sweet キャンディキャンディ

伝説のマンガ・アニメ「キャンディキャンディ」についてブログ主が満足するまで語りつくすためのブログ。海外二次小説の翻訳も。

水仙の咲く頃 第1章-1 |キャンディキャンディFinalStory二次小説

2011年07月06日 | 水仙の咲く頃

FinalStoryファンフィクション
水仙の咲く頃

By Josephine Hymes
ブログ主 訳


第1章
2通の手紙


子どもたちの声があふれている。それはエルダーベリーの花が満開を迎えた、インディアナの片田舎の輝くような夏の朝だった。キャンディがバスケット一杯にその小さな白い花を摘んできて、ポニー先生は得意のエルダーフラワージュースを作り始めるところだった。沸騰したお湯に砂糖を入れると間もなく、花の甘い香りが台所中を満たし始めた。ポニー先生は喜びとともにそのシワの刻まれた目を閉じた。ようやく目を開けた時、その老女はまるで自分の子どものように思っている娘が郵便受けから手紙を取り出している姿をとらえた。

キャンディは今や立派に成人した女性だ。ポニー先生は台所の窓からその娘を観察しながら考えていた。先月その娘の26歳の誕生日を皆で祝ったばかりだ。その祝宴は、ポニーの家にかつて在籍したなつかしい子どもたちも駆けつけた盛大なものとなった。コーンウェル夫妻は彼らの小さな嫡男を連れてきたし、ジミー・カートライトは勉学中のシカゴから、トム・スティーブンソンはレイクウッドから、パトリシア・オブライエンははるばるオックスフォードから、レイン先生と共謀してサプライズパーティーを準備するために来てくれたのだ。世界中を休みなく飛び回るアードレー氏さえも時間を見つけて参加してくれた。

(みんな心からキャンディを愛しているのだわ) ポニー先生はジュースを休みなくかき混ぜながら一人でほほ笑んだ。(そうですとも。あの子は本当に愛すべき、わたしたち皆にとって恵みのような娘なのですから)

ポニー先生は、この娘が過去の年月の間に何度となく、彼らの人生にとってどれほど重要な存在かを示して見せた出来事を思い出していた。キャンディはアニーの困難な妊娠期間に付き添い、出産が終わるまで片時も離れずにそばにいた。カートライト氏が亡くなった時も、この娘はジミーのそばで、人生を先に進めるように励ました。ジミーはそうしたキャンディの励ましのおかげで、養父であるカートライト氏が望んでいた大学進学を決めたのだ。ポニーの家でしょう紅熱が流行した時にもキャンディが重要な役割を果たしてくれた。パティが博士号取得のためオックスフォードへ発つ前には、キャンディはパティの学校の移民の子どもたちへの基金集めのために精力的に働いた。

(あの子はいつだって他の人のために、自分の痛みや心配ごとをわきに置いてしまうのね) ポニー先生はそっとため息をつきながら思った。(レイン先生と私が、まだあの子の面倒を見られることだけが救いだけれど、あの子にとってはそれだけでいいのかしらねぇ)

キャンディの元気のいい足音が、甘い香りの充満する台所へ入ってくるのが聞こえてきた。ポニー先生はコンロの火を消してその娘の方を向いた。

「何か知らせはあるかしら?」 ポニー先生は気さくに聞いた。

「ええと、ホーソーンご夫妻からのお手紙があるわ」

「見せてちょうだいな」 ポニー先生はエプロンでそのぽっちゃりとした手を拭きながら言った。「約束の寄付金を送ってくださったのだわ」

デニムのズボンにチェックのシャツを着たキャンディは、手紙の仕分けを続けるためにオーク材のテーブルに封筒の束を広げた。その間ポニー先生はぼんやりと手紙の内容を追っていた。

「はい、これ」 キャンディが続けた。「アルバートさんからいつものポストカードと、アニーからの短い手紙と……それから……」

突然の沈黙に気づいたポニー先生は、読んでいた手紙から目を上げた。キャンディは普段の頬の赤みも失い、文字通り近くの椅子に崩れ落ちていた。

「あらまあ、キャンディ、一体どうしたのです?」 そう急き立てると、「キャンディ?」 ポニー先生は娘に近づきながら呼びかけた。

「な、なんでもないの」 その金髪の娘はかすれた声でやっと答えた。

「キャンディス・ホワイト・アードレー」 ポニー先生は詰め寄った。「わたしがその言葉を信じると思うのですか? 何でもないのに顔が真っ青になってしまったと? 何があったのか話すのです」

ポニー先生は未開封の手紙を持つキャンディの手が震えているのに気がついた。娘はその手紙を見つめながら茫然自失に陥っていた。

「誰からの手紙なのですか?」 ポニー先生が再び問いただした。

「テリィからの手紙なの!」 キャンディはまるで痛みに突き刺されて叫ぶようにそう口にした。そして、突然立ち上がると台所から走り出ていった。その動きがあまりに迅速だったので、ポニー先生はキャンディの目が涙に濡れていることにかろうじて気付いたのだった。

「何事ですか?」 声とともにレイン先生が部屋に入ってきた。

その修道女は、ポニー先生がつい先ほどキャンディが崩れ落ちた椅子にどっしりと座っているのを見つけた。

「何があったのです、ポニー先生? キャンディが大声をあげるのを聞いたように思うのですが」

ポニー先生は、長く苦楽を共にしてきたその同僚に横に来て座るようにと静かに合図した。レイン先生はポニー先生のただならない表情を見て、ポニーの家に何か重大なことが起こりつつあると理解した。

「ついに来たのですよ、レイン先生」 沈黙を破ってポニー先生はそう言うと、ポケットからハンカチを取り出してメガネを拭き始めた。「グランチェスターさんが、とうとう勇気を振り絞ってキャンディに連絡してきたようなのです」

レイン先生は木製のロザリオの十字架を思わず握りしめ、長年の友と訳知り顔の表情を交わした。

「マーロウさんの不運な死の知らせを聞いた時から、この日が来ることはわかっていましたわね。ポニー先生」

「ええ、そうですとも。でもあの方は決心するまでにずいぶんと長くかかりました。もう連絡をしてくるつもりはないのかと思い始めていたのですよ」

「確か一年以上経ちました」 レイン先生は歳月を数えることに集中するかのように目を上にあげた。「喪に服すには十分に適当な時間だと思いますわ。グランチェスターさんにはいつもどこかしら、あの方特有の礼節というものがあるようです」

「これだけ長く待ったのはあの方の礼節からかもしれませんし、あるいは恐れからかもしれませんねぇ」 ポニー先生は思慮深く意見を述べた。「しかしここで重要なのは、あの方の手紙がもたらした知らせに対してキャンディがどう反応するかですよ」

「どのような様子でしたか?」 レイン先生が尋ねた。

「とてもショックを受けて、泣いているようでしたよ」 ポニー先生は窓の方を見るために立ち上がりながら答えた。ポニーの丘からの景色を見下ろす古い黄色のポプラはまだ満開だった。「あの子はきっとお父さんの木の木陰で、あの方からのお手紙を読んでいるのでしょう」

「それであの子の気持ちが静まってくれるといいのですが」 レイン先生はそう述べると新たな考えを付け加えた。「でも、グランチェスターさんの行動にキャンディがあそこまで不意をつかれたことに、私は驚かされていますわ」

ポニー先生は夢見るような表情を浮かべて振り返った。

「それが愛というものなのでしょう。愛する人に対して自分がどのような存在か、いつでも不確かで、いつでも不安なのです。キャンディは、このような手紙を全く予期していなかったと思いますよ、レイン先生。何年もの時が過ぎ、あの子は完全に希望をあきらめていたのですから」

「頭ではそうですわ」 レイン先生が付け加えた。「でも明らかに、あの子の心はあの方をあきらめてはいませんでしたわ」

「それにはわたしも同意しますよ」 ポニー先生はそう返答すると仕事に戻った。



お父さんの木は毎年5月になると忠実に満開の花を咲かせた。その黄色がかった緑の、モクレンにも似た花は一月ほどしか花を咲かせなかったが、その美しさには待つだけの価値が十分にあった。キャンディは、6月の初めになるとアニーと一緒に散った花を集めたことを思い出していた。その花を春の思い出としてノートに挟んでおくのだ。長く寒い冬の夜には、少女たちはその押し花を見ながら春の到来を待ちわびた。

今また再び6月の初めだった。キャンディは顔を上げ、茎にまだ少し残っている花を観察した。黄色いポプラの木に生い茂る葉の間から陽の光が差し込んでいる。キャンディが深く息を吸い込むと、空中に漂う夏の香りを感じた。

――手にはまだ手紙を握りしめていた。その目はもう100回近くもそこに書かれた言葉をなぞっていた。キャンディはその簡潔な文章を深く捉え過ぎることも、もしくは意味を読みきれないことも怖かった。


1924年5月7日 ストラスフォードにて


親愛なるキャンディ

変わりはないか?この手紙が届くかどうかわからないが、自分の運を試してみることにした。きみが今でも連絡をとっているだろうと思われる唯一の住所にこの手紙を送る。

――きみも知っていると思うが、あれから一年たった。一年たったらきみに連絡しようと心に決めていたが、迷いながら、さらに半年がすぎてしまった。

とうとう言ってしまったな。これはまだ、ただの始まりにすぎない。今この手紙を思い切って投函しなければ、二度とできないだろう。

T.G.


