クリスチャン ディオールは
シャネルや、グッチ一族とは
違いデザイナーの華やかさ
はあまり無く控えめな人
だったのだと思いました。
ディオールは同性愛者で
その当時同性愛はイギリスや
ドイツなら法律に触れて
逮捕されてしまう時代。
フランスはかなり合法的で
音楽家など
芸術家が集まる場所が
あり人脈を作れました。
他の国では許されない
アートがフランスでは
表現できたそうです。
やはり成功するには人脈が
必要だと思いました。
シャネルの本にも沢山
出てきたジャン コクトー
がこの本にも…
ジャン コクトー顔広すぎ…
ディオールは良家出身の
おぼっちゃまで
デザイナーになるとは思わなかった
らしいです。
その当時はデザイナーは御用商人
という社会的地位しかなかった
そうです。
彼は画廊の経営者に
なります。
その後母親が亡くなり、
ウォール街の株暴落で父親が
破産。
ディオールが結核になり、
画廊の共同経営者も破産
と大変な事が次々起こります。
その後デッサン画家として
仕事をし、ロベールピゲの
メゾンに入り、四十代で
フランスきっての大富豪
マルセル ブサックのサポートで
独立します。
ディオールは、働く女性や、
お客様に対しても紳士な態度で
接していました。
従業員500人のクリスマス
プレゼントを数ヶ月前から
リサーチして準備。
しかもみんな公平になるように
配慮するとは、なかなか出来ない
ですよね。
お客様に下品な言葉使いを
した売り子は速攻で
首にすると厳しい所もありました。
この本はなかなか情報量が
多く複雑な部分もありますが
とても面白かったです。
ディオールも我が家には
一つもありません…