「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

日本人のいじめに”Change”はない

2010-01-02 | 政治の空気
政権交代から数ヶ月が経ち、それまで比較的上手く隠れていた小沢一郎が、
色々顔を出して横暴なことをし始めました。
マスコミもおだてているのか皮肉っているのか、
「増す小沢の存在感」と連日報道していました。

小沢が行った行為の問題は様々な場所で言い尽くされていると思いますので
ここでは詳しくは述べませんが、感じることをいくつか。

1.民主党の大勝は小沢の手柄だという風潮があるが、
本当は長年の自民党政権への国民の嫌悪によるものではないか?
(後半に述べることと少し関係あります)

2.小沢の狙いが正しいとすると、アメリカより中国に媚びているということは、
「中国に媚びた方が権力を握れる」ということ。左翼の主張
(中国を弱者として保護しようとする考え)の間違いが証明された。

そして私が小沢一郎について一番問題だと思うのは、

3.一番矢面に立って責任を取れない人間が権力を握ろうとしている点

です。
(これはマスコミにも共通する問題点ですが)

現在であれば、辞任を要求されやすい総理大臣である鳩山が権力を握るのであれば、
政策は良くなくても、システム的には理解できるのですが、
内閣に入っていない、閣僚ではない小沢がそれをやってはいけません。

こういう権力の二重構造は、先進国とは呼べない国の政治体制だと思います。
イスラム圏の多くでは、選挙で選ばれる大統領がいても、
その上に選挙とは関係ない「宗教指導者」がいたりしますし、
ロシアでも最近、プーチンが首相に降りて院政を敷いています。
こうした権力の二重構造は、一番権力を握っている者が仮に失政をしても
責任を取らないで済む、という汚い政治体制な訳です。

どちらかと言うと左寄りの論客である立花隆も小沢について、
「小沢は国家主席になろうとしている」と批判していました。
紛れもなく中共の政治体制に例えて言っているもので、
政府よりも党の方がはるかに力を持っている二重構造のことです。
確かに現在の民主党政権は、中共の政治体制に似ているかも知れません。


さて、このように問題が表面化してきた民主党政権。
さすがに民主党びいきの国民の支持率も下がってきています。
しかし、それでも政権が打倒される心配は全くないように見えます。
その理由は民主党にあるのではなく、対抗馬である自民党にあります。

国民はいまだに「自民党いじめ」に関して、気が済んでいないのです。
もっともっといじめたい。いじめ足りないのです。

とあるバラエティー番組で、お笑いの有吉弘行が言っていたことを思い出しました。

私は全く興味がないのですが、藤原紀香と離婚したお笑いの陣内智則は、
女性からの好感度が急降下したそうですが、
その陣内の好感度を再上昇させるためにはどうすればいいか、
という戦略について有吉がアドバイスする企画で、有吉は陣内について
こんな感じのことを言っていました。

そうやって笑っているうちはダメだ。
また自分のお笑いとしての実力を誇示してもダメ。
もっと落ち込んで悲しみ、懺悔しろ。
視聴者は陣内がもっともっと苦しむ姿を見たいんだ。

有吉という芸人は、しばらく全く売れない時期があり、
その間に一般人の目線や空気をよく読めるようになったのだと思います。
一般人がいかにテレビの世界で、一度いじめると決めた者に対し、
残虐なまでの制裁ショーを続けたがるのか、という空気を。

私はこの話を聞いて、それは陣内についてというよりも、
現在の自民党を巡る状況に一番合致していると思いました。
国民はまだ、自民党に対する残虐な制裁が物足りないと感じている。

もっともっと奴等を泣かして、土下座させ、地べたに顔をこすりつけ、
足で踏みつけ、砂をかけ、物をぶつけ、・・・
気が済むまでやりたい。

それまでは、民主党政権の交代劇は、まだ訪れないのではないかと思います。

小沢の数々の暴挙も、そうした国民の熱中の陰に隠れて行われています。
マスコミは常に数手先を読みたがりますが、
国民はマスコミに比べ、動きがだいぶ遅いのが普通です。
ですから、マスコミが自民いじめに飽きてきた頃にも、
国民の方がまだいじめ続けたがる可能性は十分にある訳です。

そうした国民による自民党いじめが続く限り、
民主党政権の失政と小沢の横暴は、今後も許され続けることになると思われます。

「政権交代」が怪しげな「流行語大賞」に選ばれ、
何かと「変化」が強調される時代ですが、
日本人のいじめには依然「変化」はないように見えますね。

33 コメント

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明けましておめでとうございます… (かず)
2010-01-03 23:26:19
少々遅くなりましたが…、明けましておめでとうございます。
タイトルに「…」を付けたのは、どうも今年、というか少なくとも今後数年間、もしかすると一生、いや最悪の場合、民主主義や政治というものを理解していないにしろ、日本人、大和民族自身が長きに亘って舵取りし、連綿と続いてきた現在の日本国が近い将来潰えるまで、全くめでたくない事態が、おめでたい人達によって引き起こされるのではないかという、暗澹たる気持ちから来ています。
まあ、年が越せただけでも有難く、おめでたいことではありますが…。

