書道をしよう

Reisinより書道の魅力をお伝えします

書道で感動

2010-10-22 | 書道
こんにちは Reisinです


今日は予定通り、専門科の授業に行って参りました。

昨晩眠さと戦いながら書きあげた細字の臨書作品に雅印を押して持っていくのを忘れ、
「ま、いいか。提出してしまおう」と妥協したものの、
提出時に貼付する出品券も忘れていたことに気づき断念しました…

直前に慌てて書いたから神様が「提出しちゃいかん、もう一度ちゃんと書きなさい
って言っているのかなー なんて思ったり。

〆切までもう少し日にちがあるので、もう一回落ち着いて書いてみて、
昨日書いたものより納得いくものが書けたなら胸を張って提出しよう



さて。

今日は、授業の後、書き初めのデモンストレーションがありました。
提出〆切は11月中旬、前回に続き2回目のデモです。

T先生が角額作品、H先生の半切漢字作品と仮名交じり作品のデモだったのですが、
H先生の仮名交じり作品の書きぶりに思わず息を飲みました。

スタートから最後の一文字まで、
躊躇なく進められる筆先から感動的に繊細な線が生み出されました。
すべるように、流れるように、筆が一気に動き、
糸のように細い線の中に、
墨色を生かした深みある線を織り交ぜます。


神経が研ぎ澄まされた線というか、
呼吸というか、リズムというか、
なんと表現したらいいのでしょう、
言葉では表現出来ないのですが、
とにかく先生の筆先から現れる線と完成した作品に感動したのです。


今回使用されたのは、兎の口髭の筆。
こんな筆です。




私もこの写真のもので3本目です。
濃墨だとさほどではありませんが、墨色を生かした作品を書こうと思うと、
なかなか使いこなすのは至難の業。
一瞬でも筆を止めるとアッと言う間に墨の玉が出来てしまうのです。
細いだけの作品じゃ面白くないし、太くしたくても上手くいかない。
どうしたらいいんだぁーと泣きが入ることもしばしば…


今日のデモは、そんな迷いを払拭してくれるような、
言葉でなく、見て覚えろ 的な指導をいただいたと思います。

答えはわかっても、自分の技にすることは相当大変そうですけれど



先生のように
書く姿、完成した作品で人を感動させることが出来るようになりたいなぁ
と強く感じた一日の終わりでした