AIと3Dモデリングによる3Dデータの活用法とデジタル・ファブリケーションの実践!

なんでも自分たちで作るデジタル・ファブリケーション到来!観るから創るへ安価に誰もができる時代に。最新動向のまとめ。

3Dプリンターを活用して何をしたいのか?

2013年12月20日 | 3Dプリンタ
3Dプリンターを活用して何をする?
最近の調査結果がある。

現役エンジニア500人に聞きました!「3Dプリンタの活用調査」
http://www.meitec.co.jp/news/2013/ct4m9s0000003lo0_1219.html


■ 3Dプリンター未体験エンジニアが
       3Dプリンターで作りたいものランキング ■

 1位 「インテリアやその部品」(46.4%)
 2位 「模型・プラモデルやその部品」(45.4%)
 3位 「機械の部品」32.8%
 4位 「フィギュアやその部品」28.4%
 5位 「アクセサリーやその部品」25.7%

 その他
    釣り具、釣りのルアー、メタルジグの型と釣り関連、入れ歯、家具など


分野的には3DCADの出力の延長としての利用用途が主なようだが、私も同感だ。

一般の人には、3Dというと映画やテレビの映像技術である3DCGの方が認知されているが、
3Dプリンターでの3DCADと3DCGの違いをちょっと調べてまとめてみた。


3DCG(Computer Graphics)
 スケッチ絵(デザイン) 陶芸家 イラストレータ 形状を優先
 
 多くのCGは、メッシュという「微小な平面」で構成され、
 球体面なども平面の集合体であらわしてレンダリングなどで滑らかな面を作る。
 球の描写も簡単にできるように標準にあり、粘土細工のようにその球を引っ張ったりして段々と形を変化させる。


3DCAD(Computer Aided Design)
 寸法図(製図)     大工     設計   寸法に重点 
 
 曲面についても寸法をある一定精度で保証し曲面上のとある点まで正確に表現する。
 作図面に2Dスケッチをして押し出す回転するなどして図面を立体にする。
 いきなり球を描写することはできない。
 円または半月をいったん作図してから360度回転させるなどして描く。


なので3Dプリンター向けの出力において、3DCGソフトで作った3Dデータをそのまま出力しようとしても、ポリゴンの一部がかけている場合などデータにエラーがあって正しく出力できないことも多いようだ。

これは、3DCGソフトで作れるモデルが「厚みが0」「物体同士が重なりあっている」「面が裏返し」など、現実にありえない形でも成立するためだ。

エラーの種類によってはモデルのどこが問題なのかわかりにくかったり、エラー箇所が山のようにあったりして、確認や修正に時間がかかる。

こんなニーズに応えた3Dデータのチェック修正ソフトもいくつかある。
 
 3Dプリンタのためのポリゴン修正ソフト「MoNoGon」
 http://www.quatouch.com/products/monogon/
 (データチェックだけなら無償で利用可)


 無償STLデータエラー診断修復「netfabb Basic 5」
 http://www.3ds.co.jp/netfabb/
 ユーザ登録して無償で使える。
 日本語対応していないのではじめわかりにくいので下記を参考に。
 [手順] http://monge.tec.fukuoka-u.ac.jp/cad_3Dprinting/

 
 エラーチェックや寸法・形状確認「MiniMagics 3.0」
 http://www.materialise.co.jp/MiniMagics3.0J/
 フリーのSTLビューワ。


最近3Dデータを入手できるサイトもどんどん増えているが、この点はおさえていたほうがよいようだ。

入手した3Dデータが正しく3Dプリンターで出力できるとは限らない。

このことが現在の3Dプリンターではフィギアの製作には向いていない要因の一つだ!



全体的にまとまっている記事があったので参考にまでに紹介。

ここから始める、3Dプリンタ&モデリング基礎知識
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/





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