＊アール・ブリュットに属する、澤田真一氏の作品「無題」（２００６年）
（昨夜は台風でいろいろと大変で、ご心配おかけしました）
明けて今日は日曜、絵を描く日です。
でも、どうしても気になる「アール・ブリュット展」が頭から離れない......
牛窓の瀬戸内市立美術館で展示中。会期は今日まで。
去年、成羽美術館にも別のアウトサイダー・アート「アトリエ・イン・カーブ」を観に行ったが、とても新鮮で感動した。
ということで、午前中を使って家内と一緒に牛窓までドライブ。
昨夜の台風で、川は一杯いっぱいまで増水していた。
そして約１時間で現着。
先ずは腹ごしらえと、魚のおいしい「ウオウオ館」（世良正則の唄じゃないですよ）へ行くと...........
こんな状況。 えっ営業日はいつ？って感じも...
で、昔からあるお店「海賊」でランチして
その後「日本のエーゲ海」・牛窓港に行ってみると
幸いに台風の爪痕とかは無く
いつもの穏やかな港だった（この東側には有名なヨットハーバーもあります）
足元を見ると、子蟹が
小さな爪痕を残そうとしていた。
ちなみにうちの両親の家では
大雨で、竹の塀の色が変わってしまっていた。
で、ようやく瀬戸内市立美術館へ着き
立派な建物とオシャレな風景
（牛窓はホテル・リマーニやホテル・イルマーニ等、人気の観光地です）
～生（き）の芸術～ 「アール・ブリュット展」へと
入って行きます。
ここからは撮影禁止なので、
「アウトサイダー・アートの世界」～東と西のアール・ブリュット～
（はたよしこ編著 紀伊国屋書店発行 ）
から同一作者の作品（今回展示とは別もあります）を引用してご紹介させていただきます。
今日はアウトサイダー・アート（アール・ブリュット）の本とDVDも買って帰りました。
神戸でご両親とともに暮らす本岡秀則氏はこの「圧縮電車」の絵を１２～１３年描き続け全ての電車の車体番号まで頭に入っている。
普段は、ホテルの厨房で食器洗いの仕事に精を出し........
休みの日は電車の写真を撮りに駅まで出かける。
辻勇二氏は豊橋市で母親と祖母とともに暮らし、中学生の頃から「街の絵」に傾倒。
自らの視覚記憶と空想を混在させた「どこかに実在する架空の街」を描いている。
写真などは一切使わず正確な記憶から描き始め、空想を加えながら街を拡張していく。
”心でのぞいた僕の町”（２０００年）
本岡氏、現在３３歳・辻氏は現在３４歳
富塚純光氏の住むグループホームの個室には壁一面に奇妙なメモが貼ってある。
３０歳頃から始めた彼の記憶のメモ絵だ。それを大きな絵に描き直していく中で、記憶は更に詳細になっていき猛スピードで手を動かして画面を埋めていく。
”青い山脈物語８：おっかけられたの巻”（２００１年）
澤田真一氏はしなやかな指で小さな棘を一つずつ植えつけてゆく。
制作は意外とスピーディーに進み、４～５日で仕上げる。
トゲトゲしているのに、ユーモラスな愛らしさを持つ不可思議な魅力。
彼の作品は多くのファンを有している。
”無題”（２００６年）
そしてスイスやフランスでのアール・ブリュット展で
彼らの作品は多くの人々に支持され、愛された。
（アール・ブリュット ジャポネ展のニューズレター）
まだまだお伝えしたい事は多くありますが（勿論、多くの方が既にご覧になられたでしょうけど）とりあえず今日はこのへんで。
アール・ブリュット～生の芸術～は、正規の美術教育を受けていない人々によって作られる芸術です。
作者の内側から湧き起こる”衝動”のままに表現され、その”純粋”な心から生まれる作品が私たちの心の琴線に触れたとき、驚嘆と感動が生じます。
既成の美術の視点では評せないおもしろさがここにあります。
（瀬戸内市美術館ライナーより）
うんうん、なるほど正規の美術教育を受けてない私が妙に近しい心を抱くわけだ。
でもひとつ大きく違うのは、彼らは「純粋」な心からの発露。
翻って自分は？......うん、まだまだ不純かも。
不純物いっぱいって感じ。
でもそれに気づいただけでも、１歩前進の「アール・ブリュット展」でした。
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（昨夜は台風でいろいろと大変で、ご心配おかけしました）
明けて今日は日曜、絵を描く日です。
でも、どうしても気になる「アール・ブリュット展」が頭から離れない......
