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【コラム】AIがもたらす“人類の劣化”とは?──便利さの代償を考える

2025年04月24日 | 人工知能

AIがもたらす“人類の劣化”とは?──便利さの代償を考える

 

AI(人工知能)の発展によって、私たちの生活は格段に便利になりました。

調べもの、翻訳、デザイン、文章作成……今やボタンひとつで「できてしまう」時代です。

しかしその一方で、「人間が退化しているのでは?」という声も増えています。

 

■ 「劣化している」とされる4つのポイント

1. 思考力の低下

わからないことがあればAIに聞けばいい。
確かに便利ですが、「自分の頭で考える時間」がどんどん失われていきます。

「なぜ?」「どうしてこうなるのか?」という探究心を持つことが、思考力の源泉だったはずです。

2. 記憶力の衰え

「覚える必要がない」「後で調べればいい」

そうやって、記憶しようとする力も弱まっています。

かつては知識の蓄積が「知性」の象徴でしたが、今は“記憶より検索”が優先される風潮があります。

3. 創造性の鈍化

画像、音楽、小説、すべてAIが生成できるようになった現代。

「自分で創る意味」が見えづらくなっている子どもたちもいます。

失敗しながら創ること、手を動かすことの中に、本当の創造の喜びがあるのではないでしょうか。

4. 判断力・主体性の弱体化

「どっちを選ぶか」「どんな価値観を持つか」

その判断すらAIに委ねてしまうと、自分の意思を持たない人間が生まれてしまいます。

“AIがこう言ってるから”という理由で、自分の人生を決めるのは本末転倒です。

 

■ 便利と引き換えに失う“人間らしさ”

人間は、考え、悩み、迷い、試行錯誤しながら成長してきました。

それをAIに任せるということは、

「人間であることの醍醐味」を手放していくことでもあるのかもしれません。

 

■ どうすれば“考える人間”でいられるか?

       
    • AIに頼る前に「自分の考え」を持つ
    • 正解より「問い」を大事にする
    • 効率よりも「経験」を重視する

AIはあくまで“道具”です。“代役”ではなく、“補助輪”として使う意識が大切です。

 

■ おわりに

AIの発展は止まりません。

だからこそ、私たちは「AIとどう共存するか」ではなく、

「AIによって自分が何を失っているか」にも敏感であるべきです。

人間の思考、創造、感情、判断——それらを守れるのは、AIではなく私たち自身です。



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