<土木のある風景③> 夢の超特急編 『SHINKANSEN』
注釈>>
※4)広軌(こうき):
国鉄(現JR)在来線は、軌間(線路の幅)1,067mmの「狭軌(きょうき)」。
これに対し世界の標準軌は1,435mm。日本ではこれを「広軌」と称している。狭軌は、もともとイギリスが植民地型規格として進めた規格である。
「狭い日本には狭軌で十分、コストも安くすむ」という大隈重信の一言で決まったとされる。しかし、高速かつ大量の輸送を実現するには、大型の車両が走行可能な広軌が大前提になる。広軌に改築すべしという軌間論争は明治以来続いていた。政党間(政友会vs憲政会)の利害と直結していて、明治42年(1909)からの10年間が最も激しく論議されている。大正7年(1918)原敬内閣で「狭軌」が国会で可決され、論争に終止符が打たれた。
注釈>>
※4)広軌(こうき):
国鉄(現JR)在来線は、軌間(線路の幅)1,067mmの「狭軌(きょうき)」。
これに対し世界の標準軌は1,435mm。日本ではこれを「広軌」と称している。狭軌は、もともとイギリスが植民地型規格として進めた規格である。
「狭い日本には狭軌で十分、コストも安くすむ」という大隈重信の一言で決まったとされる。しかし、高速かつ大量の輸送を実現するには、大型の車両が走行可能な広軌が大前提になる。広軌に改築すべしという軌間論争は明治以来続いていた。政党間(政友会vs憲政会)の利害と直結していて、明治42年(1909)からの10年間が最も激しく論議されている。大正7年(1918)原敬内閣で「狭軌」が国会で可決され、論争に終止符が打たれた。