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 [劇場アニメ] ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章

2024-12-13 | 映画

「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章」を鹿児島ミッテ10にて鑑賞しました

個人的な事情でなかなか劇場に足を運ぶことが出来ず、これは配信で見るしかないかも…と諦めかけもしたんですが、どうにか機会を作って劇場で見られました


先日発表された庵野監督による(50周年を記念する)新作ヤマトが製作されるというニュースはそりゃ驚かされましたし、嬉しかったりもしたんですが、「3199」に連なるリメイクシリーズを応援してる身としては複雑な心境にもなるってもんで…

特にリメイクの端緒となった「2199」を手掛けた出渕さんが参加してるというのが…

(庵野監督ともども)”ファースト” 原理主義者であることは公言されていましたし、おそらく新作というのもファースト絡みであることは間違いなさそうで気にするなと言われればそれまでなんですが…

まあ、何も明かされてない現段階では何も語れないということで

 

 

 

以下ネタバレ感想:

第3話……謎の敵によって制圧される地球から脱出し、ヤマトを目指す古代たちだったが…

”侵略系SF” の名作TVシリーズ「V」のワクワク感を想起させられたおっさん観客も多かったと思いますが、スカルダートが早々に自らの変装を解いて見せるシーンは拍手喝さいを送りたい気分でした(「V」では侵略の真の目的と共に地球人にはずっと隠されていた設定だったので)

そして早々に明かされるデザリアムの正体は ”1000年後の地球人” であるという、旧作のトンデモ設定をとんでもなく説得力を増してたたみかけてきた展開にも唸らされました

デザリアム人は実際に1000年後の地球人なのか?

デザリアム人の最終目的が旧作と同様の目的であろうとなかろうと、”種の保存”(人類は生き延びるためなら何でもやる)という理念が根本にあるというのは「2202」から繰り返し語られてきた事実でありますので、真偽がどちらにせよ今後のストーリーには非常に期待がもてますね

(ただ未来設定がフェイクだとすると、超AIとやらがやってる歴史構築やらデザリアム人への洗脳支配やらが回りくどすぎる手法な気がしてなりませんがw)


第4話……ついにヤマトにたどり着く古代たち、そこに待ち受けていたのは…

残念に思う気持ちと、”なるほど、そう来たか” とワクワクする気持ちの両方がありました

何故ヤマトなのか?ヤマトである必要があるのか?……ヤマトが作品シリーズとして抱えていた根本的な矛盾というかこじつけというか、”主人公補正” としか表現しようのないレベルでの存在がいかに特別というか、”ワンアンドオンリー” である理由付けが為されたことによる功罪と言いますか

「2199」の続編が作られるにあたり、福井晴敏が参加した時点でガミラスやイスカンダルまわり(さらに言えばアケーリアス文明丸ごと)の設定を徹底的に掘り下げまくったのだと思われますが、おそらく「完結編」に至る道程みたいなのも既に想定されている感を鑑みるに、オリジナルの波動コアに特別感を持たせる設定は非常に納得感も高く面白いとも思いますし、文句があるわけではありません

ただやはり「2205」でせっかく見せてくれた艦隊行動による戦術や連携の面白さの可能性がこれで潰えてしまったっぽいのが勿体なくて…


第5話……”イスカンダルの欠片” を巡る思惑がヤマトを狙う…

イスカンダルのテクノロジーは地球文明の1000年の蓄積をもってしても太刀打ちできない、という設定はSF的に非常にワクワクしますし、「2202」における銀河の運用や波動コアの無茶苦茶な量産も、実際は表層的な部分でしか活用できてなかったという部分を強調してて面白かったです

パンフに概略みたいなのが載っていますが、(都合よく)ヤマトの記録が消失してたりするのは気になりつつも、その「2202」のラストでもう一つの ”選択” をしていた地球の末路みたいな歴史が興味深かったですね……AIが創作したフェイク史である可能性も考慮しないといけないですが、それでもデザリアム人がガミラスやボラーに翻弄されながらも生き抜こうとあがいていた感じが伝わってきて、(現代の)地球人側から感化される者が発生するのも理解できますな

あと余談ですが、どうしても ”2520年” に注目してしまったのはオレだけではないと思いますw


第6話……融和的な侵略を受け入れ始める地球とは対極の方向を目指すヤマトだったが…

さて、ここに至ってようやくサーシャについて言及しますが、個人的に旧作「永遠に」のサーシャは好きではありません

”古代と雪が引き裂かれる” というプロットの犠牲者とも言えますが、(父親である)古代守とセットで扱いがとにかく酷すぎたという印象なんです

「3199」のスタッフもそれは理解しているのか、赤ん坊の数年後のごく普通の幼女として登場させているのを見て、旧作とは扱いが根本的に違うんだなとある意味安心してたんですが……第三章の予告をみて急速に不安に(-_-;)

アルフォンに攫われたことで地球残留側のキーパーソンになる展開も考えられますが、いやでも(成長して)ヤマトに乗っちゃうんだろうな……そうしないと(ますます絶望的な状況に陥ってる)古代が救われる余地がないでしょうし…

 


さて、ここからの展開ですがどうなるんだろう……残り20話もあるということは、銀河中心核に迫るにも相当なエピソードがありそうで

ボラーに引き続いて、ガミラスも介入してくるみたいですが「ヤマト3」とは違って地球とは同盟関係ですし、三つ巴から更に四つ巴みたいになっちゃうとなんだか複雑すぎる気もしますが果たして

超AIであるマザー・デザリアムは、そのネーミングからしてマザー・シャルバート(信仰)の役割も担うことになりそうですが、あの文官みたいなのがデザリアムの内側で別ベクトルの思想を台頭させたりしそうな予感がしますな

 

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