「インサイド・ヘッド」を川崎TOHOシネマズにて観て来ました
いやー、流石はピクサー!と唸らされる凄い作品でした!
CGアニメのクオリティの高さとか、泣き所や笑い所のバランスが完璧とか、そういうのはピクサー作品ならば当然の大前提だから~という観客の望むバカ高いハードルを今回も軽々しく飛び越えて来る傑作でしたねえ( ゜∀゜)o彡゜
男も女も大人も子供もお年寄りも、誰もが共通して持っている ”感情” をテーマにしていて、”喜・怒・哀・怯・苛(イライラ)”の5種類の感情それぞれにキャラが割り当てられて ”一人の人間の脳内” という、おそらく映画史上最も狭く、かつ無限に広大な世界で繰り広げられるハラハラドキドキが満載の冒険活劇です
↑この説明では何だかピンと来ないかもしれませんが、オレも劇場で実際に見るまではそうでしたw
奇想天外でありながら、この世の何よりも身近に感じられる展開がとにかく素晴らしいんです
”映画” とは人間の想像力の産物ですが、まさにそれが生み出される ”現場” を(制作者の脳内を)覗き見させて貰ったようなカンジでもありまして、それはそれはとても幸せな体験でしたよヽ( ̄▽ ̄)ノ
以下ネタバレ感想:
少々聞きかじったくらいの知識でしかありませんが、感情が脳に及ぼす影響や記憶の仕組みなど、大脳生理学やら心理学やらにやたらと精通している映画だなと感じ入る作品でした(゜Д゜;)
別に観客に学術的な知識なんて無くとも ”あるある” 的な描写が多いというか、誰もが実体験として感じた事のある経験や現象を、あれはそういう事だったのか!と観客に納得させる映像の説得力というのがホントに凄かったと思います
細かい記憶が整理(忘却)される様子や、印象的だったCMソングが突発的に脳内でリフレインされる現象なんかは爆笑モノでしたがw、重要な思い出と共に性格(人格)形成の根幹となる ”世界” が崩壊していく心象風景のシーンはまさに悪夢の様で心が震えましたねえ……すっかりおっさんなオレは恐怖感よりも、その表現に感心する感覚の方が強かった気がしますが、これ多感な若い観客(子供はこの感覚をまだ共有出来るとは思えません)だとトラウマ級にショッキングな映像だったりしないかとちょっと心配になるほどでした(^_^;)
終盤でライリーの頭の中が、深い事を全く考えられなくなってる状態を ”考える列車の喪失” という表現で見せたシーンも凄まじかったですね……”心が張り裂けそうに痛む” 体験を味わわせてくれる映画なんてそうそうありませんから…
厄介者扱いでしかなかった ”哀しみ” の効能というのが優しく表現されていたのも良かったです……癒やしであると同時に、立ち直る原動力にもなれるんですよね(幼い頃はそれぞれの感情が単純化されてるというか個々に独立してる風でも、やがてはより複雑に重層的になっていくと)
深層心理にいた(トトロみたいなw)アイツは ”イドの怪物”ってことなのかな……エンディングでも出て来て、なんでピエロ風なのかはちょっとオレの理解が及んでないんですが、どこかで解説されてないかなあ(←他力本願w)
そして幼少時の遊び相手だった幻影に象徴されるように、時を経ることで ”自然に捨てていく” 記憶や感情の儚さにもグッと来ました……別に良いとか悪いとかじゃなくて、子供から大人へ成長するにつれて興味や執着する心が次々と変遷していくのが自然な事だというのは(おっさんな)オレにも十分実感として理解出来るんですが、やはり改めて示されると途轍もなく寂しい事でもありますな
あんなに好きだったのになあ……と言うオレの人生での事柄をいくつも思い出させられて、しかもオレがもう思い出せない事柄も沢山あったんだろうなと実にしんみりとした気持ちで今このブログの感想を書いています(ノД`)
いやー、流石はピクサー!と唸らされる凄い作品でした!
