アウガルテン

2009-05-29 | tea




今日は雨、ときどき風も強く…と肌寒い一日でした。
午前中から麻布十番の商店街をぶらぶらしつつ、
オーストリア大使公邸でのアウガルテン特別展示会へ行ってきました。
墺・日修好140周年記念の企画です。
総ガラス張りの窓の向こうにはすばらしいお庭がありました。
雨が降っているせいか、しっとりとした京都の庭園を見ているかのよう…

アウガルテンの数々の磁器の紹介がされてありました。
公邸で使われているマリアテレジアシリーズ。
中央にはこのシリーズのテーブルコーディネートがされていてとっても上品でした。
このグリーンは18cに流行したハンティングのシンボルであったもみの木の色で描かれているそうです。
マリアテレジアシリーズのグリーンに、テーブルクロスのグリーンに、お庭のグリーンに大変美しい世界でした。
エントランスのお花やテーブルのお花も豪華でボリュームあるアレンジ。


そして磁器で初めてコーヒーカップを作ったのは"アウガルテン"なのです。
日本輸入総代理店より抜粋し、
《1683年オスマン・トルコによる2度目のウィーン包囲が勃発。ヨーロッパ東端の国であったオーストリアは、たびたびトルコと戦火を交えていました。1710年にオイゲン公率いるオーストリア軍が勝利をおさめ、ようやくその脅威から開放されます。
オスマントルコの度重なる侵攻は意外なものをももたらしました。1700年にオスマントルコ講和使節団がウィーンにやってきたことを機に、急速にウィーンではコーヒーブームが起こり、そして現在のウィーンの風景になくてはならないもの「カフェ」が生まてきたのです。トルコから伝えられたコーヒー飲用習慣は、またたく間に王侯貴族の世界で「コーヒー文化」を定着させるところとなりました。そして宮廷貴族の憧れる「白い黄金」つまり磁器で、コーヒーを飲む為の専用の器「コーヒーカップ」が、この地に誕生することとなったのです。》


アウガルテンではオンデマンドプロダクツを提案しており、好みの絵付けをしてくれるのです。
8ヶ月待ちのようですがよければ我が家にも…っと思いましたが、カップの形がちょっと丸みを帯びていて私の好みではないような…
ちょっとかわいらしさが入っている印象なので、どちらかというとエレガントな形が好きな私にはヘレンドのような雰囲気の方がいいかなっと。。。ティーポットはほんと丸々していて可愛いんです。マリアテレジアシリーズは丸々していないので私好み。でも高級すぎて手もでませんが


優雅な空間に身をのせ、別室で白・赤ワイン+オードブルを頂きました。
ワイングラスはやっぱりオーストリアの"リーデル"
ワインも美味しかったなぁ、どこのだったんだろう…
オーストリアのワインだと思いますが、いつものごとく気分よく飲んで銘柄分からず…です