スザクの腕に、この頃おかしな痣が出来ていることが、ルルーシュは気になっていた。
古い痣が消えかけそうなところとは別に、また新しい痣が出来る。
もしかしていじめだろうか?、と言う疑惑か生まれて。
スザクをいじめるやつは徹底的にどうにかしてやる!、とルルーシュは危険極まりない思いを抱いていた。
そして、ルルーシュはスザクの痣の理由を問いつめることに。
クラブハウスの自室にスザクを泊め、彼が自分のベッドに横になると、動けなくするようにその上に乗り上げた。
スザクがもしいじめられているなら、彼は自分に心配をかけないように、口を割らないだろう。
スザクが本気になったら、ルルーシュを容易く退かせるだろうけれど、ルルーシュに甘くて弱い彼には、ルルーシュを退かせることがなかなか出来ないだろう。
「ルル…これって一体…」
スザクは、目を白黒させて、現状に戸惑っている。
好きな子が自分の上に乗り上げていたら、戸惑ってしまうものだ。
「スザク、お前の腕におかしな痣がつき始めただろ?それが気になって聞こうと思ったんだ」
「だからってこんな体制…」
上に乗られただけならともかく、ルルーシュは問いつめようとスザクの頬に手を添え、顔まで近付けてくる。
吐息が絡みあって、間近には好きな子の、赤く熟れた唇がある。
キスしたくて堪らないのをぐっと堪えている自分を誉めてあげたい。
恋人なのだからキスくらいしても良いだろうけど、真面目に心配をしてくれるルルーシュにそんなことは出来ない。
スザクは必死に自分を抑えていた。
「お前が逃げたら嫌だからな」
「逃げたりしないよ」
「どうだか。理由によっては、俺に心配かけたくないからって嘘をつきそうだからな。逃げられないようにこうしたわけだ」
「ルル…」
本気で心配してくれる恋人が、可愛くて可愛くて抱き締めたい。
痣の理由は、本当にどうしようもないものなので、そんな理由で心配してくれるルルーシュに申し訳ない。
けれど、黙っているのも申し訳ない。
それゆえに、スザクは話してしまおう、と決意する。
ルルーシュの瞳をまっすぐに見つめ、スザクからも彼の頬へと手を伸ばす。
「心配かけてごめん…実は…」
「実は?」
スザクには、ルルーシュが小さく息を飲むのがわかる。
いじめられてると今も思っているのだろうか。
スザクは良心がさらにちくちくしてしまう。
「自分の腕で…キスマークの練習をしてて…」
「はっ?」
ルルーシュの声が、一際大きく驚いたように零される。
確かにこんな理由では、声を大きくしてしまうだろう。
「スザク…もう一度言ってくれないか?」
「だから…キスマークの練習をしてて…。ルルにいつもつけてあげるのって…上手に出来ないから…」
「おま、おま、お前…この馬鹿!!!」
ルルーシュは、体を起こすと、ぺしっと勢い良くスザクの額を叩く。
響きの良い音が辺りに響き渡り、スザクも痛そうに額を擦っている。
「そんな理由で自分の腕に痣を作るな!」
「キスマークだよ?」
「キスマークでも何でも、自分の腕につけるな!」
「でも…上手に出来なくて…」
「そんな練習なら俺がつきやってやるから、自分につけるな!紛らわしい!」
ルルーシュは、自分のパジャマの上着のボタンをぷちぷちと外し始めると、白雪の肌をスザクの前に晒す。
胸の飾りが小さく熟れていて、惹かれるようにスザクも体を起こすと、それに唇を寄せた。
我を忘れ始めたスザクに驚きを隠せなかったが、ルルーシュはそれを当たり前のように受け入れ、スザクの頭へと腕を伸ばした。
「んっ練習…な…ら…俺でしていい、から…馬鹿なこと…するな…」
胸を甘噛みされたり舌を這わされ、言葉が上手に紡げないが、大事な事は伝えたい。
紛らわしいことをしないでほしいが、スザクがキスマークをつけるのは自分だけでいてほしい。
スザク自身でもそれは嫌で、自分だけが独占していたいのだ。
「お前の…キス、マークは…全部俺の、だ…」
「うん、有難う、ルル」
その後は、スザクはルルーシュにだけキスマークを行い、練習に練習を重ねて、上手につけられるようになったそうである。