>有吉という芸人は、しばらく全く売れない時期があり、その間に一般人の目線や空気をよく読めるようになったのだと思います。

有吉氏は品川庄司の品川氏同様、空気を読む、物事の流れを読むことに非常に長けた人物だと、僕も思います。
僕の場合、報道番組は全く視聴せず、(マスコミを批判しているくせに…)主にバラエティ番組やドラマを視聴していますが、報道番組を見なくとも、バラエティやドラマから、日本人の特性・傾向、マスコミが作り出したい世論・世の中の情勢等々を読み解くことが可能です。
(細かいですが…、出演者の人選、出演者の言動、テーマ、VTRの内容、編集手法からでも読み解けると思います)

>怪しげな「流行語大賞」に選ばれ、何かと「変化」が強調される時代

この新語・流行語大賞を実施している「現代用語の基礎知識」という本自体、森永卓郎氏や金子勝氏等、左翼的な言論人が多数、執筆・編集に参加している様です。
(因みに、この本を出版している自由国民社に、かつて文革を礼賛し、文革批判を行った人物を激しく非難した花田清輝という人物http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E7%94%B0%E6%B8%85%E8%BC%9Dが在籍していたそうです。この件を以て、この出版社どうのこうのとは言えませんが…、左翼言論人と繋がりが深い出版社ではありそうです)
また、新語・流行語大賞を共催しているユーキャンも、自称・保守派で戦前、戦中の日本を非難する半藤一利氏が監修する「太平洋戦争」というDVD全集を販売しています。
2007年あたりから毎年8月になると、民放で盛んにこのコマーシャルが放送されていますが。

まあそんなことより、そもそも出版業界、マスコミ業界のほぼ全体が、ある一定の方向を向き、固定化されていますから、出版業界、マスコミ業界が盛んに取り上げたり、推進するものは、それなりに裏があると見て間違いないでしょう。
少なくとも、日本を良くしようという気概や、「日本にはこういう良いところもあるよ」という問いかけと言いますか、視点が無く、自分の業界、というか自分らの既得権や利権を守る為に、それに見合った企画を行い、それを同業者が取り上げ、世の中に浸透させようとする。
上手く表現出来ませんが…、よく言えば刹那的、悪く言えばその場凌ぎ、日本という観点から見れば、毀損する方向に向いていて、「楽しければなんでも」「自分さえ良ければ」という感じで、その場その場で盛り上がりたい人や、自分の考え余りを持っておらず、他人に流され易い人以外には、害毒以外の何ものでもないと思います。
(自分で書いていても、何を言いたいのかよく分からなくなっていますが…)

因みに…、以前に記したかと思いますが、僕は占い(あるいはオカルト)の類が好きなので、ちょこちょこそういうサイトを覗いているのですが、「どうもなぁ」というサイトを幾つか見つけました。

「日本は、自民党から民主党に政権を交代し、まさに ”改革” をしたのが去年。だからこの卦は直接当たっていると言える。」
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/sojun/E32.htm

自民から民主になったら何故改革になるのかよく理解出来ませんが…、少なくとも進んで民主党に投票した人にとっては「改革」だったんでしょうね。
多くの人が、マスコミが流す情報=全て正確、マスコミが流す情報=自分の考え とならず、様々な角度からモノを見て、検討するだけの能力を持てれば、真の「改革」が実現出来るとは思いますが、マスコミ(他にも外国勢力や反日勢力、既得権者等もあるでしょうが…)主導で行われた政権交代が、真の改革な訳がないと思います。
寧ろ、皇室を道具としか考えていないことを公言し(日本のマスコミは核心に触れようとせず)、日本を馬鹿にするだけ馬鹿にして、特定アジア従属主義を貫き、国を売るだけ売る、小沢という壊し屋・政治業者を独裁者としてのさばらせ、挙句の果てに、技術立国であるにも関わらず製造業を滅ぼす様な政策を行い、地震大国であるにも関わらず小中学校の耐震化を見送って、子供達の命を危険にさらす代わりに、(反日教育を行う)朝鮮学校へ数千億円もの援助を決める等、独裁国家への道、いや、日本崩壊への扉を全開にしたくらいです。
そもそも、皇室に関する壊し屋・小沢大統領の言動や、朝鮮学校(学校とは呼べないと思うのですが…)という外国の団体に国民の税金を投入すること自体、憲法違反として論議されなければおかしいし、このことを徹底的に取り上げるマスコミや学者が出てこないこと自体、狂ってます。(国民も声を上げないどころか、関心すら抱かず、スルーしているのでしょうか)
やっぱり、あれだけ憲法を神棚に祀るが如く崇拝している人達は、所謂「天皇条項」を無いものの如く扱うんですね。
(話は上記の占いサイトから、だいぶと脱線してしまいましたが…)

あとこのサイト(http://www.layer.ne.jp/~ushio-ekidan/coverpage.html)の、「本年の運勢」というファイルも見ていただきたいのですが、この占い師の人、正直「ネット右翼か?」と思うほど、特定アジア批判を述べています。
政治家批判等も記されていますが、そういう人達を選んだ有権者に対する批判が記されていない等、若干傍観者的?な感じがして、僕は好きではありません。

