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甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

平北パワーズとの新たな出逢い

2012-10-15 | がんばれ!球児くん




昨日、ずっと前から一度見たかったソフトボールチーム、平北パワーズへ練習見学に行ってきました。

平北パワーズの中島監督さんとは、監督さんの息子さんと、野球の息子satoshiが同じ硬式野球チームの先輩後輩で、

そのご縁で三年前にお知り合いになり、それから色々お世話になっています。


以前から一度見学の行きたいと思いつつ、なかなか実現しなかったのですが昨日ようやく実現し、

新たなソフトボールというスポーツと、小さながんばる選手たちと新たな出逢いをしました。


平北パワーズの選手たちは、現在2年生から6年生まで23名、加古川にある平岡北小学校に通う子供たちで構成されているチームです。

聞くところによると、加古川は少年野球チームがなく、ソフトボールチームが締める地域だそうで、

軟式野球を選択するならば、お隣の高砂市までいかなければいけないとのこと・・・。

そして今やサッカーブームは絶大で、子供たちは野球よりサッカー人口の方が多いのが現状のようです。


平北パワーズは平岡北小学校の生徒だけのチームですが、同じグラウンドで練習をしていた加古川イーストは、

その地域をまたがって色々な所から選手が集まるチームだそうで、今のチームの中心は平岡北小学校の選手で構成されていて、

同じ小学校でも2つのチームに分かれて選手たちはソフトボールを学んでいるということだそうです。


6年生になると両チームの6年生が合体し、キングスというチームで年に一度の教育長旗に挑むそうで、

今週末の準決勝、決勝に向けて、昨日はキングス6年生チームの練習も見学することができました。


ソフトボールを観るのは、息子が小学校の時の球技大会で一度だけ、、練習風景を見学するのは昨日が初めてでした。

昨日は道具の準備から、練習後の片付けまで、約四時間練習を見学させて戴きました。





パワーズでは、道具の準備は子供たちが全てやり、大人は手を貸さない、

下の学年の選手と、上の学年に選手が協力し合ってネット張りも自分たちで行います。

小さな選手が重たい道具などを運ぶ際、大きな選手たちが考えて重たい道具は大きな選手が助ける・・・

そういう下の子たちへの気配り目配りができ、強力し合えることはとても良いことだと思います。

つい大人が何でも手を出してしまいがちですが、子供たちの自主性、思いやりの心を育てようと、

道具の準備から指導者の方々の指導の仕方、身守り方に感銘を受けました。


いよいよ練習の時。

まずはランニングから・・・準備運動。

そしてキャッチボールが始まり、その時点で見たことのない選手の動きに思わず質問。



全員が膝を着いて座ってキャッチボールを始めたのです。

聞くと、手首の柔軟性を高める、下半身の強化とバランスを整える、立ってのキャッチボールでは

身体の横から投げる選手も少なくないそうで、上から投げることを意識させる。

ただ膝をついてするキャッチボールにも色々な意味があり、練習に工夫を感じました。


このひとつをとっても、練習を見終えると、なるほどなぁ~と納得できたキャッチボールで、

見進めるうちに私の疑問質問がいっぱいで、監督さんを質問攻めにしてしまいました^^;スミマセン。


ルールは野球のルールと同じだということですが、明らかに軟式野球と違うのはボールですよね。

ちょうどパワーズOBの高山くんっていう中学で軟式をしている選手が練習応援に来ていて、

軟式ボールを持っていたので借りて比べてみました。



意外に思っていたのとは違い、大きさではもちろんソフトボールの方が大きいのは私も知っていることでしたが、

重さで言うと、実際持つと軟式の方が大きさは断然小さいですが、重さは軟式ボールの方が重たいのですよね。

これにはちょっと驚きでした。


そして、高山くんは中学でもピッチャーをしているそうなんですが、小さな頃からソフトボールをしていて軟式に転向したとき

