昨日はHSEと同船して今シーズン初のゴーマルをゲットできたこともあり、できるだけ楽しいブログにしたいと思ったので書かなかったんですが…。
実は夕方悲しい事件に遭遇しました。
KKR沖を流している時、某大学のヨット部が練習を終えて帰ってくる途中でしょうか、ヨットか数挺岸に向かって来ました。
その時、我々よりも少し沖に4~5人の男女を乗せた大きなバスボートが、すぐ近くを通ったヨットに大きな声で怒鳴っていたんです。
T口も経験があるのですが、ヨットの方々は釣りというものをあまり知らないでしょうから、びっくりするほど近くを通っていきます。
ボートの周りにキャストされたルアーがあるという意識はあまりないのかもしれません。
一度、手漕ぎボートで釣りをしている時にルアーをブチ切られて大声で怒鳴ってしまったことがあるんです。
昨日そんなことがあったのかどうかは分かりませんが、とにかくバスボートに乗った若い女性は怒り狂い、ボートを運転している男性も同様に怒鳴りちらしていました。
トラブりながら徐々にヨットはシャローに向かって移動していきましたが、バスボートの方々は納得できなかったらしく、小さなヨットに向かって罵声を浴びせながら引き波アタックを繰り返します。
「なにメンチ切っとんじゃぁ!」
「タイマン張ったらぁー、岸に上がれやぁー!」
やや時代遅れの感もある罵声を浴びせている彼らを見て、近くにいた我々も決して良い気分ではいられません。
トラブルはその後もしばらく続き、ついに大学生は自ら湖に飛び込みました。
「飛び込んで詫び入れろ!」とでも言われたのでしょう。
それに満足したのかバスボートは我々に向かって「こんなマナーの悪い奴ってダメ?」と大笑いしながら沖に帰っていきました。
『マナーの悪い奴』って自分たちのことを言ってるのか、ヨットの学生達のことを言ってるのか分かりませんが、とにかく相当気分が悪くなりました。
その時の水温は約13℃です。
決して快適に飛び込める水温ではありません。
スーパー銭湯の水風呂がだいたい19~20℃ですから、心臓が弱い人なら危険な状況に陥りかねないと思います。
バス釣りをする人たちって、世間的には嫌われているケースが多々あります。
少なくとも大好きなバスフィッシングをやるにあたって、自分達がそう思われている可能性があることは少なからず認識しながら趣味を楽しんでいる人はT口を含めて少なくはないはずです。
T口はもともと海で波止釣りや磯釣りを楽しんでいました。
最近もたまに波止釣りを楽しむことがありますが、波止場には吸殻や空き缶、弁当のゴミが一杯です。
釣りに行くと自分ができる範囲でそのゴミを集めてゴミ箱に捨てて帰ることにしています。
その度に「バス釣りする人って悪者扱いされることがあるけど、この人たちに比べたらずっとマナー良いよなぁ…」なんて思うことがあります。
琵琶湖ではたくさんのプロが我々と同じフィールドで釣りをしています。
彼らは釣り人たちの模範となるべく、船団では絶対にデッドスローで船を進めますし、ガイドという仕事中でも周りに挨拶したり、操船やゴミの扱いに関するマナーを色んな媒体を通して発信しています。
そうやって釣り人たちのマナーを啓発しているのは、琵琶湖の漁師さんをはじめとして、同じフィールドを利用する人たちを強く意識しているからでしょう。
しかし赤いバスボートに乗っていた彼らのやったことは、そういった営みを全て無にする行為でした。
船舶免許を持っている人はご存知かと思いますが、ヨットは道路交通法における歩行者と同じように法律的に保護されている存在です。
バスボートが錨泊していたのならヨットにも非がありますが、法律的には錨泊掲示を出していなければ錨泊していたとは言えません。
錨泊掲示を出しているバスボートなんていませんから、今回のケースは双方が移動中にニアミスが発生したことになり、マナーはともかく法律的には保護される立場のヨットには非がないのです。
T口もその場を見過ごしてしまったことに罪悪感を感じました。
持っていた携帯電話で警察に一報入れていれば、学生を冷たい水に飛び込ませるようなことはなかったのかもしれない。
そしてT口が見たこういった状況は氷山の一角で、もしかしたら琵琶湖でも日常的に発生しているのかもしれない。
実はとても後味の悪い釣行だったのです。
こんなことブログにアップしても何も変わらないのでしょう。
T口ブログを見ていただいている方々の中に学生を冷たい湖に飛び込ませる人なんていないでしょうから。
でも何となくこの事件を皆さんに知ってもらいたかったです
実は夕方悲しい事件に遭遇しました。
KKR沖を流している時、某大学のヨット部が練習を終えて帰ってくる途中でしょうか、ヨットか数挺岸に向かって来ました。
その時、我々よりも少し沖に4~5人の男女を乗せた大きなバスボートが、すぐ近くを通ったヨットに大きな声で怒鳴っていたんです。
T口も経験があるのですが、ヨットの方々は釣りというものをあまり知らないでしょうから、びっくりするほど近くを通っていきます。
ボートの周りにキャストされたルアーがあるという意識はあまりないのかもしれません。
一度、手漕ぎボートで釣りをしている時にルアーをブチ切られて大声で怒鳴ってしまったことがあるんです。
昨日そんなことがあったのかどうかは分かりませんが、とにかくバスボートに乗った若い女性は怒り狂い、ボートを運転している男性も同様に怒鳴りちらしていました。
トラブりながら徐々にヨットはシャローに向かって移動していきましたが、バスボートの方々は納得できなかったらしく、小さなヨットに向かって罵声を浴びせながら引き波アタックを繰り返します。
「なにメンチ切っとんじゃぁ!」
「タイマン張ったらぁー、岸に上がれやぁー!」
やや時代遅れの感もある罵声を浴びせている彼らを見て、近くにいた我々も決して良い気分ではいられません。
