AIと3Dモデリングによる3Dデータの活用法とデジタル・ファブリケーションの実践!

なんでも自分たちで作るデジタル・ファブリケーション到来!観るから創るへ安価に誰もができる時代に。最新動向のまとめ。

低価格3Dプリンターを使いこなすための注意点

2013年12月13日 | 3Dプリンタ

なんでも3Dデータ通りのものが
正確にプリントできるわけではない!

最初のセッティングとメンテナンスがカギ!

低価格3Dプリンターの場合、
価格のコストを抑えるために
機械の構造的にフレームの剛性が強固でないものもある。

調整やメンテナンスが造形精度に大きく影響!

○ヘッドの動作平面とテーブルの平行度の調整

ノズルがXY方向に動いたときに、テーブル表面とヘッド(ノズル先端)の間隔が変化しないようにする。
これの調整に失敗すると断面形状の場所によって厚さが変わってしまう。

失敗例:


作ったコーヒーカップのコーヒーが漏れる



○テーブルとノズルの間隔の調整

この間隔が広すぎると、1層目の樹脂がテーブルに固定されずに造形が進んでしまい、
狭すぎるとノズル先端がせっかく造形した樹脂に緩衝してしまう。

失敗例:





最初のセッティングがうまくいくかですべてはきまる!

造形中にずっと監視しているわけにはいかないので
失敗するごとによって樹脂を浪費し、
機械の構造に負担を与えてしまう。


こういったところも3Dプリンターを選ぶ際には注意したいところ。


この問題を解決するためプラットフォームの高さが最適になるよう
自動で調整を行うオートキャリブレーション機能がある機種も出てきた。


■オートキャリブレーション機能搭載
 3DプリンターUP!Plus2 (3D-001) 

サンステラ(マイクロファクトリー社製)
http://www.pp3dp.jp/product/spec

UP!Plus2 199,500円



○仕様
造形方式:FDM(熱溶解積層法)
使用部材:ABS樹脂
プリントエリア (mm):140 x 140 x 130H
積層ピッチ (mm):0.15 /0.20 /0.25 /0.30 /0.35 /0.40
プリンタヘッドタイプ シングルヘッド
製品寸法 (mm):245W x 260D x 350H
重量:5Kg
電源:100-240V, 50-60Hz, 220W
対応OS:Windows XP, Vista, Win 7, Win 8 & Mac
ソフトウェア:専用UP VERSION 2.0(入力フォーマットはSTL)

※Fusion 360の購入はこちらから。

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