「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章」を鹿児島ミッテ10にて鑑賞しました
第7話……奪われたサーシャ達を追うヤマトだったが…
融和(侵略)の進む地球サイドと敵本拠地を目指すヤマトサイドのストーリーが同時進行していきますが、登場人物が大量にいて舞台もあちこち移動しまくりなので、まさに群像劇の様相が強い印象ですな
お馴染みのヤマトの乗組員たちは分断されていて、土門や揚羽たち「2205」組が上手い具合に自然とクローズアップされてると思いますし、地球サイドは加藤の息子の比重が結構大きいのが少々意外でしたが、幼サーシャも後で絡んできそう…?
〝ヤマトの特殊性〟がイスカンダル製の〝純正〟波動コアに依拠している設定の便利さみたいなのに改めて感心させられましたが、全天球レーダー室がまさかこんなにカッコいい扱いになるとはヽ( ̄▽ ̄)ノ
第8話……地球に残されたヤマト乗組員たちを中心にデザリアムへの反抗が始まる…
アリゾナ!アリゾナ!( ゚∀゚)o彡゚
…劇中でも太田が妙に興奮してましたが、「ヤマト3」でほんの一瞬だけ登場していた戦艦アリゾナは(その不遇な扱いと相まって)やたらと人気がありまして、オレも後に出渕デザインであることを知って〝解る…〟と遅まきながらシビれたものですw
そしてストーリーの方も非常にアツいというか、興味深い展開でしたな……デザリアムが未来の地球であることの〝反証〟を試みた作戦行動は、旧作にて(半ばギャグ要員の)徳川太助によってあっさり見破られた底の浅さに比べたら雲泥の差だったと思いますσ(^_^;)
第9話……地球上の誰もが疑心暗鬼に陥る中で…
〝超限戦〟という言葉は中国軍が提唱し始めたそうですが、要約すると〝軍事力の衝突〟以外の多方面に及ぶ戦いといった所でしょうか
第二次大戦に絡んでドイツ軍が〝情報戦〟の基礎を確立させ、冷戦時代を経て電子技術や通信インフラの発達によって高度化複雑化が繰り返されてきてるのは現代を生きる我々がまさに身をもって実感してることですが、当然のように発生するテロ活動にしてもそこから派生する排斥運動にしてもまた然りで胸が痛むばかり…
さすがは福井晴敏です……もの凄いところに踏み込んだなと震えました(-_-;)
第10話……地球とガミラスの離間作戦の影響は…
ヤマト(地球)がガルマン(ガミラス)軍と戦い、その後デスラーの介入によって和睦する~という流れは旧作と同じなんですが、イロイロな意味での「2199」からの積み重ねが効いているというカンジでした
劇中は2207年で、「2199」からほんの8年しか経ってないのだと思い知らされたというか…
「ゴジラ」第一作が終戦8~9年後に制作されたということに思いを巡らせてしまいますが、「2199」「2202」「2205」という流れの中で(厳密にはガミラス戦以前の内惑星戦争についても劇中で軽く触れられてはいます)地球人たちはどの様な思いでいたのか、〝戦争〟を題材にしたエンタメ作品は数あれども、(その時代の)〝観客〟の視点と合致してる作品ってそんなに無いと思うんですよ
相変わらず情報量はとんでもないんですが、三章は要所で〝間〟の使い方が贅沢で非戦闘員の描写にもきちんと尺を割いていることもあって、どこか遠くの未来とか宇宙の話ではなく、観客にとっての〝等身大な題材〟として受け取って欲しいという制作者側の意志を感じられた気がしました
幼サーシャとギャルサーシャとの繋がりがまだ謎のままですが、同一人物ではない可能性も…?
ていうかデザリアムから逃げ出した?んだとしたら新見さんどうなってるん…?
神崎さんみたいなロボット状態で再登場したら泣くぞ…
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます