ストリートバスケ初体験。
NYでストリートボール修行中のBang Lee君や、大学の後輩でこっちでプロ目指して頑張っている栗原君らに担ぎ出されて、ストリートバスケの大会でコーチを務めることになった。
正直言おう。失礼ながら、ストリートボールには若干の違和感を禁じえなかった。1on1ばかりのオフェンス、Carryingすれすれのドリブル、ショーマンシップに偏ったプレイ。。。
しかし先週土曜日、初めて試合に臨んでそんな意識が一気に吹っ飛んでしまった。これがムチャクチャ面白い。マンハッタンならよく見かけるようなプロジェクト(日本で言う公団住宅みたいな雰囲気)のど真ん中にコートがあって、ここでとんでもなくレベルの高いプレイが繰り広げられる。DJが客と選手を煽る。僕等の前の試合では、14歳の少年が相手の股の間にボールを通したり、ドリブルしながら腰をひねって相手を挑発したり。客は大喝采。逆にしけたプレイをすれば容赦なく観客のブーイングを浴びる。
こんなことを言うと、「古すぎ」と後輩達にバカにされそうだけど、試合を見ながら思い出したのはMichael Jacksonの"Beat It"。
"Showin how funky strong is your fighter
It doesnt matter whos wrong or right, Just beat it..."
バスケット的に正しいか正しくないかなんて全く関係なくて、ファンキー且つ相手を1on1で打ち負かすプレイが出来ればいい。
これこそがアメリカのバスケの根底に流れる哲学であり、それはストリートから来ていると感じた。実際に試合を見てコーチをして、ストリートに今まで感じていた違和感はどっかに逝ってしまって、むしろ原点にようやく辿りついた安堵のようなものを感じた。
しかもCarryingすれすれのドリブルなど、僕がストリートに違和感を感じていた原因の一つ一つは、すべて必然の上に成り立っているってことも痛感。床が平坦でなく埃まみれのストリートコートでは、Carryingしないとボールをきちんとコントロールできない。誰が集まるか判らないストリートではボールをシェアしてもしょうがない。目立つプレイをしないとゲームに残してもらえない。審判がいないから、いちいちファウルだと文句を言っても仕方が無いし、むしろAnd1を決めて当たり前。。。
栗原君は、「ストリートにこそ今の自分に足りないものがある」と言う。確かに、高度なハンドリング能力、ファウルを吹かれなくてもテイクできるだけのフィジカルさ等、一番日本人にとって足りない部分がここにはあるのかもしれない。
参加したKingdome Classicz、ストリート通の間ではとんでもなく有名な大会で、Ron Artest等、NBA選手も試合に出てくるそうだ。詳しくはBang Lee君のブログ、こちらをご覧下さいまし。
土曜日の緒戦、試合のほうは残念ながら6点差で負けてしまった。試合開始直前にようやく5人集まりちょっとバタバタ。選手はチーム練習もしておらず、フル出場ながら、実によく戦ったと思う。ベンチの采配によっては勝てた試合、反省する点が多かった。
こんな貴重な機会を与えてもらったことに感謝。Bang Lee君本当にありがとう&次こそ勝ちましょう。
NYでストリートボール修行中のBang Lee君や、大学の後輩でこっちでプロ目指して頑張っている栗原君らに担ぎ出されて、ストリートバスケの大会でコーチを務めることになった。
正直言おう。失礼ながら、ストリートボールには若干の違和感を禁じえなかった。1on1ばかりのオフェンス、Carryingすれすれのドリブル、ショーマンシップに偏ったプレイ。。。
しかし先週土曜日、初めて試合に臨んでそんな意識が一気に吹っ飛んでしまった。これがムチャクチャ面白い。マンハッタンならよく見かけるようなプロジェクト(日本で言う公団住宅みたいな雰囲気)のど真ん中にコートがあって、ここでとんでもなくレベルの高いプレイが繰り広げられる。DJが客と選手を煽る。僕等の前の試合では、14歳の少年が相手の股の間にボールを通したり、ドリブルしながら腰をひねって相手を挑発したり。客は大喝采。逆にしけたプレイをすれば容赦なく観客のブーイングを浴びる。
こんなことを言うと、「古すぎ」と後輩達にバカにされそうだけど、試合を見ながら思い出したのはMichael Jacksonの"Beat It"。
"Showin how funky strong is your fighter
It doesnt matter whos wrong or right, Just beat it..."
バスケット的に正しいか正しくないかなんて全く関係なくて、ファンキー且つ相手を1on1で打ち負かすプレイが出来ればいい。
これこそがアメリカのバスケの根底に流れる哲学であり、それはストリートから来ていると感じた。実際に試合を見てコーチをして、ストリートに今まで感じていた違和感はどっかに逝ってしまって、むしろ原点にようやく辿りついた安堵のようなものを感じた。
しかもCarryingすれすれのドリブルなど、僕がストリートに違和感を感じていた原因の一つ一つは、すべて必然の上に成り立っているってことも痛感。床が平坦でなく埃まみれのストリートコートでは、Carryingしないとボールをきちんとコントロールできない。誰が集まるか判らないストリートではボールをシェアしてもしょうがない。目立つプレイをしないとゲームに残してもらえない。審判がいないから、いちいちファウルだと文句を言っても仕方が無いし、むしろAnd1を決めて当たり前。。。
栗原君は、「ストリートにこそ今の自分に足りないものがある」と言う。確かに、高度なハンドリング能力、ファウルを吹かれなくてもテイクできるだけのフィジカルさ等、一番日本人にとって足りない部分がここにはあるのかもしれない。
参加したKingdome Classicz、ストリート通の間ではとんでもなく有名な大会で、Ron Artest等、NBA選手も試合に出てくるそうだ。詳しくはBang Lee君のブログ、こちらをご覧下さいまし。
土曜日の緒戦、試合のほうは残念ながら6点差で負けてしまった。試合開始直前にようやく5人集まりちょっとバタバタ。選手はチーム練習もしておらず、フル出場ながら、実によく戦ったと思う。ベンチの采配によっては勝てた試合、反省する点が多かった。
こんな貴重な機会を与えてもらったことに感謝。Bang Lee君本当にありがとう&次こそ勝ちましょう。
今度は試合以外でストレスは絶対に感じさせないようにするんでまたお願いします。
今週は土曜日の2時にRodney Park決定です。
またお願いします。
俺もよくそう思うことがありますよ。同じように違和感とか拒否反応があったんですが、最近やっと意識改革できたような感じです。(5年もいるのに・・・苦笑)
ストリートでの1オン1の強さは、5-5であっても絶対に必要だし。ファウルは吹き飛ばしてAND1、コート上で自由になれるだけのハンドリング。見習うところがたくさんありそうですよね。(田舎だとホントにすごい人にはなかなか出会いませんが・・・)
とりあえずRodneyお疲れ様。勝ててよかった。アウトも入ってたし、終盤のディフェンスもよかった。ファウルがかさんだけどあればKindomeでは吹かれないから大丈夫でしょう。来週頑張りましょう。
ひーろー様
先入観って結構邪魔になるものですね。今回の件で改めて感じました。そちらは旅行、楽しそうですねー。
正統派(?)のバスケットをやって(見て)きた人間にはショックですよね。
でも引き引き込まれましたね。
この時は他にもラッカーパークのリーグ戦も見たり、普通のプレーグランドで普通のプレーも見ることが出来て、ストバスのイメージが変わりました。
そしてこれがバスケットの原点なのかなとも感じました。
馬鹿バスケさんの、次のコーチ先が早く決まるといいですね。