P.S.
――ぼくは何も変わっていない。


キャンディの目はその文字のラインやカーブの一つ一つを余す所なく眺めた。そのきっちりとした力強い筆跡は少しも揺らいでいなかった――それは確かだった。しかし、そこに書かれた言葉をどのように捉えていいのかを分かりかねていた。

「一年半前」 キャンディはもの思いに沈みながらつぶやいた。

もちろんキャンディは一昨年前の12月に何があったのかよくわかっていた。新聞の死亡記事欄にその訃報を見つけたのは2月の終わりのどんよりとした朝だった。スザナ・マーロウ死去の訃報記事のタイトルを偶然目にしたとき、足がよろめいたのをまだ覚えている。まれな病気による長く厳しい闘病の末のことだったのだ。長年に渡り婚約関係を保ちながらも、スザナはテリュースと終生結婚することはなかった。テリュースは約束に忠実に、スザナが息をひきとるまで彼女を支え続けた。

もとより心根のやさしい性格のキャンディは、その訃報に接し深い悲しみを感じた。キャンディは、思春期を混乱の中で過ごしたテリィに、スザナがきっと安らぎをもたらしてくれているに違いないと信じていた。そしてテリィに関しては、スザナを幸せにできるのは彼しかいないのだと思っていた。――スザナが払った犠牲はそれに値する……。キャンディのそのような願いはまたもや失望を見ることとなった。

キャンディは、10年前の別れの後にテリィが深く苦しんだことを知っていた。ロックスタウンであやうく遭遇しかけた時に、彼の深い悲しみをありありと目撃したのだ。しかし、キャンディは自分自身を忘れがたい存在だとは見做していなかった。――そんなことがあり得るはずがない……わたしは偉大な業績も、優雅さも、美しさもないただの田舎娘なのだから……。キャンディは、自分がそう願ったようにテリィは最終的にはスザナを愛し、二人で幸せな人生を送るのだと思っていた。キャンディが何より望んだのはテリィの幸せだったのだから。

それ故にスザナ死去の知らせは激しい打撃だった。テリィは夫にすらなる前に寡夫としてとり残されてしまったのだ。キャンディはテリィの内向的な性質が、彼を抑うつ状態や、それよりも悪い状態に落ち込ませてしまうのではないかと心配した。訃報を知ってから数週間の間、キャンディはテリィを慰めるために何かできないかと自問自答した。しかし自分にどれだけ彼の悲しみを和らげる力があるのかわからずに躊躇した。――テリィにとってスザナほどの大切な存在を亡くした時に、わたしがどれだけの慰めになるというのだろう……? 他にも、自分の意図が他人に誤解されるかもしれないという問題もそこにはあった。――わたしの行動の裏には何の下心もないことを神様はご存じだけれど、他人はどう思うのだろう……? テリィはどう思うだろうか……? そういった憶測が重くのしかかり、キャンディはテリィが必要とするだろう救いを祈りの中に求めることにした。そしてその祈りは聞き届けられたのだと、少なくともキャンディは信じていた。

スザナの死から一年が過ぎ、キャンディはテリィが自分の人生をしっかり生きていることに安心した。俳優としてのキャリアはこれまで以上の成功をおさめていたし、意気消沈しているとか、アルコールに依存しているというような噂も聞かなかった。具合の悪いところは何もないようだった。そうすると、今度はキャンディが苦い思いを経験する番だった。――今やそれは明らかだ……テリィにとってわたしは終わったことなのだ……彼はわたしがいなくても自らの足で立ち、この世界で自由に生きているのだ……。