で、好き嫌いの話や、占いを信じる信じないの話をしたい訳ではなく…、こういう占いのサイトに記されている予測というのは、報道番組を見ていれば、あるいは世の中の流れを把握していれば、誰もが分かるであろう予測で、何というか…、そういう事象に対する、根本的な対処法が記されていない気がします。(対処の仕方は、人それぞれ、その人次第ということかもしれませんが…)
また、これは占い師が提言すること、そもそも理解しておくことではないのかもしれませんが、日本の未来を予言する占い師であるならば、日本人の性質、性向くらい理解し、「これだけ問題が山積しているということは我々に問題があるのではないか。現代に生きる日本人はここを直す必要がある」くらいの提言を出来ないのかと思ってしまいます…。

他にも、2010年の社会情勢を占っているサイトがあるので、お時間があれば見てください。
2010年の運勢 無料占い
http://www.kooss.com/uranai/2010.html

新年から、やたら長ったらしく、何を言いたいのか分からない駄文を書いてしまいました…。
すみません。
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タミフル騒動を思い起こして… (かず)
2010-01-04 21:20:28
毎度お馴染みの、エントリーから逸脱したコメントです。
ふとしたことがきっかけとなり、過去のニュースや騒動、経験が蘇ってくる為、逸脱したコメントが多くなってしまいます…。

数年前、インフルエンザを発症してから48時間以内に投与すれば効果があるとされるタミフルという薬品について、騒動がありました。
タミフルを使用したインフルエンザ患者(特に子供だった様な…)が、自室から飛び降りて死亡したケースや、朦朧としながら1人で外に出て通りかかった車に轢かれて死亡したケース等、幾つかの異常行動例が発覚し、タミフルによる副作用が疑われた為です。
因みに、小沢信者と化している(笑)コラムニストの勝谷誠彦氏や、一部ネットユーザーが、タミフルを開発した会社に、ネオコンとして有名だった元・アメリカ国防長官のラムズフェルド氏が数年間、会長を務めていたことを元に、「日本政府のタミフル備蓄には、アメリカの力が働いている」「タミフル備蓄は、アメリカ追従の表れではないか」といった様な、アメリカ陰謀論も展開されました。
(wikipediaによるとタミフルは、ラムズフェルド氏が一時期会長を務めたギリアド・サイエンシズ社で開発し、スイスのロシュ社という製薬会社が許可を得て製造、販売している様です)
僕が思うに、現実的に見て、上記の陰謀論は外れている気がします。
きちんとした論拠に基づいて「こういう裏もあるんじゃない?」と主張するのは構いませんが、インフルエンザ(感染症)対策の1つであるタミフルの備蓄まで、「これは陰謀だ」として非難するのはどうなんでしょう…。

で、このタミフル騒動に気になったのは、マスコミの煽り具合と、大衆の反応です。
確かに、タミフルの副作用と思われるケースが報告されているのですから、タミフルの使用にあたって用心する、使用を控えるのは当然ではありますが、その度が過ぎているのではないかと。
データも無しに確率論の話をするのは問題があるでしょうが…、少なくとも、インフルエンザが重症化したり、インフルエンザにより死亡する確率より、タミフルを摂取して異常行動を起こす確率の方が低いのではないでしょうか。
そもそも僕が知る限り、現時点でタミフルと異常行動の関係性の証明には到っておらず、寧ろ、インフルエンザが引き起こす幻覚症状により、異常行動を起こす可能性が高いのではないでしょうか。
まあ、厚労省等の関係機関がタミフルの副作用について調査を進めるのは当然ですが…。

結論としてタミフルは、どんなインフルエンザにも対応し、副作用が全くない万能薬ではありません。
そもそも、作用するということは、それとは逆の副作用・反作用がある訳で、副作用の無い薬(漢方も含む)は存在しませんし、人それぞれ体質が違いますから、全ての人間に効く薬というのも存在しません。
だからこそ、タミフルバッシング?を行ったり、タミフルを一切使用しないというのはおかしい気がします。
また、逆にタミフルを「どんなインフルエンザ(感染症)にも効く万能薬だ」と過信し思考を停止させ、他の手立てを考えて講じ様と努力しないのも駄目ですが…。
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これが民主主義というもの? (かず)
2010-01-07 20:21:28
地上波の報道を見ていないので、現在は違った結論に達しているかも知れませんが…、こんなニュースもあった様で…。
鳩山内閣、議事録残さず 政治主導の検証困難
『鳩山内閣が政治主導の舞台としている閣議や閣僚懇談会、閣僚委員会、政務三役会議の議事録を基本的に残さない方針を続けている。「議事録作成が前提となれば政治家同士の自由な意見交換が妨げられる」との理由だが、関係者からは「政策決定のプロセスを歴史的に検証できない」と懸念する声も出ている。
 鳩山内閣では各府省ごとに閣僚、副大臣、政務官の「政務三役」が政策を立案し決定。複数の府省にまたがる重要課題は担当閣僚で「閣僚委員会」をつくり調整するなど、官僚に関与させない仕組みだ。
 閣議や閣僚懇談会については旧政権下でも議事録を残していなかったが、これには事務次官会議で事前に発言内容を調整していたという背景もある。鳩山内閣では事務次官会議を廃止したため、閣議での発言はこれまで以上に政策決定の上で重要な意味を持つのは間違いない。
 平野博文官房長官は議事録作成に否定的な意向を示し「自由闊達な意見を述べてもらい方向性を出していく場だ」と強調。「記者会見や背景説明により、透明性を確保できる」との立場を崩していない。』
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010010301000147.html

