拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

ローザンヌ秋・伝説公園

2014年11月27日 | ヨーロッパの風
  先日、相方と散歩。  定番3コースのうちの2番コースの湖岸Vidyへ行こう・・・と思っていたら、急に相方が近所の公園へ行こうと提案。
  なんでも以前は何にもなかった小さな公園に最近、素敵な彫刻が出来たのだという。

  トロチネット(キックボード)通勤になって、その横を素通りするだけの別にこれといった特徴もない公園が変わっていた・・・。
  『秋の伝説』公園・・・というタイトルのとおり18話からなる『童話』?は 小さな公園の周辺に沿って彫刻が設置されていた。

  いまだ未完成で4,5ヶ所が空き地となってそこに設置する予定の彫刻のスポンサーを募集していた。

  作者は Sara・H という女性で 目の不自由な子供達を意識し、公園を散歩しながら メタルの彫刻を手で触りながら物語を楽しめるように制作したという。

           
              相方は何でも触って鑑賞することが大好きなので ここの彫刻の伝説彫刻は大好きで
              子供の為のガイドになりたい・・・と、すこし興奮気味

  秋になると沢山の木の葉が散るが・・・これには伝説があって・・・というストーリーで
  その昔、皆が豊かな自然を友として楽しく暮らしていた時、宇宙のどこからか『氷の雲』が地球に迫ってきて、このままであると
  地球はその雲に覆われて一切の生命が失われてしまう・・・。そこで地球上の皆に今、何が起こっているか知らせるために
  智慧の木がその仲間の木々を説得して木の葉を散らし、その落ち葉に人がメッセージを書き込んで沢山の無知の人々に風に乗せて運んでもらう・・・
  そして、『氷の雲』が接近した時 皆が集合して息を吹いて、その雲を散らして無事、困難を乗り越えた・・・らしい。
  それを記念して 毎年秋になると木々は葉を散らして その無事を皆で祝う・・・という伝説でした。

           
                 早速、相方は 昔子供だったボクを相手に 物語を説明する図

  そうか!  秋に葉が散るのは そういうわけがあったのか・・・・。

 (ただ、12月に選挙が迫ってきて、無知な人々に真実を知らせるために、落ち葉に書き込んだメッセージを風に乗せて運ぶ、、、というところに
  別次元な 切実なリアリティを感じてしまったのは スイスではボクだけだろうか。)



       
  

  
  


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