拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 首都のベルンへ Go to…

2020年12月04日 | ヨーロッパの風

  昨日のブログで気づいた事…、自分は自慢気に西洋化してない…などと宣(のたま)ってしまったが

  それって、まったく自慢にもならない、むしろ馬鹿であることを公言しただけではないか?・・・と大反省。

  ヨーロッパはスイスに住んで、西欧にまったく感化されていない、などということはありえない…はずないのだ。

  (しかし、私の日本化への深化は、西欧に身を寄せている反動の結果なのかもしれないのだが・・・)

  3年前まで、ジュネーブの会社『引越し屋』で15年勤務し、引越業務に専念していたこともあって私の心身の

  限界の範囲を自分自身で制限していたという事情も確かにあった…ことも考慮。

  で、定年退職という身分であることを最大限利用してその限界をもう少し、西欧への関心に向けるべきである…と反省。

  2週間前、我々夫婦は電車で1時間ほどで行ける、スイスの首都ベルンへでかけた。

  というのは、我がヴォー州は只今、カフェ、レストランなどがロックダウン中であるが、隣の隣ベルン州は通常営業している。

  カフェのない生活は考えられない…と公言する我が相方ニコルにとってわが州のカフェ閉鎖はなにより耐え難い期間であるのだ。

  若干、関所やぶりのような後ろめたい気持ち、というか今日本で行っている『Go to キャンペーン』に乗る気分でベルンについた。

  その日晴れわたって暖かだったローザンヌから北への移動であるから、ある程度は考えていたが、すっかり灰色の雲に覆われている

  ベルンの街は3~4度気温が低い感じがした。

  ベルンの州旗には熊が描かれているくらいであるから、昔は鬱蒼とした森に覆われ、そこにアーレ川という結構水量のある川が流れている。

  その川が Uの字型になっている所にベルンの街を作って、街を守るお堀の役を果たしている。川に囲まれているベルンの街並みは中世そのまま

  なので、よく写真で紹介されているので、観た方も沢山いると思う。そのスイスの首都ベルンのシンボル的建物が連邦政府庁舎とベルン大聖堂。

  その大聖堂のすぐそばから見たアーレ川方面の風景がこれ ⬇︎

   

  ベルンには何度も来ているが、今回はじめて小さな個人経営の有料エレベーターで川とほぼ同じ標高の河畔の街並みを観に降りた。

  

  そこで、こんな風景にであった。腰の深さまで川に入って釣りをしているのだ。私は釣りには興味がないので、これが何釣りで

  どんな魚を釣っているのか知らないが、街の中心から数分の所でこんな風景が観られたことに新鮮な驚き・・・。

  夏はもっと水量が多く、ベルン市民が泳ぐと言うより河の流れに乗って移動している風景が電車の窓から見ることができる。

  ちなみにこの河はアルプスのアーレ氷河が解けた水が水源となってベルン経由でライン川に合流してオランダ経由で北海に流れ込む。

  ローマ時代にはこのライン川をめぐってローマ軍対ゲルマン人の闘いなどあり、歴史的に様々な出来事を観てきた川だ・・・。

  今後は、こういったヨーロッパを自分なりによく観察した視点からもブログってみたいと思います。