BEAST SIDE 1

ジュエリーアーティスト太田マリのブログです。ジュエリータバサ/OPEN-G工房からの制作秘話、裏話、趣味の音楽の話など。

「Rock Bar テキサスフラッド15周年記念キーホルダー」製作しました

2018-04-15 11:52:05 | オーダーメイドジュエリー
四ッ谷3丁目のロックバー「テキサスフラッド」さんの15周年記念に、お店の常連さんの方々からプレゼントを作って欲しいというご依頼をいただき、TABITHAで製作させていただきました。



お店のロゴをモチーフにしたシルバー950製のキーホルダーです。


素材もアイテムもすべてお任せいただいたので、さて何をお作りしようかとかなり悩んだのですが、やはり低音増量でブルースやハードロックが流れるお店の雰囲気に合うようなものをと考え、このデザインになりました。



製作過程を簡単に・・。



しっかりとしたシルバーの素材感を楽しめるものがいいかなと、SV950の2mmの板材を使って製作することにしました。





板にロゴをケガいて、中を糸鋸で抜きます。

板厚2ミリはけっこう大変です。







ロゴを抜いたところで、リューターで彫り崩していきました。イメージとしてはごつごつした岩の感じが出せたらいいなと。







全体に彫り崩しをいれたところで、周りをカットします。







カット後、全体をバフで磨いたところです。

今回のデザインは、ザクザクした感じがいいかなと思ったので、磨きすぎないようにしました。







丸カンと2重カンをつけ、銀いぶしで色を黒ずませて完成です。







ポーチを付けてプレゼント梱包しました。







裏側の感じです。







光が抜けるとお店のロゴが映ります。







お店の15周年会で常連のみなさんと一緒にマスターにプレゼントしました。






とても喜んでくださり、このショット。






地金を糸鋸でガリガリと切っていくのは、大変ではあるのですが、けっこう気持ちよい作業だったりします。

シルバーの物作りの、原点のような作業が多く、かなり夢中になってしまいました。

今回の記念品を私に任せてくださったご常連のみなさん、本当にありがとうございました。

そして、テキサスフラッドさんには、今後も末永く大人の隠れ家として、四ッ谷3丁目で大人のロックを聴かせていただけたら嬉しいです。

私もまた、ふらっと遊びに行かせていただきますね。



ロックバー テキサスフラッド

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ご結婚25周年のペアリング

2018-01-08 22:17:31 | オーダーメイドジュエリー
2018年も穏やかに年が明けました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



本年最初の記事は、2017年の年の瀬、クリスマスイブの日にお渡しさせていただいたペアリングです。


プラチナ950 手彫りリング「月桂樹」(ダイヤモンド彫り留め)











ご依頼のお客様はご結婚25周年をお迎えになられた素敵なご夫婦。

今までずっとお付けになられていた結婚指輪が少しきつくなってこられたこともあり、25周年の記念に新しくペアリングをお作りになりたいとのことでした。


デザインのご相談をさせていただいた際、TABITHAのサイトで展開している手彫りリングをたいへんお気に召していただき、こちらの「月桂樹」のアレンジで製作させていただくことになりました。

(サイトはこちら → ジュエリーTABITHA 手彫りリング


TABITHAのサイトではシルバー925での展開ですが、今回のオーダーはプラチナ950です。


ご相談の中に「石を入れたい」というご希望があり、月桂樹の中にメレーダイヤをさりげなく、そして印象的に埋め込んだデザインということで、進めさせていただくことになりました。




