18金喜平ブレスレットにメレーダイヤモンドの石留め

むかしからの定番チェーンである喜平。
つらなる面の輝きが美しいだけでなく、地金の重さがしっかりつくデザインなので、身につけていればいざという時にお金に変えられるという資産価値もあり、世界的に根強い人気があります。




この喜平チェーンのブレスレットの一こま一こまにメレーダイヤモンドを留めるという加工のご依頼が、最近少し増えてきた気がします。

何十年も変わらない、本物の価値が見直されてきているのでしょうか。



作業は、まず面の部分にドリルで穴をあけ、穴のまわりにタガネで彫りを入れ、メレーダイヤをセッティングしたあとナナコで爪を丸め留めていきます。






ブレスレットのこま数は太さや長さによってさまざまですが、ダイヤは一こまに2ピースはいるので、こま数が50個とすると100ピースのダイヤモンドを入れることになります。

根気勝負の手仕事です。




全部のこまにキラリと光るダイヤモンドが整然と並ぶと、本当に美しく華やかです。
（写真だとわかりにくいかもしれませんが・・）







ジュエリーTABITHA（太田彫金）では、石留めの加工ご依頼を承ってます。

趣味でジュエリーをおつくりになる方、また、彫金学校の生徒さんの自主作品などの石留めなども１ピースからお受けしますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

また、業者様につきましても、ご遠慮なくお問い合わせください。

お問い合わせはこちらからどうぞ。



ジュエリーTABITHA

彫り留めについて（その1）

リングやペンダントなどのさまざまなジュエリーに、ダイヤモンドなどの石を入れることを石留めといいます。

一言で石留めと言っても、ジュエリーのデザインや石の種類によって、その留め方は数多くあります。

今回は、その中の「彫り留め」について、ご紹介していこうと思います。


彫り留めは、文字通り、ジュエリーの地金を彫って、そこに石を埋め込んで留める方法です。

プレーンな地金面に一つ一つタガネで彫っていきますので、石留め職人それぞれの手彫りの味わいがそのままそのジュエリーの表情となります。

そのため、よい品物を作るためには、石留め職人の確かな技術が必要になってきます。


彫り留めにも、たくさんの種類があるのですが、今回は手始めに、工程としてはわりと単純な「後光留め」をご紹介したいと思います。



留める前のリングです。
ひねりのある面に3ピース、メレーダイヤモンドを後光留めしていきます。






まず、留める位置にしるしをつけます。





次にしるしの位置にドリルで下穴をあけます。
あくまでも下穴ですので、石の直径よりだいぶ小さいです。





下穴を中心に皿もみをします。
皿もみとは、石がすわるように円錐型に削り込むことです。





次に、穴の天地左右をタガネで彫ります。





星が光ったような感じに彫ってあります。





穴にダイヤモンドをセッティングして、天地左右に彫った間から爪になる地金を起こし、その地金を丸くつぶしこむことで石を留めます。
その後、磨き上げて仕上がりです。









石を留める前のリングと比べるとリングの形は変わっていないのに、いっきに華やかできらびやかで、また高級感のあるジュエリーになったと思います。

石留めは、ジュエリーの加工工程の中ではかなり最終段階です。

この工程で、ジュエリーの表情が大きくかわります。

特に彫り留めは、タガネで彫った部分がキラキラと輝くため留めた石が際立ちますし、また、職人が彫って埋め込んでいることによる重厚な味わいが生まれます。

最近は、「彫り留め風」といえばいいでしょうか、3Dによってタガネ彫りをしたように成形してしまう工法も多くなってきていますが、やはり、実際にタガネで彫った風合いは出せません。



一つ一つ職人が手彫りして石を留めていく「彫り留め」の魅力が少しでもお伝えできたらいいなと思って、今日はご紹介しました。




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勉強。

だいぶ、更新をさぼってしまいました。

もちろん、ちゃくちゃくと仕事のほうはしておりましたが、石留めのほうの仕事で忙しかったり、ちょっと母親の具合が悪かったりなんてこともあって、わりと毎日走り回っておりました。




主人は大手メーカーさんの石留めを主に請け負っているのですが、ネットのおかげで趣味で彫金をされている一般の方や、すでにお持ちのアクセサリーに石を留めてほしいというようなご依頼もたびたびあります。

