生き物の句に惹かれる？

どうも私は生き物の句に惹かれるようです。

例えば、かいさんの「大漁も魚にしてみりゃ大惨事」がどツボで今でも大好きで、
それから、ぼや川で聞いた「大空を見上げたままの蝉の殻」が心に残り、
川柳展望では互選で「鈴虫を防音室に閉じ込める」「蚊が死んで間の思考蘇り」を選び、
豊前境のお題「頼る」で秀句に選んだ句が「札束を嗅がした犬の後を追う」など他にも色々・・・

虫やシーフードが嫌いですし、特に動物が好きという自覚も無いので不思議なのですが、
もしかしたら潜在的に生物愛を持っているのかもしれません？？？

あ、『たごまる子』というのは、以前飼っていたハムスター親子の名前、
たごさく（ママ）とぷにまる（息子）を合体させたものです。
ハムスターは好きです。

豊前境川柳会「頼る」

豊前境川柳会の９月のお題「頼る」の発表がありました。

互選で私の句「頼りない親で子供がたくましい」が３位でしたが、
もう１句の「可愛げが頼ってこないから失せた」は全然駄目でした。
大衆感性度でトップだったのにはびっくりしてしまいました。
滅多にない栄光です。

私が秀句に選んだのは
「お互いに頼りないから手をつなぐ」

じんわりとくる素敵な句ですねぇ。
確かに、お互いシャキシャキしてしっかりしていたら、手をつなぐなんてことあまり無さそうですね。

もう１句は
「札束を嗅がした犬の後を追う」

こちらの句はお題からちょっと外れてたのか？それとも創作感が強過ぎたのか、
互選でも選者のお二方からも駄目だったようです。
「お前だけが頼りだ！」と、藪の中（たぶん）で雑種犬（たぶん）の後を追う
飼い主が浮かんできて面白くて大好きなんですけど。

佳句に選んだのは
「頼りにはならぬがそばにいてもらう 」
「困ったら頼って来いと言ったのに」
「 頼りない僕を頼りにしてくれる 」
「ご近所の頼りにされているニート」
「 頼られて愛と感じたのは不覚 」
「結び目を頼りに下る老いの坂」
「依頼心捨てた子供に生えた羽」

でした。

それにしても、選者お二人が選んだ句が全然違うので、あらためて人の好みってそれぞれなものだと思いました。

豊前境川柳会と川柳展望の8月のお題

予想通り、ほぼ三日坊主のまましばらく放置。
今頃8月のお題についてです(^_^;)

豊前境川柳会の8月のお題「本音」で、
私の句、
「スイーツがいいのにいつも届く鮭」をなんと、8月選者のかいさんが
秀句に入れてくださっていて、びっくりしてしまいました。
お師匠様と仰いでいるかいさんから、秀句に選んでいただくのは
目標の一つだったので、とっても嬉しかったです(^^)/
この句は私の魂の叫びの句でした。

そして、もう一句、
「お返しが面倒だから欲しくない」もかいさんに佳句に選んでいただいてこれまたびっくりで
えぇ～～っこっちも～（*/∇＼*）という感じでした。
互選で前抜きにもなんとか入ってました。
私は物のやり取りがとても苦手なのですが、その理由の一つがこれ。
お返しのことを考えるのがとても煩わしいのです。

私が選んだのは

　秀句「実印を真横に捺した保証人」
　　　「一人だけ本音の人がいて揉める」

佳句

　「 切腹のためらい傷にある本音 」
　「茶をすすり座り直してから本音」
　「くすぶった煙草が知っている本音」

後は、PCを変えたので、前のPCのメモ帳を見ないと分かりません。


川柳展望の方のお題は「口」。
私の句、「ままごとにドキリとさせられる口調」
ありがちな句だろうなぁと思ってましたが、入選してました。

もう1句の「他人のは笑ってしまう口喧嘩」は3人の方から票が入ってましたが、
自分ではこちらの句の方が気に入ってました。
自分で気に入っている方の句が駄目なことが多いです。

私が選んだ句は
「寄付なのに５口以上とある趣意書」　そうですそうです
「少年が無口になって脱皮する」
「息継ぎが上手いお喋り好きな口」　お上手ですねぇ
「お喋りな口は真っ赤に塗ってある」
「歯医者でも口の悪さは診てくれぬ」
「日常に塞がれている非常口」←　お気に入り。
「スイカ食う口がスイカの形になる」←お気に入り。