まずベースのリングを作ります。
もちろん、原型からの手作りです。

内側に記念日とイニシャルの刻印をとのご注文でしたので、この段階でレーザー刻印でお入れしました。







次に「月桂樹」の彫りをお入れしました。

TABITHAの「月桂樹」は、直線上に同じパターンを繰り返すデザインではなく、波打つようにゆらぎがあるのが特徴です。

今回はそのデザインの中にメレーダイヤを入れるので、その部分も見当をつけながら彫ってあります。

写真の中で赤い点があるところにダイヤモンドを入れます。










デザインの中にダイヤモンドが入りました。

一本のリングにそれぞれ3ピースづつ、ダイヤモンドをお入れいたしました。














彫りのアップになります。

ダイヤモンドは上品質で照りのよい石をお選びしておりますので、さりげないデザインの中でも真の輝きがあります。








ケースにお入れして、ちょうどクリスマスイブの日にお渡しすることになりました。

サイズもちょうどよく、たいへん喜んでいただきました。




長年苦楽を共にされたご夫婦が、新たな節目につくられるペアリング、本当に素敵なことだと思います。

このペアリングに、お二人の新たな歴史が刻まれていくのでしょう。






*******



新しいペアリングをすぐにおつけになってくださったお二人、ご用意させていただいていたケースにはそれまでつけていらした結婚指輪を二つ並べて納められ、大切にお持ち帰りになりました。



年末に、とても感動的なお仕事をさせていただけて、2017年のよい締めくくりとなりました。


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受け継がれる形見のジュエリーのリフォーム

2017-10-31 12:46:55 | オーダーメイドジュエリー
ご両親やご祖父母様、またご親戚の方などから形見として受け継がれているジュエリー。
なつかしい思い出と共に、大切にお持ちの方も多いかと思います。

今回、作らせていただいたのは、ご祖母様から形見としてご依頼主様に受け継がれた、赤くきれいな石のリングのリフォームです。


完成品はこちらです。





こちらが最初にお預かりしたリングです。









きれいな赤い石(おそらくガーネットだと思われます)が透かしの入った石座に留まり、細身の腕がついた素敵なリングでした。
地金は14金ホワイトゴールドです。





ペンダントトップへのリフォームをご希望でしたので、石座はそのまま残し、周りに枠をつけることをご提案して、以下のようなデザインに決まりました。





まず、慎重に石をはずします。







石座にあわせ、ワックスで回りの枠の原型を作ります。






斜めからみた感じです。







ワックスから18金ホワイトゴールドにキャストしました。






パーツをそれぞれきれいに仕上げ、もともとのリング枠のほうも腕を慎重に切り離しました。







各パーツをロー付けし、磨き仕上げをして、空枠の完成です。






石座も綺麗に仕上げなおしをし、新しく作った外枠の部分と一体感がでるようにしてあります。







最後にはずしておいた石を留め直します。








デザインの段階では、新しく作るパーツの上部と下部にメレーダイヤをいくつか入れることも考えておりましたが、空枠ができた段階で御依頼主様とご相談したところ、メレーはないほうがすっきりとしていいかも・・というお話になり、メレー無しで仕上げることになりました。




そして、完成です。











もともとの石座をそのまま使用させていただいたので、もとのリングの雰囲気を引き継げたのではないかと思います。







今回、リングの腕の部分は、思い出と共にしまっておけますよう、そのままご依頼主様にお返しすることにいたしました。





先日、御依頼主様に、無事にリフォームされたペンダントトップと、思い出のリングのパーツをお渡しいたしました。

たいへん喜んでくださり、お母様にもご報告をしてくださいました。

また、このジュエリーを今後も次のご世代に引き継いでいきたいとのお話をしていただき、こちらも感激してしまいました。







製作を終えて・・・


シーズンごとに流行のアクセサリーを楽しまれることも素敵ですが、こうして何十年も引き継がれていくジュエリーをお持ちになる楽しさ、そして気持ちの豊かさ、とても素敵なことと思います。

ジュエリーに使われる金やプラチナ、シルバーなどの地金、そして宝石の数々は、長くその姿を保つものが多く、また一度輝きを失っても、磨きあげるとまた美しく輝きだすことも多くあります。

だからこそ、形見として受け継がれることも多かったのだと思います。


今回、製作時間をかなりたっぷりいただいてしまって申し訳なかったのですが、なんとか、ご納得いただける形にして差し上げられて本当によかったです。

私にとっても、とても思い出深いお仕事となり、大切なお品物のリフォームをお任せくださったご依頼主様には心より感謝いたしました。



ジュエリーTABITHA
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オーダーメイドマリッジリング製作 その4