CGアニメのクオリティの高さとか、泣き所や笑い所のバランスが完璧とか、そういうのはピクサー作品ならば当然の大前提だから~という観客の望むバカ高いハードルを今回も軽々しく飛び越えて来る傑作でしたねえ( ゜∀゜)o彡゜
男も女も大人も子供もお年寄りも、誰もが共通して持っている ”感情” をテーマにしていて、”喜・怒・哀・怯・苛(イライラ)”の5種類の感情それぞれにキャラが割り当てられて ”一人の人間の脳内” という、おそらく映画史上最も狭く、かつ無限に広大な世界で繰り広げられるハラハラドキドキが満載の冒険活劇です
↑この説明では何だかピンと来ないかもしれませんが、オレも劇場で実際に見るまではそうでしたw
奇想天外でありながら、この世の何よりも身近に感じられる展開がとにかく素晴らしいんです
”映画” とは人間の想像力の産物ですが、まさにそれが生み出される ”現場” を(制作者の脳内を)覗き見させて貰ったようなカンジでもありまして、それはそれはとても幸せな体験でしたよヽ( ̄▽ ̄)ノ
以下ネタバレ感想:
少々聞きかじったくらいの知識でしかありませんが、感情が脳に及ぼす影響や記憶の仕組みなど、大脳生理学やら心理学やらにやたらと精通している映画だなと感じ入る作品でした(゜Д゜;)
別に観客に学術的な知識なんて無くとも ”あるある” 的な描写が多いというか、誰もが実体験として感じた事のある経験や現象を、あれはそういう事だったのか!と観客に納得させる映像の説得力というのがホントに凄かったと思います
細かい記憶が整理(忘却)される様子や、印象的だったCMソングが突発的に脳内でリフレインされる現象なんかは爆笑モノでしたがw、重要な思い出と共に性格(人格)形成の根幹となる ”世界” が崩壊していく心象風景のシーンはまさに悪夢の様で心が震えましたねえ……すっかりおっさんなオレは恐怖感よりも、その表現に感心する感覚の方が強かった気がしますが、これ多感な若い観客(子供はこの感覚をまだ共有出来るとは思えません)だとトラウマ級にショッキングな映像だったりしないかとちょっと心配になるほどでした(^_^;)
終盤でライリーの頭の中が、深い事を全く考えられなくなってる状態を ”考える列車の喪失” という表現で見せたシーンも凄まじかったですね……”心が張り裂けそうに痛む” 体験を味わわせてくれる映画なんてそうそうありませんから…
厄介者扱いでしかなかった ”哀しみ” の効能というのが優しく表現されていたのも良かったです……癒やしであると同時に、立ち直る原動力にもなれるんですよね(幼い頃はそれぞれの感情が単純化されてるというか個々に独立してる風でも、やがてはより複雑に重層的になっていくと)
深層心理にいた(トトロみたいなw)アイツは ”イドの怪物”ってことなのかな……エンディングでも出て来て、なんでピエロ風なのかはちょっとオレの理解が及んでないんですが、どこかで解説されてないかなあ(←他力本願w)
そして幼少時の遊び相手だった幻影に象徴されるように、時を経ることで ”自然に捨てていく” 記憶や感情の儚さにもグッと来ました……別に良いとか悪いとかじゃなくて、子供から大人へ成長するにつれて興味や執着する心が次々と変遷していくのが自然な事だというのは(おっさんな)オレにも十分実感として理解出来るんですが、やはり改めて示されると途轍もなく寂しい事でもありますな
あんなに好きだったのになあ……と言うオレの人生での事柄をいくつも思い出させられて、しかもオレがもう思い出せない事柄も沢山あったんだろうなと実にしんみりとした気持ちで今このブログの感想を書いています(ノД`)
そうですね。それがどういうもんなのかってのを
これほどわかりやすくカラフルな映像で見せてくれたってのはすごかったと思いました。
そうでなくても最近物忘れがひどいのは
あの整理してるメンバーがこれもいらね~あれもいらね~とバンバン捨てすぎてるんですかね。(違)
認知症ってのは世界崩壊・・・やなくて
その世界に通じる道が全部なくなってるんでしょうか。ある意味どんどん空想がふくらむ脳内世界を十分楽しめました。
ホント、ここまでエンタメとして映像化したことそのものが奇跡みたいな作品ですよね
脳が不要と判断すると、そこに繋がる回路が弱体化するだけで、記憶そのものは
ちゃんと残ってるそうなんですが(だから不意に思い出したりもする)、脳の一番
優れた機能は、”嫌な事等を忘れられる事” だっていう説もありますし、オレらは
あの適当そうに仕事してる連中に一番感謝しなければいけないのかも(^_^;)