
「攻殻機動隊ARISE」の第二章を川崎TOHOシネマズにて観て来ました
あれからもう半年が経ったのかと驚いてしまいますが(汗)、”攻殻機動隊ゼロ” とでも呼ぶべき新シリーズである「ARISE」の第二章が公開となりました
公式サイト→http://kokaku-a.jp/
「ARISE」のシリーズ四作は総合監督に黄瀬和哉氏が就いた上で、四作それぞれで別個の監督が担当しているそうなんですが、その影響か、今作は第一章と比べてかなりイメージが違った風に感じられました
重要なポジションに米帝の新キャラがいるからなのかは解りませんが、ぶっちゃけると、”ハリウッド馬鹿アクション系”(←褒め言葉ですw)みたいな痛快娯楽作になってました(・∀・)
勿論、「攻殻」ならではのハードで重厚な世界観を維持しつつではあるといいますか、ストーリーやアクションにおいてこれまでの「攻殻機動隊」シリーズの集大成でありつつも新しい面白さの表現に成功していたんじゃないかと思います
シチュエーション的に、”9課” が徐々に出来上がっていくのを見られるワクワク感という要素がとにかく大きいんですが、キャラの描写の若さや軽妙さが、いいカンジに肩の力を抜いてる感に繋がってる気もします……押井版の、もはや老成してると言っていい位のやたらとヘビーなキャラと、原作マンガの軽くコメディが入ってるキャラ、そしてSACがそれらの中間的なポジションだったとすると、一番原作寄りと言えるのかもしれません
何せ、何箇所かで吹き出しかけて、あるシーンでは爆笑しかけた位ですからねえw……パズ、サイトー、ボーマといった、これまでは9課の中でもどうしても脇役というイメージが否めなかった連中が面白い扱いを受けてるのが楽しかったです(≧▽≦*)
また、今作で発生する事件の描写のスケール感が大きかったのも印象的でした
これまでのシリーズで登場した事件も勿論スケールは大きかったんですが、電脳空間というバーチャル世界におけるスケール感ではなくて、高速道路の開放的なシチュエーションでのアクション描写等、現実世界での物理的なスケールの大きな構図を ”絵” として沢山見せてくれたのが、”背景好き” な自分の欲求に多いに応えてくれた気がして嬉しかったですねえ……その事である意味、「攻殻機動隊」の世界で生きる一般人の息吹や目線みたいなのを、今作で初めて意識出来た様な気もします
ラストで明かされる事件の真相についても、9課の未来を暗示する秀逸なオチになっていて最後の最後まで観客を楽しませようっていうサービス精神がてんこ盛りの姿勢も素晴らしかったです!
映画感想一覧
攻殻機動隊ARISE第一章、攻殻機動隊ARISE第三章、攻殻機動隊ARISE第四章、攻殻機動隊 新劇場版
予告を見るとパンドラっていうシステムが出てきますよね。
士郎正宗原案で六道神士が連載中の紅殻のパンドラの
主人公もパンドラ(パンドーラ・デバイス)にアクセス出来るという設定でした。
ちゃんと共通の世界観なのかなと。
でも「紅殻」から「攻殻」の時代に繋がる段階でイロイロと
パンドラが変質して行くのかもしれんですw
ホントかどうか分かりませんが、紅殻を自分で描かなかった理由は
“絵柄が古いし内容にあってないから”的なことを言っていたそうで…。
「そんなことないのに!!」と内心で絶叫してしまいました。
PS
この週末はゼログラビティでしたね!見たいなぁ!
あとゴジラも徐々に予告解禁ですね。怪獣リスペクトの監督らしいので
予告もいい感じでした!期待してます。
http://www.youtube.com/watch?v=vw61gCe2oqI