2016-07-10 15:12:11 | オーダーメイドジュエリー
だいぶ間があいてしまいましたが・・。

マリッジリング製作の続きです。
ここからはいっきに最後まで書きますね。

前回は、サンプルリングができあがるまで・・でした。

その後、サンプルリングをお二人にお預けし、ゆっくりみていただきました。

そして、いただいた修正案は、

・ 模様の「Y」のクロスする部分をもう少し上に。

・ 「Y」の彫刻をもう少しぷっくりした感じに。

・ 9号サイズを少しだけプラス目に。

という3点でした。


そこで、デザイン画を以下のように修正しました。




前回お出ししたデザイン画は以下です。

「Y」のデザインが少し変わっているのがおわかりいただけるでしょうか。



デザイン画の修正でOKをいただいて、いよいよ、本番の製作です。

WAX製作の様子は、基本的にサンプルリングと同じなので省略しますね。


出来上がった感じがこちら。
サンプルリングよりもぷっくりした感じになりました。




いよいよプラチナ900でキャストします。

キャスト上がりの様子です。





サイズ合わせは、とにかく大事な作業。

今回も慎重に。

レディースのほうはサイズ棒の9番の線がリングの中にしっかり隠れるくらいのプラス目にしました。(写真撮り忘れました・・汗)




ヤスリや、キサゲ、リューターなどで、丁寧に仕上げていきます。








全体が仕上がったところで、いよいよ石留めです。

リングの内側への石留めは、工具が上からまっすぐに立てられないため、穴をあけたり、石の上に爪をおこすのも難しい作業になります。


他の部分にキズをいれないよう、慎重に穴をあけているところです。




きれいに穴があきました。

この穴に石をおさめ、穴の壁から小さな爪をおこして留めます。




女性のリングにはアクアマリン、男性のリングにはエメラルド、それぞれきれいに留まりました。




全体をもう一度仕上げて、いよいよできあがりです。




ブライダル用のお箱におさめて無事に終了!




*******


後日、お二人にお渡しし、試着していただきました。

全体の仕上がりにつきましては、ご納得いただき、たいへん喜んでいただきました。

サイズのほうで最終的にもう少し手直しが必要になったので、お式までまだ少し余裕があるということで、その後、2日ほどかけて微調整を。

旦那様に無事にお渡しし、あとはお式が無事に済むことをお祈りしておりました。




******


数日後、お式が無事に済んだ旨のご報告をいただきました。

リングの交換もスムーズにすんだということで、本当にほっといたしました。


お二人の素敵な素敵なお写真を送っていただきましたが、そちらは私の宝物としてそっとしまわせていただきますね。

リングをお付けになったお二人のお幸せそうなお手元のお写真はこちらです。








マリッジリングというものは、ジュエリーの中でも、本当に特別のものだと思います。

結婚という人生の一大イベントを迎えたしるしとして作り、この先もずっとお二人に寄り添っていくジュエリーです。

ジュエリー製作をするものとして、ここにたずさえることは本当に本当にうれしいものです。

今回も、製作の途中では、いろいろ苦労することもありましたが、無事にお渡しができ、大きな達成感とうれしさを味わうことが出来ました。

何より、私に製作をまかせてくださった若いお二人に、心より感謝させていただき、お二人の末永いお幸せをお祈りさせていただきます。



また、長々と、製作の様子を読んで下さった皆様にも感謝、感謝です。

面白かったでしょうか?

またまた、次の製作も頑張ります!!



  ジュエリーTABITHA
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オーダーメイドマリッジリング製作 その3

2016-05-07 13:05:14 | オーダーメイドジュエリー
キャストから上がってきました。


サンプルリングなのでシルバー925で鋳込んでありますが、キャスト上がりはシルバーの銀色ではなく、こういった白い色をしています。

このような鋳造したままの表面を「鋳肌(いはだ)」といいます。






また、鋳造後の品物には、「湯道(ゆみち)」といって地金を流すためにワックスの状態の時につけた棒のような部分が残っています。





これは、キャスト屋さんが、その品物の形状をみて、どこにつけると地金が流れやすいか、また、デザインを壊さないかなどを考えて付けてくれます。

今回のリングは普通にリングの腕の部分でしたが、表面にグルっと模様が入っているリングなどの場合は、湯道がリングのコバ(横)の部分だったり、内側に斜めにつけてあったり。

