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和正が移籍する。

2009-12-21 19:05:44 | FC岐阜
12/20 月曜日。今日ばかりはこの話題に触れぬわけには行くまい。

高木和正選手、栃木SCへ完全移籍加入のお知らせ(FC岐阜公式)

和正と言えば曽我部とともに現在在籍している選手の中で
数少ない東海リーグの頃のクラブを知る選手だ。

思い出すのは2006年地域決勝の決勝ラウンド、ファジアーノ岡山戦。
前日のTDK SC戦を落とし、まさに崖っぷち。勝たねばならないという状況。

あれはファールの判定を巡ってだっただろうか?
ちょうどバックスタンドに陣取った僕らの目と鼻の先で
判定をめぐって主審に食って掛かる和正を、僕は必死に制した。
サポーター以外は観客の殆どいない試合。大声なら十分届く。
今でもその時自分の口から出た言葉を鮮明に覚えている。

「和正やめろ、か・ず・ま・さ!!!」

イエローカードのレギュレーションはよく知らなかったが
入れ替え戦に回ることも十分考えられる。
こんな事でカードを貰うべきではない、というのはピンときた。
大声というより怒鳴り声だったと思う。
それくらい、彼も僕も試合に入り込んでいたということだ。

結局僕の怒鳴り声とは関係なく、試合は再開されたようだが・・・



なんというか、愛すべき選手だった。



どうやら来季の契約を巡って納得できない部分があったらしい。
それも和正の気持ちを十分理解できる経緯。そこから今回の移籍に繋がったようだ。
もちろんこれは彼の個人ブログからのみ得た情報なので少々公平さを欠くが。

やはり最後は「カネ」。上等である。彼のとった行動は実に正しいと思う。
プロフェッショナルとして自分の技術を少しでも高く買って
くれるところを選ぶのは当然のことと言える。

ちなみに僕の愛読マンガ「ゴルゴ13」では主人公のデューク東郷が
狙撃の依頼を受けるにあたっての基準は「依頼者が真実を話すこと」
なのだそうだ。報酬はそれから、という事らしい。

今回、和正のブログを読んで正直いってこのことが僕の頭をかすめていった。
何故かはわからない。



今シーズンの初め、僕たちはいろいろな支援活動を行ってきた。
物品の支援、食料の支援、クラブの主導だと夢募金とか・・・
支援活動ではないけれど通常の試合の観戦、応援、オフィシャルグッズ購入。
そしてそれらみんなのすべての気持ち・・・
今西社長もシーズン最終戦に「物心両面のご支援をいただき・・・」と挨拶をした。

それらは「クラブが存続出来るように」という一心で行ったし、
行われてきたことだけれど
「大好きな選手がお金の問題でクラブを離れるとか
そんなことを心配しなくて良いように。」
というレベルでは残念ながらなかった。ということだ。


リーグから借り入れているJリーグ公式試合安定開催基金の返済を
半年先延ばしにしてもらっている状況で上記は議論を待つものではない。

だとすれば、特に物的支援でクラブと調整を図り、みんなの想いを
虫眼鏡のレンズで太陽光を集めるが如く、またソコに光を与えるが如く
でもちっぽけなちっぽけな活動をしてきた僕らとすれば・・・

これが今の僕らの限界。「力及ばず」ではない、
これが今の僕らの限界。だから少なくとも「僕には」悔いはない。


和正、頑張れ。僕らも頑張る。
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