拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

   曖昧な笑みを浮かべる男

2022年08月29日 | 観・音楽

  曖昧な笑みを浮かべる男・・・とは私です。

  多分、子供の頃からそうだったような気がする。 それを咎める人はめったにいなかったので、そのことを気に留めることはなかったが

  海外に来ると、言葉がよく解らない分一層典型的な『曖昧な笑みを浮かべる男』になったような気がする。

  『Yes』か『No』かハッキリしなければいけない世界で『YesともNoとも』すぐ決める気のないタイプの私は・・・。

           

 

  だいたい、海外において『日本人』はニヤニヤして何を考えているかわからない…という評判があるが、日本文化が根底にあると思う。

  『曖昧文化』・・・いいね。だから寛容になれる、ともいえる。日本人は仏教も神道もクリスマスもごちゃまぜ文化で平気でいる。

 

  で、私は学校の授業で一番楽しく、自分を思い切り表現出来た授業は『体育』だった。

  スポーツは目的がハッキリしているから、『曖昧』でいる必要がなく、ルールの範囲内で全力を出し切ることが出来るので大好きだった。

  普段、おとなしく『曖昧な笑みを浮かべる男の子』は体育の時間のときは、人が変わったように躍動していた。

  でも、今は『曖昧』の意味を解っているつもりで、『曖昧』と『全力疾走』を自在に使い分けている。

 

   The Fool on the Hill - Beatles - Cover by Emily Linge / エミリーちゃんの歌唱力!動画の設定の左の四角をクリックすると英語歌詞あり

  『曖昧な笑み』で思い出したのが、昔、自己流のギター弾き語りで歌った歌ビートルズの『Full on the hill』

  この歌、今まで絶対ジョン・レノンの歌と思っていたが、じつはポール・マッカトニーだったのでいい意味で驚いた。

  ビートルズは一時インドに夢中になった時期があったが、そのとき親交のあった『マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー』の事を歌った歌であるとのこと。

  それは『西洋』が『東洋』に出会った時、インスピレーションした歌で、見事に表現している、その『曖昧な笑みを浮かべる男』を。

 

  歌の一節だけ和訳: 来る日も来る日も 丘の上に独り 曖昧な笑み浮かべる男が ピクリとも動かないでじっと坐っている

            誰も彼のことなど知りたがらないし、みんな彼をただのバカだとおもっている… でも彼は何も気にしている様子はない

            ただ、丘の上の愚か者は、沈む夕日を見ている…  智性の眼で地球が回るのをじっと観ている・・・ 

            



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