まさか、こんなことをするとは思いませんでした…。
(自分の予測が如何に甘かったか、そして「最悪」を予測する筈の保守派や、ネットの保守言論が如何に浮かれていたか、そしてどこまで日本が侵されているか、改めて認識しました…)
自由闊達な意見云々と言いますが、よほど疾しいことが無い限り、議事録を付けない等ということはしないと思います。
少なくとも、「民主党」という党名を名乗り、尚且つ密室政治を批判してきた筈の党がすることなのでしょうか。
(現在の政権党関係者や支持者、特に院政を敷いている壊し屋さんに民主主義を語ってもらいたくありません…)
もし、これが自民党政権、それも麻生前首相、安倍元首相の政権下で行われたものだったら、怒濤の如く凄まじい勢いで叩かれていたでしょうね。(普通は議事録から、罵倒等の下劣な発言の削除を要求することはあっても、議事録自体を付けない等ということはしないと思いますが…)

それにしても、皇室を侮辱し馬鹿にされ、国の宝である筈の子供の命や教育を蔑ろにされ、打つべき対策を取らずに不況を推し進められ、技術立国である筈の日本の技術革新を蔑ろにされ、自分達が信奉している筈の憲法を蔑ろにされ、過去最大の赤字国債を発行され、そして何もかもクリーンであれば、またクリーンに見えればそれでいいという考えはどうかと思いますが…、そのクリーンさから対極に位置し、民主主義を完全に冒涜する、戦後類を見ない独裁政治業者の院政が津々浦々に敷かれ、上から自分達を見下され、徹底的に馬鹿にされているにも関わらず、それをのほほんと見過ごしている我が国の国民は一体何なのでしょう?
確かに、他国の人間と違い、日本人はどの様な政治体制、どの様な世の中でも、暴徒化することなく辛抱して生き抜いてきた、非常に従順な国民であり、それはそれで評価すべきことではありますが、ここまで国民、そして日本国を愚弄されたことは未だ嘗てなく、本来であれば声を上げなければおかしいのですが、僕を含め、声を上げようとしないばかりか、礼賛、無視、関心を抱かないという思考停止状態で、全く話になりません。

若干話は逸れますが…、数年前、狂牛病(BSE牛海綿状脳症)の疑いがあるとして、アメリカ産牛肉の輸入を停止したことがありました。その際、消費者団体等がアメリカからの牛肉の輸入に反対するデモを盛んに行っていたにも関わらず、一昨年発生した、支那産冷凍餃子による中毒事件に関して、僕の記憶では、消費者団体等がデモをしたというニュースは殆ど耳にしませんでした。
確かに、狂牛病を罹った牛の肉の食すと、クロイツフェルトヤコブ病(脳がスポンジ状になる病気)になる確率が高くなるのではないかという、狂牛病とヤコブ病との関連性を指摘する声もあります。
その様な指摘があるにせよないにせよ、食の安全上、牛肉の輸入を停止することも止むを得ないと思いますが、支那産の冷凍餃子の場合、目に見えるかたちで、それも重体にまで陥った被害者が出ているにも関わらず、少なくともアメリカ産牛肉の輸入に反対するデモと同等の、支那産品に対する抗議デモが行われて然りなのではないでしょうか。
日中報道協定を結んでいようがいまいが、自分達の座と利権を保持する為に、他所から抗議が来ない様、マスコミは報道しなかっただけかもしれませんが、何れにしろ、消費者団体やマスコミは、ある一定の方向を向いている気がしてなりません。
そもそも、消費者団体と言うのは護憲派を初めとしたサヨク勢力との結びつきが強いのでしょうけど…。
これは、イラク戦争には抗議し、チベット人虐殺や東トルキスタンでの数十回に及ぶ核実験には何ら抗議の声を上げなかった、自称「反戦平和団体」にも言えることです。
それらとイコールではないかもしれませんが…、現在の日本も、自民党や保守派、あるいは反民主党論者であれば何から何まで叩き、民主党や外国(特に特定アジア関連)であれば何から何まで黙認、擁護するという、非常に歪んだ空気に満たされています。

因みに、洋の東西問わず「民主党」という党は、権利云々を声高に主張する等、サヨク傾向あるいは破壊傾向が強く、また隷中傾向にあると思います。
アメリカの場合、日本潰しの為に国民党に物資援助等の協力し、日本に対して禁輸措置を講じ、最終的に大東亜戦争開戦に至った(至らせたの方が正確?)時の政権が民主党のルーズベルト政権です。
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テレビを侮るなかれ (かず)
2010-01-07 21:06:06
もう少しコメントします…。

>左寄りの論客である立花隆

立花氏は、安倍元首相を扱き下ろしたり、シリーズ「JAPANデビュー」で暗に天皇制廃止を唱える等、左派らしい人物ですが、共産党研究等に見られる様に、権威や権力に対して反感を持つ一貫性を思うと、反日に凝り固まったサヨクよりはマシかなと思います。
しかし、マスコミ自身が操る組織、BPO放送倫理番組向上機構において、御用委員を務めるレベルの人物ですからね…。
(因みに、BPOとマスコミの関係を表した動画です⇒マスゴミ【なぜ、捏造・偏向が止まらない】part1とpart2 http://www.nicovideo.jp/watch/sm8850672

