金八クライマックス

　金八がいよいよ佳境に。
　しゅうの覚醒剤使用が明らかになり、３Ｂの生徒と一緒にしゅうと最後の授業。幻覚・幻聴の禁断症状に悩まされるしゅう。床にこぼれた水を動物のようにすする姿は、観る者に衝撃を与えた。覚醒剤の恐ろしさを子供たちにはっきり示したシーンだったのではないか。これでドラッグに手を染める子供たちが少しでも感じてもらえたらという製作者側の意図が伝わってきた。

　そしてラストシーン。教室から逃げ出そうとするしゅう。それを追いかける警察。そして逮捕。まるで第２シリーズを思い出した。加藤優が逮捕される瞬間、中島みゆきの曲が流れる名シーンだが、当時は（といっても再放送で)１５歳の少年に手錠をかけるのはおかしくないか？という疑問が。でも、今は少年法改正で逮捕もできるのか？
　それでも、あの校舎から出てパトカーに乗り込むところ。いくらなんでもあれだけ生徒や野次馬がいる中で、未成年の少年を隠しもせずに連れて行くかなあ。その点ちょっと興ざめしてしまった。