豊前境川柳会 お題「段々」

昨年６月から参加している豊前境川柳会というネット句会。
お題「段々」の発表がありました。
私のは
「段々と近づくレジの何処見よう」と「越してきて段々訛ってきた子供」で駄目でした。
まあそうですよね。

私が秀句に選んだ2句は

　切り札を抱いてだんだん朽ちてゆく
　帰り道だんだん腹が立ってくる

佳句に選んだ7句は

　通販にはまり外出減っていく
　お隣のピアノ段々曲になる
　段々と押し売りになるセールスマン
　終末へ己を消してゆく作業
　友達が段々減ってきて不惑
　できぬ事増えてくるのに慣れてゆく
　年ごとに嫁の天下になる同居

帰り道・・・ありがちな句のような気がしますがやっぱり可笑しくて。
電話を切った後でもこんなことあります。

7/18読売歌壇

7/18の読売歌壇に掲載されていた

　風鈴を二つ吊るせば風二つ（松山市・Ｍさん）

という句が気に入りました。
風鈴の音に風情は感じても、風二つなんて表現は私には出来ないので、
こういう句が作れたら・・・と思いました。

でも、集合住宅でこれをやったら、苦情が来るでしょうねぇ。
１個でも、よそのお宅のはうるさく感じるものですから。

　

シルバー川柳

シルバー川柳を検索していて、こんな句を見つけました。

「年上が　タイプだけれど　もういない」

商店街（大阪）で募集したシルバー川柳の中からの大賞句だそうで、
作ったのは９２歳のお爺ちゃんだそうです。
昨年１０月にtwitterなどで話題になったようですが
私は全然知りませんでした。

面白いですね～暫く笑いが止まりませんでした。
何というユーモアのセンス。
「もういない」という終わり方も詩的でいいですねぇ。

川柳の話をしても、いつも「ふーーん」と興味を示さない旦那も、
「いいね、面白いね！」と笑ってました。

7/9 ぼやき川柳

ＮＨＫラジオのぼやき川柳は聞いたり聞かなかったりですが、
はなさんのブログでいつも後から拝読させていただいています。

昨日は久しぶりに聞きました。
お題は「氷」と「叶う」。
私がいいな～と思った句は、

しみる歯を既に失くしたかき氷

　一番最初に読まれた句で、いきなりドーーンと来ました。
　同情すべきなのか、それとも笑っても・・・笑わせていただきました。
　シルバー川柳的な句って好きなんです。
　
したいこと全部叶った妻の留守

　昼間からお酒飲んで、リビングでＴＶ付けっぱなしで寝て、なんて想像してしまいます。
　こういうの奥さんは嫌がりますからねぇ。

定年の　亭主元気で　いつも家

　これで離婚されそうになった伯父さんがいるのでじわじわきます。



　

川柳中心のブログ始めました

今までも何度かブログを始めては止める、を繰り返してきましたが、
性懲りもなくまた始めました。
今回は川柳や短歌などについて綴っていきたいと思います。
いつまで続くかは分かりませんが。

昨年６月からネットの句会に参加するようになり
実力不足を痛感しながらも楽しんでいます。

私が参加している川柳展望さんで、先月のお題「飼う」で私の

「愚痴がすぐ出るから飼えぬ九官鳥」

という句に１０票も入って入選し、嬉しかったです。
「もうやだ～」とか「めんどくさい～」とか九官鳥に覚えられたら困りますものね。

私が選んだ７句は、

・鈴虫を防音室に閉じ込める

　集合住宅に住んでいた時に、お隣が鈴虫を飼うようになり
　聞えてくる声（羽音？）の凄まじさに驚いたことがあります。
　「閉じ込める」という言葉に、あーうるさい！！という気持ちが
　込められているのを感じ、想像すると可笑しくて笑ってしまいます。
　段ボール箱でも被せたのかな。
　この句かなり好きです♪

・飼っているような気がしてきたルンバ

　私もルンバ買ったらそうなりそう・・・名前を付けてしまうも。
　「飼う」から家電の句が作れるなんて凄いと思いました。
　
・飼っているつもりの妻に餌もらう
・ネクタイを外せば首輪つけられる
・ご近所と会話するため犬を飼う
・手綱持つ妻に飼われてから気楽
善人も悪玉菌を飼っている