての尊厳を保ったまま亡くなりたい」との思いで家族と何度も話し合ってスイスまで行き、ほう助機関で自死を選んだドキュメント番組を思い出しました。家族には複数の娘も居た為、それぞれの意見を持っており最終的には「本人の意思」を尊重しましたが…最後まで反対していた子女は放送にも映ってなかったと推察します。
やはり身近にある死を考える事、そして私が学ぶ林英臣政経塾では死生観を養う事=どう生きるかはどう死ぬかに他ならない。と先生の講義の意味や今日の講演を受けて様々な事象が1つに結びつく体験をしました。
常に学ぶ事、常に思慮する事の大切さを痛感します。



では、また。