黒猫 tabby の本読み日記

日々読み飛ばしている本と、その日の思いを、きまぐれネコがつづります。
猫と女の子と、本の世界に癒しを求めて。

古典落語 100席 (立川志の輔)

2008-11-26 | Weblog
さて、古典落語の紹介本である。

野球と勉強で煮詰まっている息子へ、1日1話づつ話して聞かせようと思って買ったものだ。
話の筋を覚えて、風呂で話して聞かせるのだが、江戸風俗の言葉を息子は知らない。私もなんとなくはわかるが、細かくは知らないものが多い。
たとえば竃(かまど)。これって、木でできていたり、持ち運べるものだったのか?
土間に作りこまれたものだと思っていたが。
そして、男女の性風俗の話も多い。大人になれば楽しめるのだが、息子に説明するのはちょっと難しい。
子供にもわかりやすいオチを選んでいると、20話もなかったか。

お気に入りは、
 猫の皿(茶屋の親父は、値打物の皿で、ひと稼ぎ...)
 紙入れ (アニイの女房といい仲になったが、アニイの家に財布を忘れて...)
 風呂敷(旦那の留守に男を連れ込んだが、帰って来てしまった...)
 松山鏡(鏡を見たことがない、田舎の夫婦の痴話げんか)
 短命 (大店の美人娘の婿養子は、なぜか短命だ)
あたりかな。

知らなかったけれど、日常にも出てくる有名な話は、
 酢豆腐(知ったかぶりの男、腐った豆腐を、珍味だと言われ...)
 明け烏(うぶで真面目な若旦那、初めて吉原へ連れられて...)


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