また、大きなものや複雑なデザインの場合は、数箇所に湯道が付けてあったりと、いろいろ工夫されてることが、地金になって帰ってきたときにわかります。


湯道は糸鋸やヤスリできれいに削り取ります。



*****


さて、次に、リングはサイズ出しがとても大事です。

ワックスの原型から地金に鋳造すると微妙に縮みがでたりします。

また、地金の原型からゴム型をとって同じものをいくつも作る場合などは、その段階でも縮みがでます。

その品物の製作工程によって、最終的に希望のサイズになるように、あらかじめその分を見込んだ原型を作るわけですね。



今回は9番と13番ですので、8番と12番のプラスめくらいに鋳造されるようにねらってワックスを作ってあります。

最終仕上げでそのサイズぴったりになるように、荒仕上げの工程で軽くたたいたりしてサイズ調整をします。






私の場合、このくらいマイナスめにしておけば、最終仕上げで内側を磨き上げたときにサイズぴったりをねらえます。





サイズ出しができたら、あとはひたすら仕上げ(磨き上げ)ていく作業です。

ヤスリやサンドペーパー、先端を品物にあわせて研いだキサゲなどを使って全体をピカピカに仕上げていきます。

リューターやバフなどの電動工具も駆使します。






とりあえずぴかぴかになりました。




今回はサイズ感や全体のイメージを見ていただくためのサンプルリングなので、地金の表面に変色部分やス(ごく小さな穴)が残っていても無視していただく形です。


二つ重ねるとこんな感じ。





あとは、お二人にみていただいて、よく、チェックしていただきます。


この段階で、きちんとチェックしていただくことがサンプルリングの目的ですので、ここはしっかりと。



今回はここまでです。


次回は、お二人のチェックが終わってから。


またまた、ドキドキです。




ジュエリーTABITHA
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オーダーメイドマリッジリング製作 その2

2016-04-24 15:05:33 | オーダーメイドジュエリー
マリッジリング製作の続きですww


サンプルリングのベースが仕上がりましたので、ここに、お客様デザインの模様を刻みます。



前回、載せませんでしたが、最初に、お客様の手描きスケッチを元に、イラストレーターで清書をしました。

それが、こちらの絵です。







イラストレーターは、リングの内径や幅、石の寸法など、実際の数字を打ち込んで絵を作っていけるので、たいていの場合、デザインをまとめる際にはこのソフトを使っています。

出来上がった絵をPDFファイルにしてお客様にお送りすれば、お客様にも実寸でご確認いただけるのでたいへん便利です。



今回は、この絵を元にまず一度サンプルリングをお作りして、実際にご試着いただくので、とにかくワックスを削ります。



ベースになるワックスに、マジックであたりをつけます。





マジックを参考に、とがった針のような道具で、薄くケガキ線を入れます。





ケガキ線をガイドに、アールの流れに注意しながら、彫っていきます。





彫るための道具はタガネ、ヤスリ、スパチュラ、それから竹串や爪楊枝など、先端を加工していろいろなものを使います。

大事なのは、彫りたいデザインに合わせて、先端をきちんと加工すること。

ここに思いのほか時間がかかってしまって、あせってくることもあるのですが、この段階を適当にすると、先にいってからもっと時間のかかる失敗につながることもあるので、じっくり頑張ります。



今回、サイズ感や全体の雰囲気を見るサンプルリングなので、とりあえず、シンプルに彫り上げてみて、こんな感じになりました。





ここまでできたら、キャストしてシルバー925で鋳込んでもらいます。

キャストは外注さんなので、仕上がってくるまでちょっとドキドキしながらの待ちです。



今回はここまでです。

キャストが上がったら、サンプルリングの仕上げになります。

お楽しみにしてくださいね。



ジュエリーTABITHA
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オーダーメイドマリッジリング製作 その1

2016-04-16 20:25:43 | オーダーメイドジュエリー
九州地方の地震災害にあわれていらっしゃる皆様に、心からお見舞い申し上げます。
まだ、余震が続いておりますが、被害が広がらないことをただ祈るばかりです。


