英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

見直さなくちゃ「紙の辞典」

2012-01-09 16:56:35 | Writing
ずっと電子辞書でデジタル・ディバイスばっかりに頼る英語学習者人生を送ってきました。


以前の時事英語特訓クラスの大先生に、
「シルフさん、どこの辞書使ってるの?」
と訊かれ、思わず
「SEIKOですかねぇ・・・」
と答えると、
「出版会社だろうが、なにいってんだ、全く」
と呆れられたことがあったなぁ~。

でもね、電子辞書が高校入学時の一括購入でも当り前になってきている昨今
私のように反応する人は多いことでしょう。

研究社というのが、私の高校時代の英和辞典でのスタンダードだった。
リーダース英和なんて出現した時の嬉しさといったら!
わからない単語はない、という凄さ。
これがあれば何でもわかるんだい、と単純にそう思っておりました(しみじみ)。

ところが・・・・。
外国語の習得レベルが徐々に上がるにつれて
そして時間が経つにつれて、辞書も進化せねばならないのだと
最近のライティング、1級用の小論文作成で思い知り始めたのです。

以前から徐々に気づいてはいたこと。
それは1級で出題される英文内容が日本で日本人の手によって書かれた英文とは
どことなく異なっているなぁということでした。
そんな感じ、わかりますよね?

まだ中級から上級への移行期にいる私にとっては
それが具体的にどういうものかということを明確には説明できない。
でも、「何か」違うのです。

あれこれ添削されてカクタスの提出課題が返却されてきます。
そこでの直されぶりを見ると(今日提出するとあと1回で終わり)
私の中にある今までの英語の知識を今一度総点検する必要性があるなぁと
じわじわ感じています。
幾つかの紙の辞書を購入予定です。
進化した内容で、かなり驚くと思うな。
自分の英単語の語感がくつがえる予想ありありです。

やっと昨日の模擬テストの試験監督で冬期講習の全てが終了しました。
何せ驚いたのが、今回の冬期講習で受け持っていないのに教えることになった
中学3年生の内容でした。

関係代名詞の主格、人物が先行詞なのに「that」で受けてもいいんだと
中学校では今も教えられています。


塾長先生にもそれはヘンです、とお話したら、
「アナタ、それはいいのよ。中学校ではそう教えているんだから。」
という驚くべき返答でした。

あかんでしょ、それはあかん。
高校になったら別の内容じゃないと思うなぁ。
どう考えてももう使わない古い言い回しとかも、いまだに教えられているけど
このthatは別格だと思いますよ。
どうなんでしょうね・・・・。

私が中学のときも今もそうなのだけど
中学2年生の不定詞、代名詞、分詞あたりで『ちぃ~ん』と
お手上げになる生徒が多いと思う。
感覚が掴みにくくなるのでしょうね。

私の場合は、不定詞の名詞的用法=動名詞、形容詞的用法=分詞、という形で
今回の生徒さんたちに教えました。
5つの文型パターンでしか英語はできていないこと。
これって凄くねぇ??なんて(汗)。

できるだけ高校に入っても前に習ったことの上に
きちんと後のものが載せられるような知識にしてあげたいと思います。

そうじゃないときっと私のようにこんなおばちゃんになってから
『習ってきたこと、あれってどうなん?』と
再度一からやり直しを迫られたりするかもしれません。

面倒くさいと思えば、そこでストップしてしまうなぁ。
地道に愚直に再度見直しをしようかと思っています。