グッチ 三代目の没落。


社長 パオロ グッチが役員会で
流血沙汰事件は1982年に
、起こりました。
この本は1989年までの出来事が
書いてあります。
この本が発行された後
マウリチオ グッチの暗殺事件が
起こります。
なのでこの本は、パオロと
元妻のパトリチオについては
少ししか書いていませんが、
かなり重要な事がさりげに
載っています。
まず グッチブランドを
作り上げたグッチオ グッチに
ついて。
イギリスに出稼ぎに来た
イタリア人でロンドンの
最高級ホテル、サヴォイで
皿洗いから、ウェーターに昇格。
1923年に共同事業で、シニョーラと
資金を出し合い観光客向けに
作りの良い比較的安い鞄を
売りヒット。
鞄の修理も手がけました。
24歳の時、シングルマザー?
の裁縫婦 アイーダと結婚します。
2年目に赤字になりますが、
娘の婚約者の金銭的援助により
難を逃れます。
グッチオの息子 アルドが
世界にグッチを広め、彼が
一番貢献したと思います。
弟のルドルフォは元映画俳優で
戦争が終わりイタリアが
降伏して破産して
グッチの経営に携わっています。
女優と結婚しましたが、息子
マウリチオが幼い時、奥様は
亡くなりました。
息子に対してかなり厳しく、
異常なくらいの監視をして
育てたらしいです。
ルドルフォのお兄さんの
アルドはプレーボーイで、
モテたらしいですが、
ルーマニア王女のお付きの女性
イギリス人のオルウェンと結婚。
オルウェンは自宅で強盗に襲われて
記憶も定かで無くなり、片足が
麻痺して日々の生活が不自由になり、
夫婦仲は険悪で最終的には
別居しています。
しかしオルウェンは、ファシズム
のナチスドイツ占領下の中、
連合軍パイロットを、助ける
活動をしていました。
イギリス人やアメリカ人が
逃亡するのを助けていたそうです。
グッチ一族は、権利、権力争い
で泥沼になります。
グッチはトスカーニ貴族のために
馬具や、馬ろくを作っていたと
嘘をついていました。
店のスタッフを囚人のように
扱っていました。
万引きをチェックしたり…
当時グッチスタッフは
かなり接客が悪く、店を
訴えた客もいるようです。
しかし扱っている商品が
良くなければこれだけの実績は
望めません。
父親監視で、制約のある自由の
無い青春時代を送ったマウリチオは
父、ルドルフォが亡くなると、
自由が欲しいと、奥さんパトリチアと
娘を残して家を出ます。
クリスマスは一緒に過ごすつもりが
ジュネーヴに行くと言い出します。
娘に
パパは、もうママを愛せないから
家を出ると言います。
娘はヒステリックになり
情緒不安定で泣いてばかりいます。
ショップのスタッフもマウリチオは
変わってしまったと、
パトリチアに相談します。
その後夫婦は離婚。
元奥様パトリチアは、
レディーグッチと
言われていて、アルドを
辞任に追い込み、
夫のマウリチオを三代目の
社長にする計画を立てました。
マウリチオの父親ルドルフォは、
貧乏人だった欲深いパトリチアと
の結婚に
猛反対していて、結婚式に
出ていません。
マウリチオは、父親の反抗の
ためにパトリチアと結婚したの
でしょうか?
パトリチアは、友人に相談して
殺し屋を雇い、1995年会社の
ホールで、拳銃で撃たれて
マウリチオは亡くなりました。
2年間未解決事件でしたが、
警察の捜査官が犯罪者に
なりすまし、パトリチアを暗殺
を企だてたことを知っている脅して
儲けようと誘い、犯人を逮捕しました。
この暗殺事件は、
リドリースコット監督
グッチ , ハウス オブ グッチ
パトリチア レジャーニ役は
レディーガガで、
2021年11月に、アメリカで公開
予定。
現実はかなり泥沼でどの状況
をフォーカスするかで
面白いかどうか左右されそうな
内容ですが、楽しみです。
でもガガ様歌も歌って欲しいです。
ちなみグッチも我が家には一つも
ありません…