キャンディはテリィのために心から喜んだ。――それこそがわたしが知っていた、敬愛していたテリュース・グレアム・グランチェスターではないか……。にもかかわらず、心の奥底では失ったものに対する悲しみを感じていた。――彼はもうわたしのことを気にかけてはいないのだ……。テリュースのように情熱的な男性が、その人生を通して独り身でいられるはずがないとキャンディは思っていた。彼はまだ30歳にもなっていなかったし、有名人で、いつもながらにハンサムだった。――やがて時が経てば彼は再び恋に落ち、結婚してわたし以外の女性と子供を持つのだ……。キャンディは残念なことに未だに心の中で嫉妬心がちくちくとうずくのを認めた。テリィにとっては終わったことかもしれないが、キャンディにとってはそうではなかったのだ。

しかしキャンディは、こうした後悔の念を常に自分だけの秘密にしてきた。ポニー先生やレイン先生にさえも、誰にもその秘密を打ち明けることはなかった。(何のためになるというの?) 誰かに胸の内を打ち明けたい衝動に駆られるたびに、そう自分に言い聞かせた。後悔先に立たず――それが彼女の人生哲学だった。そういう訳で、その年キャンディはポニー先生とレイン先生が長年夢見たポニーの家の改修に倍の努力を注いだ。改修計画が何らかの幸福感をもたらしてくれることにキャンディは感謝していた。

そして今、ある日突然に、多くを語っているようで何も語っていないような、その手紙が届いたのだ。

『一年たったら連絡しようと心に決めていた』 そうテリィは書いている。

その文はまるで暗号のようにあっさりしたものだったが、意味が込められてもいた。テリィは最初から連絡することを『心に決めていた』というのだ。キャンディは混乱していた。

草の上に小さな音が聞こえた。お父さんの木から花が落ちてきたのだ。キャンディは手を伸ばし、カップ状のその花をやさしくなでた。

(心に決めていたって、どういう意味なの、テリィ?) その花に話しかけながらキャンディは考えをめぐらせた。(わたしとの友情を取り戻したいということなの? それならなぜ、スザナが亡くなるまで待たなければならなかったの? 友人としての交流を取り戻したいともっと以前に手紙をくれたのなら、わたしは返事を書いたのよ、テリィ。あなたを好きではないフリをするのがどれだけ難しかったとしても、神に誓ってわたしは返事を書いたわ。わたしだって、結局は出せなかったけれど一度はあなたに手紙を書こうと思ったのよ。でも、もし、あなたがそれ以上のものを求めているのだとしたら、スザナが亡くなった直後にどうしてそんなことを考えられたのかしら?)

(スザナを愛していたのではなかったの?) 思いもよらなかった疑問が否応なく頭に浮かんできた。(だとしたら、あれからずっとあなたは……)

そこでキャンディは推測を止めた。そんなことがあるはずないのだ。

キャンディは両手で顔をおおった。こめかみにいつもの頭痛がしてきた。このような手紙が来なければよかったのにと一部で思いながらも、それはひざの上にまぎれもなく存在していた。

ポニー先生がランチを知らせる鐘を鳴らしてみんなを呼んでいた。キャンディは丁寧に手紙を折りたたんで封筒に戻し、黄色い花を拾いあげながらそれをポケットにしまった。これ以上長居はできなかった。ポニーの家ではまだ山ほど雑用が残っていたのだ。

丘をゆっくりと下りながら、キャンディはできるだけ早く返事を書かなければならないと決心した。しかし、何を書けばいいのかは全く分からなかった。



ポニー先生とレイン先生は手紙については何も聞かないと取り決めていて、キャンディにはその配慮がありがたかった。キャンディは何とか冷静さを保って通常の仕事をやり遂げたが、それでも先生たちの目を欺くことはできなかった。いつも通りというには静かすぎたし顔色も悪かった。娘がぼんやりとした様子で夕食を食べ終りやっと寝室に退くと先生たちは顔を見合わせたが、それでも取り決め通りに沈黙を貫いた。

キャンディはその日一日かけて自分の考えにもっとも合う説明を見つけていた。――テリィはただ旧友と連絡を取りたかっただけなのだ。以前はスザナがやきもちを焼くかもしれないと心配して、彼女を不安にさせないように距離をおいていたのだ。でも今は状況が変わり、テリィは自分だけの意思でかつての友情を取り戻すことができる。あの僅かな言葉の中に特別な意味を見つけるなどは無駄なことだ……。

一年という期限をテリィが自らに定めていたことなど、手紙に書かれた内容のいくつかを度外視していたかもしれないが、憶測に期待をかけたくはなかった。キャンディは、そのような前提に立って返事を書くことに決めた。