>一般人がいかにテレビの世界で、一度いじめると決めた者に対し、残虐なまでの制裁ショーを続けたがるのか、という空気を。

そう言えば、最近とんねるずの特番で、爆笑問題が出演していたのですが、そこで太田氏が「俺はテレビが大好きだから、テレビを馬鹿にする奴は許せない」と発言していました。
僕は太田氏とは違う意味で、テレビは侮れないと思っていますが…。
特に日本の場合、マスコミは新規参入も潰れることも殆どないという社会主義的閉鎖性、独裁性を持ったガチガチの護送船団方式に守られ、受け手の側は、自ら情報を取捨選択したり、複数の視点からモノを見て考えたり、主張・論じることがない人々ばかりなので、マスコミ、特に視覚に訴えかけるテレビメディアは、受け手である視聴者(大衆)の思考を固定化させ易く、国民性と相俟って、別の観点から論じる人や、世の中の空気・流れに逆らう人、(特にマスコミや戦後体制においての)権威者ではない人間が唱える少数意見を徹底して排除する傾向が窺えます。
これはネットであろうが変わりません。
(確かに悪質な連中も居ますが…、全てを一緒くたにして「ネトウヨ」としてバッシングし排除する言論空間ってどうなのでしょう)
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>かずさん (太一)
2010-01-08 21:48:05
>有吉氏は品川庄司の品川氏同様、空気を読む、
>物事の流れを読むことに非常に長けた人物

そう思います。
ただ面白いことに、有吉も品川も、
どちらかと言うと「嫌われ者」(視聴者から)なんですよね(笑)。

私が思うに、現代日本人(特に若い世代)にとって、
「空気を上手く読むこと」は一番目標にしているところだと思いますが、
それを完璧にできることを見せびらかす存在には、
嫉妬にも似た嫌悪感があるのではないでしょうか。
「空気を読むのが上手いこと」さえも、あまり見せびらかしてはならない。

大御所過ぎて彼等と比較するのに適していませんが、
北野武も空気を読むのがすごく上手い人物ですが、
彼はそれをひけらかさず、あまり見せないようにひそかに空気に従います。
そういう技術がないと、長い年月テレビ界で生き残っていけないのかも知れません。

>「最悪」を予測する筈の保守派や、ネットの保守言論が如何に浮かれていたか、
>そしてどこまで日本が侵されているか、

保守が浮かれているというのは同感ですが、
民主党政権の行う悪事の全てを予測できなければ保守の責任だとまでは思いません。

私も直接は予想していませんでしたが、
民主党政権は既に、官僚の会見を廃止しようとしており、
マスコミにさえも批判されていましたから、
隠蔽体質があるというのは既に分かっていたことです。
やはり小沢が支配する党だから、こうなるのでしょうか。
まあそうでなくても左翼系政治家も結構いるし、隠蔽体質は残りそうですけどね。

>もし、これが自民党政権、それも麻生前首相、安倍元首相の政権下で行われた
>ものだったら、怒濤の如く凄まじい勢いで叩かれていたでしょうね

全くその通りだと思います。
日本のマスコミも国民も、他国に媚びを売る意味での
ダブルスタンダードですから。
返信する
>かずさん (太一)
2010-01-08 21:48:57
>現在の日本も、自民党や保守派、あるいは反民主党論者であれば何から何まで叩き、民主党や外国(特に特定アジア関連)であれば何から何まで黙認、擁護するという、非常に歪んだ空気に満たされています。

全く仰る通りだと思います。
ネット言論のやや多数派(60%くらい)はその逆かも知れませんが、
所詮表社会には出てこない声です。
表社会で支配的な空気は、かずさんの仰る通りだと思います。

>反日に凝り固まったサヨクよりはマシかなと思います。

仰る通り、左寄りの論者の中にも、色々な種類がいると思います。
右系の人もあまり左を全員同じ扱いにしない方がよく、
是々非々で対応すべきだと思いますね。

これは奇麗事ではなく、「その方が得」だというだけのことです。
得でないなら、そうする必要はないのですが。
普段敵陣営であっても、一緒に主張できるところは一緒に主張すべきです。
そして異なるところはすぐに反対意見を述べる。
これは日本の外交にも求められる「したたかさ」です。

>太田氏が「俺はテレビが大好きだから、テレビを馬鹿にする奴は許せない」と発言していました。

太田は自分への批判が多いネットを馬鹿にしているようですが、
「ネットが大好きだから、ネットを馬鹿にする奴は許せない」
という意見の人も結構いると思いますね。
文化人になりたければ、そのくらいの予想はできなければいけないと思います。

>全てを一緒くたにして「ネトウヨ」としてバッシングし排除する言論空間

ネトウヨよりも、「アンチネトウヨ」というレッテルを貼ってもいいと思いますが、
彼等のやっていることは「ホームレス狩り」にも近い、馬鹿げたことです。
なぜなら、彼等が目の敵にしているネトウヨと呼んでいる人達は、
実社会では何の影響力もなく、特定のサイトを見なければ会う必要のない相手ですから、
それに執着し、わざわざ必死に叩く神経が理解できません。

