日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

情緒障がい児短期治療施設 筑後いずみ学園

2012年05月24日 21時42分42秒 | 日記
ちょっと真面目に書きます。

5月21日に表題にあるように筑後市の筑後いずみ学園に訪問させて頂きました。

ここは情緒障がい児短期治療施設と言われています。

情緒障がい児短期治療施設とはコチラに





説明が凄く難しいのですが…。心に傷を負った児童達が住む場所と言った所でしょうか。18歳未満の男女を対象に22名が利用しており、この内の7割が虐待によりこの施設を利用しており、全体の8割が健常者です。ちなみに虐待には5種類あり身体的虐待、心理的虐待、性的虐待、ネグレクト(養育放棄・無視)、金銭的虐待があります。
ちなみに職員は県職員、心理セラピスト、保育士で職員は5割、心理セラピスト1割、保育士4割で形成されています。
この施設は水田小学校の分校も設置されているためいずみ学園で生活し、併設されている水田小学校に日中は通う形になります。中学生は近くの中学校に通っています。









上の2つの部屋はプレイルームだったかな?落ち着かなくなった子供と一緒に過ごす部屋であり、四角い中には砂があり、周りの玩具で遊ぶ事やどれを選択し、並べるかでその子の今の心理状態を図る効果もあると説明してくれました。









分校なので運動場や体育館も少し小さいですが設置されています。





複式学級なので1~3年生はこの日庭でかぼちゃ作りのため種まきと水やり。





4~6年生の授業を除く僕と生徒(笑)


生徒達と少しの間だけ一緒に過ごしていたのですが本当に普通の子と変わらなかったです。
この施設や状況は僕も色々な所を見させて頂いたのですが、今までのどの施設にも当てはまらない施設であり、自分の中でも答えや意見がでていないのが現状です。

障がいは個性として理解も納得もできます、でも彼等は本来負うべきではない虐待という傷を抱えてこの場所に来ています。
健常者として普通に過ごせるのに…そんな傷を個性として理解や納得を僕はできません。大人達(親も含め)に振り回されている子供に掛ける言葉も出ません。

僕の中に大きな課題というか現状を投げかけられた施設訪問でした。




最後に申しあげておきたいのが、僕も色々な所に訪問・勉強させて頂いていますが公費や政務調査費はまったく使っておらず、食事・宿泊含め全部自費で賄っています。
僕の活動を見ている方に「全部公費でしょ?」と誤解を招いていたので少しだけご説明させて頂きました、関係ない話で申し訳ございません。


では、また。