投げ方など違和感はなかったのかな?すぐに上投げに慣れたのかな~???と、一つひとつが疑問の山で高山くんにも質問したり、

初めて出逢ったソフトボールは色々な意味で新鮮であり勉強になりました。


また、ソフトボールは私が持っても手を大きく広げて握るのにも結構力が必要で、

その大きなボールを投げるには手先の力もいるだろうし、腕の力がいるんだろうな・・・

まして低学年の小さな手で、あの大きなボールを投げるには、腕や肩にも相当な負荷が掛るのだろうな・・・と思いました。



ボールを握る選手は高山くんの弟くん2年生なのですが、小さな手でこのボールを投げるには指、腕、肩の力がかなりいると思います。

そして下半身の力、身体のバランスも大事で、あのキャッチボールがそれを育てている大事なキャッチボールだということがよく分かりました。




それからもうひとつ道具で明らかに違うのは一塁ベース。

軟式では絶対見ない紅白の不思議なベースに目が止まりました。

大きさで言えば軟式ベース二つ分がラインを挟んで置かれています。


またまた不思議で聞いてみると、ソフトボールのベース間は軟式に比べて狭いので、送球の到達時間も短く、

打者走者と一塁手が交錯することも多いそうで、打者走者は一塁ベースを駆け抜けるときはこの紅白どちらを踏んでも良い、

ただし、一塁走者となれば帰塁には白ベースのみが有効、赤を踏むとアウトとなるそうです。

塁間の短いソフトボールならではのルールでよく考えられているんだなぁ~と、もう私には、へぇ~って感じでした。


途中から6年生合同チームキングスの選手たちと、パワーズ、イーストの5年生以下の選手たちに分かれての試合形式の練習を見学しました。

ここでも目から鱗・・・

とにかくスピードがすごい。

マウンドと本塁ベースの距離も近いのもありますが、ピッチャーが投げる球の速いこと・・・。

身体いっぱいに投げ込む球は低学年でもかなりのスピードです。


それに塁間の短さもありますが、塁に出た走者が次の塁を狙う走塁のすさまじさと、

その分、牽制の数も多くなり、落ち着く間もなくボールが飛び交っていました。

走る走者へ向かうボールが多い分、慌ただしくボールが行き交うわけで、守備に着く選手は常にアンテナを張っていなといけない、

そして、ソフトボールでは走者のリードが認められないので、ピッチャーの手からボールが離れた以降の走塁となり、

走者もピッチャーの動きに集中していないと走れないので、みんなの集中力はすごいです。


リードについて、普段ソフトボールではリードという行動がないので、

軟・硬式野球に転向したとき、最初はリードの仕方が難しいとのことでした。


また、走者が目まぐるしく走るので送球にも慌ててしまうのでしょうね。

送球が反れることも多く、やはり守備練習は大事ですと監督さんがおっしゃっておられました。

投げた相手が取りやすく、正確な送球をするにはやはり練習と、

普段から相手の気持ちになる、お互いを思いやる気持ちがプレーに繋がる大事なことなんだなぁと感じました。


ソフトボールは大変興味深いスポーツで、野球とはまた違うおもしろさを感じました。

新たなスポーツとの出逢い、色々発見もあり、また次回は試合が見学できればと思います。


最後に、突然の見学者に選手たちは誰?誰?だったと思いますが、練習後みんなが整列し

「半日ありがとうございました」と挨拶をしてくれました。

こちらこそありがとう^^。

パワーズの名の如き、パワーいっぱいな元気にがんばる選手たちでした。

平北パワーズの選手のみんなとの出逢いに感謝です。


中島監督さん、コーチのみなさん、昨日は大変お世話になりありがとうございました


それぞれの30年を超えて ~再会~

2012-10-15 | 春夏秋冬 こつ こつ と...日記



先週末、中学校の恩師 上田正司先生の来春のご勇退を前に、同窓会が行われ30年振りの再会をしました。

上田先生は現在、神戸市の中学校で校長先生をされておられ、来春ご勇退されます。

当時は体育の先生で、野球部の顧問、私の1年生の時の担任の先生です。

今回、野球部のみんなが中心となって、総勢38名の仲間がそれぞれの30年を超えて恩師との再会を果たすことができました。




