拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  名前を漢字ろ!

2022年08月30日 | 観自在

  『漢字』に目覚めて以来、『漢字は東洋思想を解く方程式』である・・・などという大胆な提唱をしている。

 

  考えるに、私達日本人は生まれてすぐ、両親によって子の幸福への願いを込め、よりすぐった『漢字』で名前をつけられる。

  『袖触れ合うも他生の縁』ではないが、漢字の名前こそは生まれて最初に頂く『意志』なのではないだろうか。

  一般に『子宝』と表現をするが、子供はまさに無条件で『仏』そのもの。親の思いを込めた漢字名は、その子の個性を示している。

  普段はそんな事を考えないであろうが、まずこういった形で我々日本人は『漢字=感じ』との絆を結んでいる事をあらためて思う。

 

  ときどき犯罪を起こした人たちのニュースを見るが、その名前をふと観ては、『アア、こんなに立派な名前を親から貰っているのに…』と

  名前にふさわしくない罪状に非常に残念な思いになることがある。

  名前に込められた『意味』を、親は子供たちに日頃から伝えておくことで自尊心を育む要因になり、犯罪に手を染めること防ぐかもしれない。

  『漢字』にはそういった『力』がある。『悟学』で読み解く文字はすべて『絶対肯定』で人を幸せにせずにはおかない。

  名前こそは最初の『公案』とも言えるのではないか。

       

       『馬骨』は私自身がつけた居士名だ。一丁前なことを言うお前は『どこの馬の骨』という自戒の念を込めている。



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