*****

現在、いくつかのオーダーメイドのご注文をいただいておりまして、楽しく製作にあたらせていただいています。

6月にご結婚されるカップルのマリッジリングもその一つです。


今回、お二人に許可をいただきまして、製作途中からその模様をブログに書かせていただけることになりました。

いつもは、お品物が仕上がってから許可をいただき、ブログを書かせていただくことが多いのですが、今回は現在進行形ということで。

皆様に、面白いなと思っていただけたら嬉しいのですが・・。



お二人は、ジュエリーショップを回られてみたものの、なかなかピンとくるデザインが見つからなかったそうで、それならオーダーメイドでと、TABITHAをお選びいただいたのだそうです。

また、うちをお選びいただいた理由には、「リングの内側に石を入れたいから」とも伺いました。

TABITHAの工房は、太田彫金の石留め工房でもあります。

もともと石留めが専門ですので、リングの裏側への石留めも、もちろん工房内で行えます。

リングをお渡しした後のメンテナンスにつきましても、石の部分を含み、すべてこちらでできますので、ご安心していただけると思います。



リングのデザインにつきましては、今回、お二人がかなりわかりやすい絵を描いてくださいました。

こちらでは、サイズに合わせて、ご希望のデザインをまとめていくだけで済みそうで、たいへん助かりました。


ベースとなる形はシンプルな甲丸リングです。

リングの表面に、お二人のデザインされた模様を刻みます。


全体のバランスやサイズ感をみていただくためと、模様の表現のチェックを兼ねて、まず試作品としてシルバーで製作させていただくことにしました。


お二人のサイズに合わせて、ワックスを削りだしていきます。




高さがありすぎると装着感がわるくなりますし、しかしあまり薄く作ってしまうと裏から石を留めたときにリングの表に穴があいてしまいます。

仕上がった時の厚みを、たえずイメージすることがとても大切です。


また、プラチナは比重がとても重い金属です。

ざっくりとした計算ですが、6グラムの18金のリングとまったく同じものをプラチナで作ると、8グラムくらいになってしまいます。

重くて日常使いのしにくいリングになってしまわないように、仕上がった時の重さも見当付けしながら削っていきます。



とりあえず、ベースはこんな感じになりました。





内甲丸といって、内側にもアールをつけてあります。

これも装着感をよくするための加工ですが、今回は裏に石を留めますので、丸くしすぎないように注意しました。




これから、表面に模様を刻みますが、これには道具も合わせなければならないので、ワックスのかけらを使って、現在、ちょっと試行中です。




ここからはまた、次回。

作業が進みましたら更新しますね。


6月まで、日にちがあまりないので、頑張っていこうと思ってます!



ジュエリーTABITHA
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門出の記念のパールジュエリー(その3)

2015-11-11 18:30:32 | オーダーメイドジュエリー
娘さんの門出の記念にお作りしたパールジュエリー、最後の1点が先日、無事に仕上がり、納めさせていただきました。

18金の腕に、互い違いにパールを2粒あしらったフォークリングです。




実は今回お作りした6点のパールジュエリーの中で、こちらのリングが一番の難関でした。

というのは、今までフォークリングを作ったことがなかったので、輪としてつながってないリングで強度を保つノウハウが充分になかったためです。

そこで、とにかく職人さん仲間の方にもいろいろ情報をいただき、まずはシルバーでサンプルのリングを作ってお客様にみていただいてからスタートしました。


サンプルのリングをみていただき、そこそこ、しっかり感のある腕で作らせていただくことに決定しましたので、細すぎない2mmの地金を使ってリングのベースをまくことにしました。

2mmの丸線をなまさずにきれいに巻けば、それなりの強度にもなるということでこの方法にしましたが、これがかなりたいへんな作業。

けっこうな太さがありますので、硬さもあります。

そこで、考えたのが、こちら。



エレキベースのペグを使って、地金を巻く装置(?)です。

(我が家は音楽一家ですので、こういうパーツがころがっていたりするんですね。)


