BEAST SIDE 1

ジュエリーアーティスト太田マリ(タバサ)です。工房からの制作風景、プライベートでやってるロックバンドの話も少しだけ。

総手彫りバングルの製作風景

2013-12-01 23:01:32 | バングル
総手彫りバングルは、10mm幅のものを女性の方からご依頼いただくことが多く、今回も20代の女性からのご依頼です。

まず、地金を寸法で切って端を仕上げ、叩いて丸めます。

その後、ヤスリやリューターで仕上げていきます。

写真左側は、丸めただけの段階、右側は半分くらい仕上げが進んだ段階です。




バフモーターも使って、全体をピカピカの鏡面に仕上げます。




次に梨地といって、細かなガーネットの粒子を使って表面に荒らしを入れます。

裏側をテーピングして、表面に水と一緒に粒子をジャラジャラと落とします。

ムラなく荒らしを入れることで、きれいなマットな面が出来上がります。





ヤニ台を使って彫金台に固定し、彫りを入れていきます。

写真は彫りの途中です。




真上から見たところ





全体に彫りが入りました。





裏側です。





火をあてて、ヤニを溶かし、その後、薬品を使ってきれいに洗浄します。




完成です。





ケースにお入れした感じです。

(こちらはホームページ掲載の写真です)





このバングルは、仕上がったばかりの綺麗な状態もいいのですが、お付けになっているうちにどんどん深みが出てきます。

体の一部のようにずっとお付けいただいている方もいらして、やはりシルバーのあたたかみ、手彫りの奥深さを感じていただけてるのかなと思っています。



TABITHA総手彫りバングル
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