おそらく、彼等が忌み嫌うネトウヨ以上に、
アンチネトウヨは視野が狭いのだと思います。
返信する
帰化は厳格にした方が… (かず)
2010-01-08 22:45:38
コメント、というか愚痴の連投状態ですみません…。
自分が何もしない、出来ていないことの証左みたいなもんです。

ロシアの謎に包まれた怪人ラスプーチンの様に(ラスプーチンに失礼…)、はたまた太一さんが仰る様に、プーチン元大統領(ラスプーチンの子孫であるという説も)の様に、陰から全てを掌握し、自分の思うが儘にマスメディアや国民を利用、煽動し、強固な王国を築き、更にはありとあらゆる利権を獲得し、日本を売り飛ばしていると言っても過言ではない政策を繰り出させる、独裁と破壊を兼ね備えた政治業者・小沢大統領(信奉者や受益者にとっては、イスラム教で言うところのアッラーなんでしょうけど)が、東京地検から自身の秘書の事件で聴取を受けた様ですが(母が見ているテレビに映っていたTBSのニュースにて知りました…。どうせ小沢氏は伝家の「秘書がやりました」「記憶にございません」を繰り出すか、沈黙を保つんでしょうけど…)、小沢支持者や積極的民主党支持者、反米・媚中派、陰謀論者らは、どういう反応を示すのでしょうかね。
民主党自体が政権党なので、「国策捜査だ!」は通用しないので(鳩山首相と小沢氏が対立しているというのなら、まだ分かりますが、操り人形状態の首相にそれが出来るのか…)、「自民党や保守勢力、アメリカの陰謀だ!」と言い出すんでしょうね。

で、ここから本題なのですが…、その小沢氏の母親の墓は韓国の済州島にあるそうです。だからと言って、小沢氏は朝鮮民族の血を引く人物、特に小沢氏=元・韓国人であるとは何ら断定出来ませんが、自身の秘書の1人が韓国籍者(http://specialnotes.blog77.fc2.com/blog-entry-880.html)であることを考えると(韓国籍者を雇ってはいけない訳ではありませんが、日本の政治の中枢に居る人物が、スパイであるかも知れない外国籍の人間を秘書にすること自体、普通では考えられません…)、小沢氏が韓国に対して異常に肩入れし、皇族や日本国民を侮蔑する原因というのは、自身が元・韓国籍者、あるいは母親が朝鮮民族だったという、血の繋がりから来るという推測が、成り立たない訳ではありません。
あくまで確証は何ら存在せず、推測の域を出ませんが、もし小沢氏が元・韓国籍者で、自らの手で日本国籍を取得した場合、「日本に帰化する人間は、日本が好きだから帰化しているんだ」という論理は崩れるのではないでしょうか。
そもそも、支那から日本に帰化した評論家の石平氏が言っていましたが、日本の帰化申請というのは簡単で、アメリカの様に国民・国家に忠誠を誓うことはしないそうです。
僕の場合、血ばかりに拘る純血主義とは異なり、巷に溢れる日本=悪という歴史観を有さず(出来ればその歴史観の論理的否定までしてくれれば…)、天皇や国民・国家を敬い、歴史や文化を含め、胸を張れるほど日本が心底好きで、日本社会の為に役立ちたいと思っている外国人であれば、帰化しても構わないと思っていますが(余りに基準が高いでしょうけど…)、しかし、表で日本が好きだと言っていても、裏では反日活動や、祖国の為にスパイ行為をする外国人も往往にして考えられ、それを見分ける手立ては何らない現実を思うと、最低限、天皇を敬い、国民・国家に忠誠を誓わせる等、帰化申請を厳格化すべきではないかと思います。
(ファシストの発想と言われるのがオチでしょうが…)
因みにですが…、リチャード・コシミズ氏ら独立党関係者や、2ch等で執拗に叩かれている(笑)、在特会の桜井会長が唱える、在日強制送還論(在日韓国・朝鮮人には、日本の永住権はなく、特権的措置で在留している状態)に、僕は理想として賛成です。
しかし現実として、日本人と結婚している在日韓国・朝鮮人は多く、その場合、日本国籍取得者を除いて、子供も強制送還するのか、何親等まで送還するのか(韓国・朝鮮籍者は全員送還が理想ですが、駆け込みで帰化申請する人々が多いでしょうね…。それに韓国・朝鮮籍者の票田や利権を獲得したい民主党が、戸籍廃止まで唱えてますから、机上の空論で終わるでしょうけど…)、どの様な方法で送還するのか、強制送還の為にどれだけの莫大な税金を使うのか等の問題があり、そもそも、これを唱えただけでレイシスト、ファシスト、右翼・軍国主義者と罵られ、一蹴され、潰されるだけで、99.9999…%実現不可能な話なんでしょうけど…。
返信する
力なき日本国民 (かず)
2010-01-08 23:15:06
>太一さん
>民主党政権の行う悪事の全てを予測できなければ保守の責任だとまでは思いません。