古い痣が消えかけそうなところとは別に、また新しい痣が出来る。
もしかしていじめだろうか?、と言う疑惑か生まれて。
スザクをいじめるやつは徹底的にどうにかしてやる!、とルルーシュは危険極まりない思いを抱いていた。
そして、ルルーシュはスザクの痣の理由を問いつめることに。
クラブハウスの自室にスザクを泊め、彼が自分のベッドに横になると、動けなくするようにその上に乗り上げた。
スザクがもしいじめられているなら、彼は自分に心配をかけないように、口を割らないだろう。
スザクが本気になったら、ルルーシュを容易く退かせるだろうけれど、ルルーシュに甘くて弱い彼には、ルルーシュを退かせることがなかなか出来ないだろう。
「ルル…これって一体…」
スザクは、目を白黒させて、現状に戸惑っている。
好きな子が自分の上に乗り上げていたら、戸惑ってしまうものだ。
「スザク、お前の腕におかしな痣がつき始めただろ?それが気になって聞こうと思ったんだ」
「だからってこんな体制…」
上に乗られただけならともかく、ルルーシュは問いつめようとスザクの頬に手を添え、顔まで近付けてくる。
吐息が絡みあって、間近には好きな子の、赤く熟れた唇がある。
キスしたくて堪らないのをぐっと堪えている自分を誉めてあげたい。
恋人なのだからキスくらいしても良いだろうけど、真面目に心配をしてくれるルルーシュにそんなことは出来ない。
スザクは必死に自分を抑えていた。
「お前が逃げたら嫌だからな」
「逃げたりしないよ」
「どうだか。理由によっては、俺に心配かけたくないからって嘘をつきそうだからな。逃げられないようにこうしたわけだ」
「ルル…」
本気で心配してくれる恋人が、可愛くて可愛くて抱き締めたい。
痣の理由は、本当にどうしようもないものなので、そんな理由で心配してくれるルルーシュに申し訳ない。
けれど、黙っているのも申し訳ない。
それゆえに、スザクは話してしまおう、と決意する。
ルルーシュの瞳をまっすぐに見つめ、スザクからも彼の頬へと手を伸ばす。
「心配かけてごめん…実は…」
「実は?」
スザクには、ルルーシュが小さく息を飲むのがわかる。
いじめられてると今も思っているのだろうか。
スザクは良心がさらにちくちくしてしまう。
「自分の腕で…キスマークの練習をしてて…」
「はっ?」
ルルーシュの声が、一際大きく驚いたように零される。
確かにこんな理由では、声を大きくしてしまうだろう。
「スザク…もう一度言ってくれないか?」
「だから…キスマークの練習をしてて…。ルルにいつもつけてあげるのって…上手に出来ないから…」
「おま、おま、お前…この馬鹿!!!」
ルルーシュは、体を起こすと、ぺしっと勢い良くスザクの額を叩く。
響きの良い音が辺りに響き渡り、スザクも痛そうに額を擦っている。
「そんな理由で自分の腕に痣を作るな!」
「キスマークだよ?」
「キスマークでも何でも、自分の腕につけるな!」
「でも…上手に出来なくて…」
「そんな練習なら俺がつきやってやるから、自分につけるな!紛らわしい!」
ルルーシュは、自分のパジャマの上着のボタンをぷちぷちと外し始めると、白雪の肌をスザクの前に晒す。
胸の飾りが小さく熟れていて、惹かれるようにスザクも体を起こすと、それに唇を寄せた。
我を忘れ始めたスザクに驚きを隠せなかったが、ルルーシュはそれを当たり前のように受け入れ、スザクの頭へと腕を伸ばした。
「んっ練習…な…ら…俺でしていい、から…馬鹿なこと…するな…」
胸を甘噛みされたり舌を這わされ、言葉が上手に紡げないが、大事な事は伝えたい。
紛らわしいことをしないでほしいが、スザクがキスマークをつけるのは自分だけでいてほしい。
スザク自身でもそれは嫌で、自分だけが独占していたいのだ。
「お前の…キス、マークは…全部俺の、だ…」
「うん、有難う、ルル」
その後は、スザクはルルーシュにだけキスマークを行い、練習に練習を重ねて、上手につけられるようになったそうである。