トラブルはその後もしばらく続き、ついに大学生は自ら湖に飛び込みました。
「飛び込んで詫び入れろ!」とでも言われたのでしょう。
それに満足したのかバスボートは我々に向かって「こんなマナーの悪い奴ってダメ?」と大笑いしながら沖に帰っていきました。
『マナーの悪い奴』って自分たちのことを言ってるのか、ヨットの学生達のことを言ってるのか分かりませんが、とにかく相当気分が悪くなりました。
その時の水温は約13℃です。
決して快適に飛び込める水温ではありません。
スーパー銭湯の水風呂がだいたい19~20℃ですから、心臓が弱い人なら危険な状況に陥りかねないと思います。
バス釣りをする人たちって、世間的には嫌われているケースが多々あります。
少なくとも大好きなバスフィッシングをやるにあたって、自分達がそう思われている可能性があることは少なからず認識しながら趣味を楽しんでいる人はT口を含めて少なくはないはずです。
T口はもともと海で波止釣りや磯釣りを楽しんでいました。
最近もたまに波止釣りを楽しむことがありますが、波止場には吸殻や空き缶、弁当のゴミが一杯です。
釣りに行くと自分ができる範囲でそのゴミを集めてゴミ箱に捨てて帰ることにしています。
その度に「バス釣りする人って悪者扱いされることがあるけど、この人たちに比べたらずっとマナー良いよなぁ…」なんて思うことがあります。
琵琶湖ではたくさんのプロが我々と同じフィールドで釣りをしています。
彼らは釣り人たちの模範となるべく、船団では絶対にデッドスローで船を進めますし、ガイドという仕事中でも周りに挨拶したり、操船やゴミの扱いに関するマナーを色んな媒体を通して発信しています。
そうやって釣り人たちのマナーを啓発しているのは、琵琶湖の漁師さんをはじめとして、同じフィールドを利用する人たちを強く意識しているからでしょう。
しかし赤いバスボートに乗っていた彼らのやったことは、そういった営みを全て無にする行為でした。
船舶免許を持っている人はご存知かと思いますが、ヨットは道路交通法における歩行者と同じように法律的に保護されている存在です。
バスボートが錨泊していたのならヨットにも非がありますが、法律的には錨泊掲示を出していなければ錨泊していたとは言えません。
錨泊掲示を出しているバスボートなんていませんから、今回のケースは双方が移動中にニアミスが発生したことになり、マナーはともかく法律的には保護される立場のヨットには非がないのです。
T口もその場を見過ごしてしまったことに罪悪感を感じました。
持っていた携帯電話で警察に一報入れていれば、学生を冷たい水に飛び込ませるようなことはなかったのかもしれない。
そしてT口が見たこういった状況は氷山の一角で、もしかしたら琵琶湖でも日常的に発生しているのかもしれない。
実はとても後味の悪い釣行だったのです。
こんなことブログにアップしても何も変わらないのでしょう。
T口ブログを見ていただいている方々の中に学生を冷たい湖に飛び込ませる人なんていないでしょうから。
でも何となくこの事件を皆さんに知ってもらいたかったです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
私もヨットマン。お互い気をつけたいですね。
おそらく関東の方からのコメントは初めてやないかなぁと思います。
読みづらい関西弁のブログを見ていただいてありがとうございます。
ご自身もヨットマンとのこと、こんなブログの内容にもかかわらず、大人なコメントに感服いたします。
そうですかぁ。霞ヶ浦にもいるんですね。
とても残念です
バスを釣るためのボートって色んな種類があるけど、何となく高価な「バスボート」というものに乗ってる人の方がマナーが悪いような気がするなぁ。
ダメダメ、人を身勝手な主観でくくってはいけないですね
T口も「いつかはバスボート欲しい」って思ってるんですが、でかいボート買ったら今まで以上に気を付けないといけませんね。
まぁ、いつになるか分かりませんけど
けどそこでモメても仕方ないので何かあれば警察に…と思っています。
何よりせっかく釣りにきてるのですし何かを得て楽しんで帰りたいですよね。
自分のような若輩者がいうのもどうかと思いますがマナー以前に人間として非常識な人いますよね
ボートに限らず車でも高い物を我が物顔で運転してる人いますが所詮その程度だと考えています。ホントに相応しい方はそのような乗り方されませんし。
そのような排他的な人には誰かに迷惑が掛かるということを意識してほしいものですね
僕はこのような事を起こさないためにも、釣り人がヨットマンを良く理解し、ヨットマンは釣り人を良く理解すべきだと思います。
今回はやはり釣り人が悪いですね。
お互いを理解し合う事はかなり大変です。
でも、海や川、湖、池、沼などは誰の物でもありませんから、僕たちだけでも、ヨットマンだけではなく、サーファーの方々の事を理解出来るようにしたいですね。
こんな昔の記事を読んでいただき、本当にありがとうございます。
コメントいただいて、その時のことを思い出しました。あー、やな感じだったなぁーって(^^;
確かにお互いを理解することも大切ですが、それにも限界があります。ヨットの人にボートの周りには釣糸があることを理解してもらおうと思っても、バイブレーションとライトリグとではその距離が全く違うことなんて理解してもらおうとする方が間違いです。
琵琶湖には沢山の学生さんがヨットを操っていますが、初心者だなんてことは当たり前のようにあるはずで、初心者ならそんなに簡単にボートとの距離を一定以上保って操るのは難しいんじゃないかってことは想像はできますが、本当のことはよく分かりません。
大切なのはお互いに対して寛容であることなんでしょうね。
久しぶりに自分が書いた記事を読んで、そう思いました。
ありがとうございます。