何から何まで全てを予測しろとは思いません。
しかし、特に日本の保守派はそうですが、予測が甘いというか、現実をきちんと直視して、甘い期待を排除し、不測の事態に備えることが出来ていないと思います。
また、対処するだけの行動も起こしていないのでしょうが…。

>やはり小沢が支配する党だから、こうなるのでしょうか。

小沢大統領の横暴さ、日本人とは思えない異常な腹黒さは腹立たしいですが、その反面、小沢レベルとまでは言いませんが…、それだけ強かで、日本(国民・国家の継続、将来)を思って行動する人間が我が国に存在しない?という不甲斐無さ、情けなさも感じます。
日本人にまともな、強かな統率者が居ない、統率力・行動力・思考力に欠いているからこそ、どこかの民族の様なメンタリティを持つ腹黒い小沢氏が統率力を遺憾なく発揮し、纏め上げてしまっているのではないかと…。
あくどい小沢大統領に統括され、それに呼応している国民や業界(生き残る為に仕方がない面もあるのでしょうが…)が多数存在し、もっと言えば、小沢大統領の統率力、鶴の一声無しには何も出来ない鳩山民主党政権等々にも、やるせなさを感じます。
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際限なく続く目先の足の引っ張り合い、罵倒、国家崩壊 (かず)
2010-01-09 18:48:10
コメント(所詮愚痴ですが)と補足を続けます…。

>因みに、洋の東西問わず「民主党」という党は、権利云々を声高に主張する等、サヨク傾向あるいは破壊傾向が強く、また隷中傾向にあると思います。

本当にどうでもいいことですが…、自民党誕生に至った保守合同以前の党の1つに、ズバリ、民主党という保守政党(基本サヨク傾向で、下劣な荒らしも多いwikiによると、保守中道 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A_(%E6%97%A5%E6%9C%AC_1947-1950)や、日本民主党等の「民主党」と名の付く(自民党も自由民主党ですが…)保守政党が存在した様ですが、現在の民主党の様な、あからさまな売国行為や、サヨク的言動はなかったでしょうね。
また、現在の政権党である民主党は、“民主”党という党名であるにも関わらず、マスコミから持て囃されたり、追い風が吹いている時にしか代表選を行わないという、変なところもあります。
自民党の場合、総裁選が必ず行われます。(総裁=総理大臣でもありますが)
まあ、民主党と連立を組んでいる社民党や、公明党、共産党等の政党なんか、代表選・党首選すら行われないので、そういう政党が「民主主義」だの「数の論理」だの言うこと自体、噴飯ものです。

>太一さん
>ネット言論のやや多数派(60%くらい)はその逆かも知れませんが

僕の場合、太一さんよりも遥かに悲観的で、ネット全体を考えた場合、保守言論、国防・文化の危機的状況を憂う言論、それらがベースの反小沢・民主党的言論は少数で、殆どは政治に興味がないか、サヨク・個人主義傾向、自身が持つ元来の固定観念で政治を見る人々だらけではないかと思います。
政治に興味がある部類に絞った場合でも、国防・文化の危機を憂い、それがベースとなって反小沢・民主党を唱える言論というのは5割前後ではないかと…。
ネット上のニュースも、守旧マスコミ発のものだらけですし、そうでなくても、左寄りだったり、JANJAN等の「市民記者サイト」というサヨク丸出しのニュース?サイトが非常に多いですから…。
まあ、ネットは実社会よりも遥かに、国防・文化の危機を憂いて反小沢・民主党を唱える言論が盛んで、実社会よりも唱え易い環境なのは事実ですが…。

>それに執着し、わざわざ必死に叩く神経が理解できません。
>彼等のやっていることは「ホームレス狩り」にも近い、馬鹿げたことです。
>アンチネトウヨは視野が狭いのだと思います。

2chでは、執拗にネトウヨ、保守言論を叩くユーザーに対して、太一さんが仰る「アンチネトウヨ」という言葉を使う人や、「ネトウヨ連呼厨」という言葉を使う人も少なからず居ます。
2chの場合、左翼あるいはサヨク的な人々や、政治や外国の現状について何ら理解していないにも関わらず、外国の目を病的に気にし、外国を批判する書き込みを嫌悪する島国根性?丸出しの人、暴走したネトウヨの被害(自分に落ち度が無いにも関わらず、自分のブログがネトウヨに荒らされた等)に遭った人に限らず、政治に興味がなく、自分の趣味・嗜好等を語らいたい個人主義的な人々で、尚且つ、2chの書き込みに依存・執着し、少しでも荒らされたり、書き込めない状態に非常に苛立ちを覚える人々や、極右の様に何が何でも日本を否定する言動は許さない、許せない人々の逆で、日本を肯定する言動は許せず、何が何でも日本を否定し、貶めないと自らの精神が保てない、人格障害を患っている様な人々(在日韓国・朝鮮人等の外国人に限らず、学問エリートの様な完全主義者、自分が知っていること、思っていることが全て正しいものだと思う傾向、大まかに言えば我が強かったり、物事への執着心が強いほど、この様な行為に走るのでは)、保守同士の僅かな考え方の違いによって起きる争いの様に、ネトウヨの考えが気にくわなかったり、ネトウヨの行為(実際はネトウヨというより、ネットイナゴという呼称が正確ですが…)に憤りを覚える潔癖な保守主義者、そして工作員の部類(昨年は民主党や支那からのアクセスが激増した様で、またピットクルーの様な依頼主のネット上での悪評を、意図的な書き込み等により減少させるネット風評監視会社もあります)等が、アンチネトウヨになっているのだと思います。
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選り好みする日本人(自分も含め) (かず)
2010-01-10 23:12:11
エントリーからも、太一さんのブログの趣旨からも逸脱しまくったコメントを続けます…。
宜しくなければ、ご忠告ください。

