1巻の書評は「サイゾー」で書いたんだけど誰も読んでないかなあ・・・。
ま、いいか。
さて一応掲載誌もチェックしているものの2巻が出たので買いました。
物語は不老不死の能力持ち何千年も若き姿のまま、生きている女性と家族が虐殺された過去により言葉を失った少年との出会い。
そして彼女の不老不死の秘密を探ろうとする組織・・・、が複雑に絡み合っている。
2巻ではその探ろうとしている組織の幹部が、実はかつて不老不死の女であるマリアに育てられた過去を持っていることが明らかに。そして彼はマリアを神と崇める「マリア会」を主宰していた・・・。
てな、話です。
もう徳弘正也のマンガの最大の弱点は「語りにくい」こと。だって普通に面白いからねえ。「もういいから読めよ」としかいえない。
これは自分の文章力の問題か。
主人公の少年がマリアと出会うことによって言葉を取り戻り、そして超能力まで得る。それからいままで自分が暮らしてきた「この世」がとてつもなく矛盾と醜さに彩られたものだということに気がついていく・・・。
これを作者はただ主人公の成長、ではなく危険な選民思想への目覚めと描いているところがちょっと違うなあ、と思った。
全然関係ないのかもしれないが前作「狂四郎2030」の連載中に9・11が起きた。
そこで何が気がついたのかもな、と勘ぐってしまう。
そして下品なギャグが相変わらず健在なのも素晴らしい。
サイゾーでも書いたんだけど「生死と精子を同時に描くマンガ家」だよ、この人は。
巻末の取材後期みたいなエッセイマンガも、いいです。
ま、いいか。
さて一応掲載誌もチェックしているものの2巻が出たので買いました。
物語は不老不死の能力持ち何千年も若き姿のまま、生きている女性と家族が虐殺された過去により言葉を失った少年との出会い。
そして彼女の不老不死の秘密を探ろうとする組織・・・、が複雑に絡み合っている。
2巻ではその探ろうとしている組織の幹部が、実はかつて不老不死の女であるマリアに育てられた過去を持っていることが明らかに。そして彼はマリアを神と崇める「マリア会」を主宰していた・・・。
てな、話です。
もう徳弘正也のマンガの最大の弱点は「語りにくい」こと。だって普通に面白いからねえ。「もういいから読めよ」としかいえない。
これは自分の文章力の問題か。
主人公の少年がマリアと出会うことによって言葉を取り戻り、そして超能力まで得る。それからいままで自分が暮らしてきた「この世」がとてつもなく矛盾と醜さに彩られたものだということに気がついていく・・・。
これを作者はただ主人公の成長、ではなく危険な選民思想への目覚めと描いているところがちょっと違うなあ、と思った。
全然関係ないのかもしれないが前作「狂四郎2030」の連載中に9・11が起きた。
そこで何が気がついたのかもな、と勘ぐってしまう。
そして下品なギャグが相変わらず健在なのも素晴らしい。
サイゾーでも書いたんだけど「生死と精子を同時に描くマンガ家」だよ、この人は。
巻末の取材後期みたいなエッセイマンガも、いいです。