中学を卒業してから初めてお会いする先生は60歳(まだ59歳だったかな^^;)になられていて、

私にはあの時の先生しか思い浮かばないわけで、どんな風になられているんだろ~と、楽しみ半分、怖々半分でしたが、

先生、全然変わられてなくてそのまんま^^。


友達との30年振りの再会も、顔を一瞬見て、「そのまんまやん~」って子が居たり、「誰ぇ~@@?」って子が居たり、

容姿は変わり30年という長い時間を感じましたが、そのまんま^^。

懐かしい面々と先生を囲み、あの時に戻り楽しい時間を過ごすことができました。

それぞれ、仕事に子育てにみんな頑張っていて、先生は「下を向いて生きている子が居ないことが嬉しい」とおっしゃられていました。


私たちの代は、とにかくヤンチャな子が多かったので、随分先生にはご迷惑ご心配をお掛けした子供たちだったと思います^^;

先生は当時まだ28歳とお若く、今では考えられない熱血先生で、みんないつも怒られドツかれ追いかけ回されていて、

子供だった私たちは先生が怖くてうっとおしい存在、いつも逃げ回っていましたね^^;

ホント怖い先生でしたが、でもとにかくトコトン追い掛けてきて、どんなヤンチャをしても見離すことはしなかった先生でした。

今思うと、あんなに私たちに必死に体当たりしてくれた先生いなかったなぁ~と思いますね。


先生が先生になられて38年。

その38年の中で沢山の生徒と接して来られ、私たちはその一部、集まる前に「先生絶対覚えてないよなぁ~」って話したのですが、

先生のお話しを聞くと、私たちのことを鮮明に覚えて下さっていて、それがとても嬉しかったですね。



あの時は反発ばっかりして、先生の話しなんかろくに聞いてなかったですが、

会では、みんな先生の話しを静かに真剣に聞いて・・・

私たち成長したやん~なんて、ちょっとおかしかったです^^;


先生が居たからみんなこうして集まれたわけですが、先生はというと・・・

手も足もよく出る先生だったので^^: 「みんな自分のこと今でも嫌ってるんじゃないかと思っていた」そう言われるんですよね。

嫌ってるどころか、みんな先生に会いたかったのにね・・・。

それを聞いてちょっと切ない気持ちにもなりましたが、今だから理解できるあの時を、

また懐かしく思い出話しに花が咲き、本当に楽しい時間を過ごすことができました。


その後、一人の野球部の子と、お礼方々メールでやり取りした中で、

「僕は、大袈裟かもしれへんけど、30年間の積年の思いが晴れたようで、めっちゃホッとしています」という言葉をもらいました。

30年間の積年・・・

重き言葉だなぁと思います。

それぞれ色々な場所で色々な人との出逢いがあり今があるのですが、その時や友達に、そして先生にと

昔は昔、終わったこと・・・じゃなく、それぞれに想いがあることを知り、それがまた嬉しくもありました。

今回は先生がみんなをまた引き寄せて下さって再会できたことは、

みんなにとってまた一つ人生の中の良い思い出となり先生に感謝しかないですね。


1年生の時、上田先生に教えられた言葉があるんです。

『 忍耐 × 努力 = 成功 』


先生に教えられたこの言葉は私には忘れられない言葉で、ノートに書かされた記憶があります。

「先生覚えてる?」 「忍耐かける・・・」と先生と話していると、横に居た子も『忍耐かける…』と覚えているんですよね。

この短い言葉、忘れていてもおかしくない長い時間が流れたのですが、みんなの心に止っているということは、

それだけ先生は私たちにとって影響力のあった先生だったんだなぁと改めて思いました。

先生が私たちに、そうして生きるんやでと贈って下さった言葉だったんだろうなと今なら理解できますね。

まだまだですが、この言葉に恥じないように生きないといけないなと改めて思いました。


30年間にあったそれぞれの色々を語り合うには短い時間でしたが、

この再会を大事にまたみんなで集まることができたら嬉しいなぁと思います。

来春、先生がその時を迎えられた際には、今回出席出来なかった子も一緒に大勢で先生のお祝いができればいいなぁと思います。


みんないい友達です^^。