そういったご依頼のときは、どのようなお品物が届くのかあけてみないとわからないところがあり、わりとドキドキしながら、でも楽しく仕事させていただいています。

こういったお品物は、プロが作る商品と違ってフォローがいることもあったりはするのですが、思いがけない発見をすることもあり、すごく勉強になっています。



勉強といえば、最近は特に顔を描くことに凝っていて、なんてこともなくいろいろな顔を描いてみています。

絵の勉強は、ちゃんとしてみたことがなくて、図書館で本を借りてきて読んでみたりはしていますが、一度ちゃんと教わってみたいなと思っています。



それと、もう一つすごく興味があるのが人形作りです。

球体関節人形には前からすごく興味があって、できれば一度作ってみたいなと思っています・・。

同じ流れで”面打ち”もしてみたいのですが・・・笑



なんにしても、いろいろ興味がでてきてしまうと、本当に時間が足りないです。

本業のジュエリー製作を、まず頑張らないといけないんですが・・笑

新作ＵＰ 作業中～

やっと新作ができあがり、今アップロードの作業をしています。

今回、いままでとはガラッとイメージの違う

「BLACK TABITHA」というカテゴリーを始動させることにしました。




今までの洗練されたシルバーアクセサリーのイメージと違い、本能的でワイルド、そしてちょっとグロテスクな世界観で製作したものをここに入れていきたいとおもいます。

ともあれ、とにかく、現在更新作業中。

頑張りますねっ



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年末からの石留めの仕事

年末から年明け、そしてその後の工房の様子なんですが・・



実は年末に入った石留めの仕事が、けっこうな数もので、お正月返上で作業しているにもかかわらず、まだ終わってないんです



石留めのほうは主人の専門なので、主人は今年、元旦の一日だけしか休まず、仕事をさせていただいてます。




下の写真は、メレーダイヤです。






1.5ミリ前後のダイヤが、これだけでざっと900ピースあります。



今回、それが2口あったので全部で1800ピースです。







これらの石を1ピースずつ手作業で枠に留めていきます。



今、請け負っているこの仕事は、某大手ジュエリーメーカーの品物ですが、ここの検品がたいへん厳しいんです。



なので、作業もたいへん気を使います。



一口に石留めといっても、低価格帯のアクセサリーなどの場合は、それほどの経験がない人でもできるような簡単な方法で留めている場合も多いんです。



しかしやはり、一流ブランドとよばれるメーカーの商品では、細部にまでこだわった商品つくりをしておりますので、外注職人にも高い仕上がりレベルを要求されます。



そのため、どうしても時間もかかりますが、もちろん、やりがいもあります。



全国にちらばるであろうこれらのジュエリーを、各地の店舗で実際に手にされるエンドユーザーの方々・・・・



そんな方々のお顔を想像しながら、徹夜続きの作業を頑張っております。　




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石留めの技術を・・

主人と、現在、相談しているところなのですが・・。

石留めを学びたい方がいらしたら、うちの工房でお教えしようかなと・・

そんなことを考えております。





石留めは、ジュエリー製作の中でも、ちょっと特殊な技術で、ある程度の手作りジュエリーが作れる方でも、石留めだけは職人さんに頼む方も多いんです。

特に小さなメレーダイヤなどを埋め込む「彫り留め」は、ほとんどの方が石留め屋さんに依頼します。


ただし、この石留めの技術を身につけられたら、また、たとえきれいにできなくても体験してあったら、ジュエリーを製作する上で、とても力になると思うんです。



なので、現在、ジュエリー製作を学ばれている学生さんとか、ジュエリー業界ですでに働いているがスキルアップのためにも石留めを学びたいと思っている方とか・・

そういう方に、現場の石留め職人（主人）が直接マンツーマンでお教えできるのは、きっとお役にたつのではないかと思うんです。



うちは、きれいな場所もないし、狭いし、設備の整った大きな教室のようにはいきいません。

でも、その分、お安くお教えできるし、時間的なものも自由がきくと思います。

きちんと教室としての体裁を整えるとなると、お金も時間もかかっちゃうので、そこは我慢していただいて・・

そのかわり、お気軽に、お試し的な感覚で、はじめられるんじゃないかと思います。



現在のところ、入会金とかはもちろん無しで、1時限（90分）のレッスンで3000円くらいを目安として考えてます。

内容についても、その方、その方で、違ってくるので、とりあえずご相談いただいて・・という形です。



いろいろなところが白紙の状態なので、わかりにくいこともあるかと思いますが、その分、みなさんの望む形、やりやすい形に、自然となっていければと思ってます。

ご興味のある方は、お気軽にメールをいただければ幸いです。


f1@tabitha.jp





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石留めする部分の厚み

主人のブログねたとかぶるんですが、結構、大事なことなので・・


当店はもともと石留め工房なので、石留めのご依頼をよくいただきます。

1本から・・というか1ピースからお受けしてますので、個人さんや、趣味で製作されてる方からのご依頼もよくあります。


それで、とくに趣味でつくられる方の作品で、問題が発生しやすいのが石留め部分の地金の厚みです。

留める部分の地金が薄すぎると、石のキューレット（下のとがった部分）が裏側に出てしまいます。

アイテムによっては、それでも問題ないときもあるんですが、特に気をつけていただきたいのがバチカン部分に石を留める場合です。

バチカンにメレーダイヤをちりばめたい場合などに、バチカンの地金が薄いと、内側にキューレットが出てしまいます。

この場合、見た目には問題ないんですが、バチカンに通したチェーンがキズだらけになったり、後ろからおされることで石が緩みやすくなってしまいます。


どのくらいの厚みがいるのかについては、留めたい石の大きさによってしまうので、もし、心配なときは、事前にお問い合わせくださいね。




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オリジナルコンチョ

タバサオリジナルのコンチョ、はじめました。



コンチョのページはこちらから


コンチョは、革のベルトやお財布などの穴に簡単につけられる、飾りボタンのようなアイテムです。

気にいったコンチョを付けることで、シンプルなアイテムがオリジナリティのある自分だけの一品になります。




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役得？ 平打リングＧＥＴです

昨日から本格始動した、主人のブログ。

最初のネタでもあった平打リングですが、もともとサンプル品だったので、自分用にさせてもらってしまいました。




幅がそこそこ広いので存在感があります。

装着感でいってしまうと、やはりもう少し幅がせまいほうが楽かもしれませんが、裏のフィレットもきれいにとってあるので、すっと入って、指になじんでくれます。

夏には活躍してくれそうです。




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主人のブログ始動

いよいよ、主人がブログを始めました。

ここです↓

本職は石留め屋さん


主人はジュエリーの石留め職人でして、私よりも興味深いブログネタをたくさん持っています。

ただ、なにぶんにもＷＥＢ担当を私がずっとやっていたので、そのあたりに多少苦手意識があるようで・・・


しかし、ブログは”継続してなんぼ”だと思うので、夫婦で、ライバル意識燃やして頑張りたいと思います。笑

ここ「タバサの工房日記」同様、よろしくお願いします！！！



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