牛窓の瀬戸内市立美術館で展示中。会期は今日まで。
去年、成羽美術館にも別のアウトサイダー・アート「アトリエ・イン・カーブ」を観に行ったが、とても新鮮で感動した。
ということで、午前中を使って家内と一緒に牛窓までドライブ。
昨夜の台風で、川は一杯いっぱいまで増水していた。
そして約１時間で現着。
先ずは腹ごしらえと、魚のおいしい「ウオウオ館」（世良正則の唄じゃないですよ）へ行くと...........
こんな状況。 えっ営業日はいつ？って感じも...
で、昔からあるお店「海賊」でランチして
その後「日本のエーゲ海」・牛窓港に行ってみると
幸いに台風の爪痕とかは無く
いつもの穏やかな港だった（この東側には有名なヨットハーバーもあります）
足元を見ると、子蟹が
小さな爪痕を残そうとしていた。
ちなみにうちの両親の家では
大雨で、竹の塀の色が変わってしまっていた。
で、ようやく瀬戸内市立美術館へ着き
立派な建物とオシャレな風景
（牛窓はホテル・リマーニやホテル・イルマーニ等、人気の観光地です）
～生（き）の芸術～ 「アール・ブリュット展」へと
入って行きます。
ここからは撮影禁止なので、
「アウトサイダー・アートの世界」～東と西のアール・ブリュット～
（はたよしこ編著 紀伊国屋書店発行 ）
から同一作者の作品（今回展示とは別もあります）を引用してご紹介させていただきます。
今日はアウトサイダー・アート（アール・ブリュット）の本とDVDも買って帰りました。
神戸でご両親とともに暮らす本岡秀則氏はこの「圧縮電車」の絵を１２～１３年描き続け全ての電車の車体番号まで頭に入っている。
普段は、ホテルの厨房で食器洗いの仕事に精を出し........
休みの日は電車の写真を撮りに駅まで出かける。
辻勇二氏は豊橋市で母親と祖母とともに暮らし、中学生の頃から「街の絵」に傾倒。
自らの視覚記憶と空想を混在させた「どこかに実在する架空の街」を描いている。
写真などは一切使わず正確な記憶から描き始め、空想を加えながら街を拡張していく。
”心でのぞいた僕の町”（２０００年）
本岡氏、現在３３歳・辻氏は現在３４歳
富塚純光氏の住むグループホームの個室には壁一面に奇妙なメモが貼ってある。
３０歳頃から始めた彼の記憶のメモ絵だ。それを大きな絵に描き直していく中で、記憶は更に詳細になっていき猛スピードで手を動かして画面を埋めていく。
”青い山脈物語８：おっかけられたの巻”（２００１年）
澤田真一氏はしなやかな指で小さな棘を一つずつ植えつけてゆく。
制作は意外とスピーディーに進み、４～５日で仕上げる。
トゲトゲしているのに、ユーモラスな愛らしさを持つ不可思議な魅力。
彼の作品は多くのファンを有している。
”無題”（２００６年）
そしてスイスやフランスでのアール・ブリュット展で
彼らの作品は多くの人々に支持され、愛された。
（アール・ブリュット ジャポネ展のニューズレター）
まだまだお伝えしたい事は多くありますが（勿論、多くの方が既にご覧になられたでしょうけど）とりあえず今日はこのへんで。
アール・ブリュット～生の芸術～は、正規の美術教育を受けていない人々によって作られる芸術です。
作者の内側から湧き起こる”衝動”のままに表現され、その”純粋”な心から生まれる作品が私たちの心の琴線に触れたとき、驚嘆と感動が生じます。
既成の美術の視点では評せないおもしろさがここにあります。
（瀬戸内市美術館ライナーより）
うんうん、なるほど正規の美術教育を受けてない私が妙に近しい心を抱くわけだ。
でもひとつ大きく違うのは、彼らは「純粋」な心からの発露。
翻って自分は？......うん、まだまだ不純かも。
不純物いっぱいって感じ。
でもそれに気づいただけでも、１歩前進の「アール・ブリュット展」でした。
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