BEAST SIDE 1

ジュエリーアーティスト太田マリ(タバサ)です。工房からの制作風景、プライベートでやってるロックバンドの話も少しだけ。

ご結婚25周年のペアリング

2018-01-08 22:17:31 | オーダーメイドジュエリー
2018年も穏やかに年が明けました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



本年最初の記事は、2017年の年の瀬、クリスマスイブの日にお渡しさせていただいたペアリングです。


プラチナ950 手彫りリング「月桂樹」(ダイヤモンド彫り留め)











ご依頼のお客様はご結婚25周年をお迎えになられた素敵なご夫婦。

今までずっとお付けになられていた結婚指輪が少しきつくなってこられたこともあり、25周年の記念に新しくペアリングをお作りになりたいとのことでした。


デザインのご相談をさせていただいた際、TABITHAのサイトで展開している手彫りリングをたいへんお気に召していただき、こちらの「月桂樹」のアレンジで製作させていただくことになりました。

(サイトはこちら → ジュエリーTABITHA 手彫りリング


TABITHAのサイトではシルバー925での展開ですが、今回のオーダーはプラチナ950です。


ご相談の中に「石を入れたい」というご希望があり、月桂樹の中にメレーダイヤをさりげなく、そして印象的に埋め込んだデザインということで、進めさせていただくことになりました。




まずベースのリングを作ります。
もちろん、原型からの手作りです。

内側に記念日とイニシャルの刻印をとのご注文でしたので、この段階でレーザー刻印でお入れしました。







次に「月桂樹」の彫りをお入れしました。

TABITHAの「月桂樹」は、直線上に同じパターンを繰り返すデザインではなく、波打つようにゆらぎがあるのが特徴です。

今回はそのデザインの中にメレーダイヤを入れるので、その部分も見当をつけながら彫ってあります。

写真の中で赤い点があるところにダイヤモンドを入れます。










デザインの中にダイヤモンドが入りました。

一本のリングにそれぞれ3ピースづつ、ダイヤモンドをお入れいたしました。














彫りのアップになります。

ダイヤモンドは上品質で照りのよい石をお選びしておりますので、さりげないデザインの中でも真の輝きがあります。








ケースにお入れして、ちょうどクリスマスイブの日にお渡しすることになりました。

サイズもちょうどよく、たいへん喜んでいただきました。




長年苦楽を共にされたご夫婦が、新たな節目につくられるペアリング、本当に素敵なことだと思います。

このペアリングに、お二人の新たな歴史が刻まれていくのでしょう。






*******



新しいペアリングをすぐにおつけになってくださったお二人、ご用意させていただいていたケースにはそれまでつけていらした結婚指輪を二つ並べて納められ、大切にお持ち帰りになりました。



年末に、とても感動的なお仕事をさせていただけて、2017年のよい締めくくりとなりました。


ジュエリーTABITHA 
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