ケイトの部屋kate's room

音楽人・秋元多惠子(ミステリアスケイト)の小部屋です。
オリジナルCD「KATE SINGS」絶賛発売中。¥2000

12/13 プチローズ

2014-12-17 00:31:17 | ここ最近のアタクシ。
怒涛の11月末から発表会までの日々をまずまずの手ごたえで乗り切り、
その後片付けもまったく終えられないまま、こどもピアノ教室の定例レッスンやNHKカルチャーの
レッスンは平常通りおこない、たまった家事も周回遅れの最後尾から追いつけ追い越せの体制で
格闘し、その間も、とにもかくにも気がかりな12/14のリリケン波止場での歌の練習のため、
ムーブの練習室に通い・・・。
そのステージで着る衣装を点検し、小さな荷物を作って一足先に東京の宿に宅配便で送った。

その荷物の中には、浅草で、ピアニストみゆきさんのトリオとともに12/13に「ミステリアス・ケイト」やるから、
そのウイッグ、ビスチェ、ホットパンツ、白いブーツ、こまごまとした装飾。
そして翌日のリリケン波止場では、ヨーロッパから船で港に着いた貴族の娘役で、そのドレスと、
レトロな茶色の皮製のトランク、帽子(・・は持ってなかったから手作り)、ブーツ。
その衣装では「エル・チョクロ」のメロディに芝居のストーリーの歌詞をつけ歌う。
次の出番では「ジーラ・ジーラ」。ここでは黒の羽根つきの帽子と黒のロングドレス、靴。
最後の出番では「ロコへのバラード」。ここでは、貴族から娼婦に転落した場面になるので、
真っ赤のミニワンピースに網タイツ。
おっと忘れちゃいけない、ケンジ&リリアナが「台風」を踊るシーンがあり、その時には
みゆきイチロウのデュオに、ピアニカで参戦することにもなっていて、マイ・ピアニカも要るし。

・・・そんなこんなで、大荷物。
たいへんな準備だったけど、本番のあれやこれやを夢想しながら、そして、それを見ているお客さんの
驚いたり笑ったりしている表情も妄想しながらの荷造りは、楽しいものです。

さて、毎週土曜日は午前中にタンゴのダンスレッスンなので、その12/13には午前中にそのクラスを受講し、
そこから福岡空港へ。
幸い、お天気に恵まれました。
大塚のホテルに大急ぎでチュックインし、下町情緒あふれる東向島のプチ・ローズに着いたのは18:30頃。
カウンターと少しのボックス席の小ぢんまりしたお店。
みゆきさんと、ギタリストのイチロウさんがさっそく出迎えてくれた。
前もって送った楽譜を事前練習してくれてたのでした。

本番は、前半がみゆきトリオ(みゆきさんとイチロウさんと、ヴァイオリニスト山中祐平さん)の演奏。
このトリオの演奏は、パンチがボディーブロウのように効いてくるサウンドです。気持ちのいいスキマが
癖になるのです。いやあ、お三人とも、ほんとにウマい。聞き惚れます。満席のお客もヤンヤヤンヤ。
このお店が根城になっているみゆきさんの、普段からの高い人気がうかがえます。
そして、後半はミステリアスケイトショー。
パリ野郎(←あれ?これボンショコの・・・ま、まあ。笑)
ジーラ・ジーラ
エル・チョクロ
恋のあいてはチャチャチャ
マネキンの家
ロコへのバラード

いつものように、パリ野郎で歌いながら練り入り、マネキンではマンモスキャバレーのイジリをお見舞いし、
チャチャチャでコール・アンド・レスポンス。
みゆきトリオの伴奏でケイトショーなんて、前代未聞。
そーれが、まあ、なんと、すごく盛り上がる演奏で。
王子のヴァイオリンなんて、マネキンのあいだじゅう、メロメロメロメロとしたフレーズがしなだれ語る始末。
歌いながら振り向いたら、イチロウさんもみゆきさんも、顔を真っ赤にしながら笑いをこらえているし。
(@o@)
この頃になると、場内の温度はおかしな上昇に包まれ、アンコールは電髪ブギ。
それでもおさまらず、今度は私もみゆきさんと二人ピアノに座り、4人で「ラ・クンパルシータ」
まだおさまらず、最後はみゆきトリオで「タキート・ミリタール」でバッチリしめていただき、
お客さんたちは大喜び。すごいなあ、東京下町パワー。
打ち上げの席では文字通りのヘベレケ状態の親父さんたちがソラメンテ・ウナ・ベスを「酩酊ダンス」とともに
大熱唱するわ、ママさんのローズさんは浅草パラダイスという(好いたらしいわぁん、このタイトル)歌を
歌い始めるわ・・・。
終電ぎりぎりまで、ほんとに身もだえしそうな笑いと熱狂に包まれた、楽しい時間でした。
ローズさん、お世話になりました。
深夜1時過ぎに大塚に着いたら、まっしぐらに「世界飯店」へ。
念願だったベトナムのフォーをすすって気持ちと腹を落ち着かせてから、厚塗りのファンデーションを落とし、
ツケマを取り、寝たのは午前3時。。。ZZZ



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