翌朝に手紙の返事を出してしまうと、キャンディは先生たちに、テリィが手紙をくれた意図は友人関係を取り戻すためだったと簡単に説明した。

「この手紙を何かの結論に結び付けてほしくないの」 疑いのまなざしを向ける先生たちに娘は言い聞かせた。「昔の友人が連絡をくれた。ほんとにそれだけで他には何もないの」

ポニー先生とレイン先生はその言葉に反論も意見もしなかった。





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7 コメント

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何年か前にも読ませていただいていますが (Unknown)
2017-01-02 14:48:12
セミプロのような文章に驚きながら以前にも読ませていただきました。あなたの、この作品にというより原作に対して、テリイの気持ちを無視している展開に大人になってから読むと思います。私が書くとしたら、スザナの死というのではなく彼女が納得し、テリイを自由にしてあげる だと思います。
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今にして思えば (みずほ)
2018-01-16 13:47:18
以前も熟読したんですが、キャンディとテリィの理不尽な別れや不完全燃焼だった原作を上手に補完してくださった、こちらのファンフィクションが大好きで、最近また読み返しました。

今にして思えば原作は…
イギリスの公爵家の立場でセントポール学院の宗教て矛盾しないのかな(カトリック?イギリス国教会?宗派とか違うっぽいアメリカ人が留学するの?)とか、スザナの事故で未成年のテリィに色々背負わせて、テリィ保護者ノータッチておかしくないか、とか
突っ込みどころ満載だったな(笑)と。
その?ポイントを上手に時代背景踏まえつつ、拾ってまとめてくださって感謝です。
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みずほ様 (ブログ主)
2018-01-16 22:28:29
コメントありがとうございます。
本当に、この二次小説は、細かいディテールのほつれを丁寧に回収してありますよね。日本人からすると、大雑把に「キリスト教」とまとめてそれで満足できるところをあえて突っ込んでいたり。
ブログ主としては、漫画を読むたびに、いくら母親が違うと言ってもテリィと兄弟の顔が似てなさすぎ!と毎回心の中で突っ込まずにはいられなかったのが、この二次で回収され、ほっとしました

どうぞまた遊びに来てください。
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題名をご存じですか? (ドク金魚)
2018-10-16 10:10:00
 最近になってキャンディ・キャンディの小説を知りました。
只今 このブログに見入っています!!
突然ですが、お尋ねします。
アニメで時折美しいく切ない場面で、ピアノ曲が流れます。タイトルをご存じですか?
あの曲ももう一度聞きたいです。

私的には スィートキャンディ と仮称しています。
返信する
ドク金魚様 (ブログ主)
2018-12-18 15:05:11
コメントありがとうございます。

たぶんテリュースのテーマで検索すると出てくると思いますよ。
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Unknown (tonaco)
2019-09-08 13:09:49
はじめまして。
素敵な物語をありがとうございます。
2010年にFinal Storyが出版されていたことを知らずに、
キャンディキャンディのラストシーンに落胆した小学生の気持ちをひきずってきました。
先日、その小説の存在を知り、お値段に驚愕し、
ネタバレ上等!…と検索をかけまくり、
御blogにたどり着きました。
なんと…なんと…小説の考察のみでなく、
良質なファンフィクションまで!!
脳内お花畑でここ数日、仕事に支障をきたすレベルでございます。
キャンディにはテリィ、テリィにはキャンディだと、
あきらめずになかよしの連載を最後までおったあの日の自分。
最後にはきっと…と、思い続けていたのに、あのラストに絶望した自分に教えてあげたい。
生きていればきっと…と!
ここまで書いて、半世紀以上生きたおばちゃん…というかすでにおばあちゃんの域に達する自分はあきらかにどこかおかしい気がするのですが、
お礼を言わずにおれませんでした。
本当にありがとうございました。
小学生高学年、毎晩、3巻と4巻だけ読んでいたあの頃を思い出します。
素敵な素敵なENDをうって下さりありがとうございます。
最初のテリィからのお手紙。
こけから、テリィが車の後部座席に乗り込むトコロまでが最高に素敵です。
繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。
また、このページから拝読させていただきます。
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tonaco様 (ブログ主)
2019-10-21 17:53:24
コメントの公開とお返事が遅くなってしまいすみませんでした。コメントありがとうございます!

>毎晩、3巻と4巻だけ読んでいたあの頃を思い出します。

これめちゃくちゃわかります!!ブログ主もまったく同じで、3・4巻は表紙がボロボロです。

このファンフィクションでもお気に入りの章がきっとできると思いますので、いつでも何度でも楽しんでいただければ嬉しいです。
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