もともと、かなりの強さでベースの弦をまくためのものなので、これが大成功。

18金の丸線がきれいに巻けました。






なめらかなラインで、キズも少なく、きれいに巻けたところ。



ここまでいったら、あとはひたすら、削りだしていく作業です。




腕の部分が、自然できれいなラインになるように、ヤスリで成形するのとともに、パールをさす部分の芯も削りだしていきます。




ここでも、何度も仮玉をセッティングしては、2つの玉を一番いい位置にするために芯の位置を調整していきました。




そして、やっと最終的にパールをセッティングして仕上がりました。





リングの強度もあり、パールの位置もいいあんばいに落ち着いたと思っております。




お届けして、お客様からも、「想像通りのデザインで、考えていたとおりの出来栄えです」とのお言葉をいただき、心からほっといたしました。

今回のパールシリーズを作らせていただいて、職人仲間のつながりもまた新たに広がるチャンスもございましたし、なにより、たいへんによい勉強になりました。

あたらしいものに挑戦することができましたことは、とてもいい経験になりましたし、自信にもつながります。

そして、特に今回は、お客様のお嬢様の門出の記念ジュエリーということで、輝かしい人生の瞬間を刻むお手伝いをさせていただけたことが、なにより嬉しかったです。

素敵な素敵なお仕事をいただけて、本当に感謝です。



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門出の記念のパールジュエリー(その2)

2015-10-13 13:12:34 | オーダーメイドジュエリー
先日のパールジュエリー、5点目のリングが完成し、お客様へのお届けがすみました。




こちらのリングには、お預かりのパールの中で、ピンクのお色めのサイズの大きいものを選ばせていただきました。

18金イエローゴールドで、細身の平打ちリングの表面に槌目を入れてあります。


市場に出回っている槌目テクスチャーのリングの中には、原型の状態の時に槌目を入れてあるものも多くあります。

量産品の場合は、そういう方法で、同じ表面処理をされたものがたくさん作られますが、私が製作するものは1点ごとの手作りですので、一度完全に仕上げた平打ちリングに、ピカピカに光らせた金槌で叩いて槌目を入れます。

同じものは2本とありませんし、なにより、叩いてつくるリングは地金が硬くしまり、しっかりとした質感のあるものになります。






金槌で表面のテクスチャーをきれいに出しながら、狙ったサイズに仕上げなくてはいけないので、そこがちょっと心配でしたが、なんとか無事に仕上がりました。



お客様からは、「サイズもぴったりで、どの指にしても綺麗でとても気に入りました。」というお言葉と一緒に、2枚のお写真を送っていただきました。







お写真を見せていただき、とてもきれいなお手に、ピンク系のパールがよくお似合いで、本当に嬉しかったです。

本当にありがとうございました。



あとはパールを2粒使ったリングです。

引き続き、素敵な素敵なものになるように頑張りたいです。



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門出の記念のパールジュエリー(その1)

2015-09-27 14:26:41 | オーダーメイドジュエリー
お客様からのご依頼で、お手持ちのパールをお預かりし、シンプルなジュエリーに仕立てさせていただく作業をしております。

今回、製作させていただくジュエリーは、ネックレス、リング、ブレスレット、ピアスなど、全部で6点です。

そのうちの4点が先日仕上がりましたので、お客様にお届けし、とても喜んでいただきました。









今回のご依頼で、預からせていただいたパールは全部で9ピース。

お嬢様がお生まれになってから、ご幼少の頃、お誕生日のたびにお買い求めになってたものとのお話でした。


(お客様のお写真です)

どのパールも、とても照りがよく美しいものでしたが、サイズやお色めがいろいろです。

今回、お嬢様の門出の記念ということで、このパールを全部使っていくつかのジュエリーに仕立てたいとのご希望でした。


一つ一つのデザインは、お客様がお嬢様とご相談されて、だいたいおおまかに決めてくださいましたので、私はそれぞれのデザインにパールを割り当て、細かな寸法出しをし、製作工程を決めまして、その後、順番に仕上げてまいりました。





とりあえず、先に仕上がり、納めさせていただいたのが下の4点(ピアス2点、ブレスレット、ネックレス)です。






あとはリングが2点となります。


1点は仕上がりまして、お客様へのお渡しを待つ段階です。

そして、最後のリング1点が、ちょっと製作が難航しそうな予感ですが、ていねいにていねいに仕上げていきたいと思っています。




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