昨年以後、特権的待遇になりつつある派遣村の話題が度々取り上げられていると思いますが、そこに滞在する人々や、昨今の不況で今まで就いていた職を追われた人々の一部は、「職がない」と口々に言います。
しかし、人手不足に喘いでいる分野は幾らでもあります。
医療、介護、農業、そして特に後継者問題が深刻な漁業等々。
諸事情により、真に職に就きたくても職に就けない人々が居る反面、「これは大変そう」「体力が必要だから無理」「私には向いていない」との理由で、職に就こうとしない人々が大勢居ます。
思うに、どの世界でも忌避され易いのかもしれませんが、特に日本人は所謂ブルーカラーを忌避、もしかすると軽視する傾向にあるのではないでしょうか。(賃金が安いというのも1つの理由でしょうが、頭脳労働者と、肉体労働者を比較した場合、単純作業が多い肉体労働に従事出来る人の方が圧倒的に多いので、その点、賃金に差が出るのは止むを得ないと思いますが…)
だからこそ、介護の場合、日本人の人出が居ないから、フィリピンから若者を呼び、介護に従事させ様という流れが出来ているのだと思います。(それが絶対的に駄目ではありませんし、先進国特有の少子・高齢化・人口減少型社会だからというのも非常に大きな理由でしょうが、最大限、日本の労働は日本人の手で行った方が良いと思います。経済・文化・国防の面から考えて)
話は脱線しますが…、医療が発達し、寿命が延びた反面、少子化に喘ぎ、労働力人口減少に悩んでいる現状を考えると、定年を60歳から65、あるいは70歳に引き上げても良いのではないかとも思います。(人間が長寿化するということは、それだけ国民・国家、更には他の生物、最終的には地球環境にとって大きな負担になるというのも事実です…)
更に話は脱線して…、「日本は移民を受け入れ無さ過ぎる」という批判を国連や、知識人、市民団体が行っています(うちの父の様に、一般的な国民の一部も行っているのでしょう)。確かにそうなのですが、日本はアメリカの様に移民大国ではなく、またアメリカの場合、帰化申請の際、国民・国家に忠誠を誓わせたり、国防に対して危険視ではなく、国民・国家を守る為の重要事項の1つとして見ており、軍事関連に対する忌避に限らず、スパイ防止法制定をも断念せざるを得ない風潮を考えると、スパイの可能性がある人々や、国民・国家を脅かす存在となり得る存在を受け入れるのは、控えた方が無難だと思います。
まあ、受け入れてくれたことに感謝し、日本の為に働いてくれる人も居たり、逆に受け入れてくれなかったことに怒りを覚え、反日に走る等の可能性も十分考えられますが…、国民・国家を脅かすか脅かさないかを見分けられる術が無いのが現実ではないかと…。(帰化の件も同じく)

話を元に戻して…、逆に、現在の経営者も良いとは言えず、最大限、自社の余剰利益を利用、あるいは役員の給与を減額し、自社の社員や契約中の派遣社員(余りに酷い勤務態度の人物は除く)を切ることは回避すべきだと思いますが、派遣契約期間中であるにも関わらず切ったり、何ら経営努力もせず解雇するのは余りにもおかしいです。
経営者に全責任を負わせるのは酷ですが、経営不振により、勤務態度も成績も問題がなく、殆ど落ち度がないと思われる社員を次々と解雇するならば、先行きを読めなかった、経営手法が悪かった、自社の防衛が出来ていなかった経営者や役員ら幹部が即座に、あるいは経営状態を良好に戻した以後、退職金を返上してでも職を辞さなければならない気がします。

しかし、(これは思い直したことですが)国際競争力の観点から見れば、今までの様な年功序列体制での経営が足枷となり、競争力を落とす原因になっているのかも知れません。
かと言って、よく引き合いに出されるアメリカ、あるいはヨーロッパ流の経営手法、労働形態をそのまま日本に当て嵌めれば良いというものでもないと思いますし、また、今まで行ってきた日本の、家族的な経営手法が世界で見直されているという話もあり、日本独自の経営手法、労働形態を編み出し、国際競争力を上げていくのが最善の方法だと思います。(結局、なあなあっぽい結論ですが…、何事もバランスが大事ということで…)
まあ、競争力を落とし、今までの様に豊かで食品を大量に廃棄するほど飽食で、ブランド志向で消費しまくっていた(経済としてはその方が良いのかも知れませんが…)世の中から、多少貧乏になっても国民自身が堅実な暮らしを送る世の中になった方が良いという考えもあります。

どの国でもそうですが、豊かになり、その豊かさに慣れれば慣れるほど人間が慢心状態になったり、体力や人間の本能が失われていくのではないでしょうか。
特に今の日本はこの真っ只中に居るのだと思います。
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