ルナシオン 引退･･･

トップガン厩舎の５歳牝馬、ルナシオンの引退が決定しました。


ＴＯＰの写真の馬が ルナシオン
（写真提供：シルクＨＣ）

クラブからの発表によると

藤沢和雄調教師
「今回は調教を積みながらも体が減ることはありませんでしたし、非常に
良い流れでレースへ向かえただけに先週の結果は残念でしたね･･･。直線へ
向くまでの雰囲気は悪く無かったので、これならと思って見ていたものの、
明らかにレースへ対しての気持ちが切れてしまっています。レース後も気持ち
の部分がやはり萎えてしまっていましたし、これを立て直すとなると非常に
時間が掛かること、それに血統的にも次の仕事がある馬なので、馬主・牧場
サイドとも相談をした結果、ここで現役生活を終えることと致しました。
もう一度良い頃の走りをお見せすることが出来ず、申し訳ございませんでした」


クラブサイド
近走のレース内容を考慮して今後について協議を行った結果、現役から退くこと
となりました。16日に競走馬登録を抹消し、今後は繁殖牝馬となる予定ですが、
詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。デビュー前
から気難しいところがありながらも、新馬戦を勝利して続く重賞のクイーンＣでは
1番人気にも支持されました。その後も心身のバランスを崩さぬよう大事に厩舎・
牧場にて調整してもらい、１勝クラス・2勝クラスを連勝するも、昨年春を皮切り
に走る方へなかなか気持ちが向かず、この馬の能力を最大限に発揮することが
出来なくなりました。現状のままレースを使ったとしても同じことの繰り返しに
なってしまう公算が大きく、一から立て直すとなるとかなりの時間を要すること
が予想され、このような状況ではご出資会員の皆様のご負担が増えるばかりと
なってしまう可能性が高いことから、誠に残念ではございますが、今回の決断
に至りました。


と言うことです。


ここまでの戦績は、７戦３勝。
１着⇒１０着⇒１着⇒１着⇒１０着⇒１５着⇒１３着

デビューから４戦３勝の時点では、非常に大きな期待を持っていましたが、
脚元や気性等の問題で、４歳の春以降はコンスタントに使えず、成績の方も
全て２桁着順と言う結果になってしまいました･･･。
個人的には、かなり高い素質がありそうと感じていたので、同じ厩舎の先輩
であるグランアレグリアに、どこまで近づけるか？と言う妄想を抱いていた
時期もあったのですが、それは単なる幻想になってしまいました。

冷静に振り返ってみれば、勝利を挙げた３回以外は、全て完敗の２桁着順
という極端な成績で、その主たる原因はメンタルだったようなので、規約に
よる現役期間を１年以上残しての引退の判断は、いろいろな負担を考えると
正しいのかもしれませんが、私たちとしては、もう少しあがいてほしかった
という思いもあります･･･。

そうは言っても、決まったことは仕方がないので、今後は母としての仕事
を全うしてほしいです。精神面はわかりませんが、肉体的には酷使されて
いないので、母親としての仕事に注目しています。

規約の期間を１年残しての引退になってしまいましたが、お疲れ様でした。