大阪出張 10月28日 白い休日信州・奥信越セミナー
10月28日(月)から、30日(水)まで、大阪に出張しました。
28日午後5時からは、「第31回白い休日信州・奥信越セミナー」の講演会
に出席しました。講師は、翌日29日(火)に私が須坂市に関してお話をさせ
ていただいたホスピタリティツーリズム専門学校大阪で講師をされている
山本純二様(OFFICE夢紀行主宰)でした。講演テーマは「地域活性
は自分活性から」で、次のような要旨でした。
○地域活性は自分活性から
・周囲の人に依存するだけでは、地域は輝くことはない。
・まずは、自分が輝いていること。輝き続けること。
・自分が楽しくなければ、地域は楽しくならない。
・楽しくない地域に来ても、旅行者は感動しない。
○自分活性したらそのことを伝えよう
・身近にある観光資源を語り伝えていこう。
山本純二さんは、これを今年、信州乗鞍高原に訪れた際に、地元の方が
いきいきと観光イベントを行なっている姿を見て感じたとのことです。
(乗鞍高原は、近年、地元の方が自らの手で観光振興のためにさまざまな
企画をし、実施しています。名称は「信州」をつけて信州乗鞍高原として
います。)自分活性が基本ということは、地域活性だけでなく、すべての
活性に当てはまると思いますし、魅力を伝えるということも同様であると
思います。
講演の中で、今年の春、山本さんが須坂市に来た際に、須坂温泉に対し
てホームページの改善を助言したところ、すぐに改善をした例をあげ、料
理の工夫とともに、自分活性の例として紹介され、お褒めのお言葉をいた
だきました。また、その後にどのように繋げていくかが課題とも指摘され
ました。
講演の最後に、「難」という漢字について、
・難しいことがなければ、無難
・難しいことが有れば、有難うになる。
・困難を克服したときに、お客様の有難うに出会える。
感動を与える、有難うに出会える地域づくりをと話されました。
私は、聴講者の中で、須坂市観光関係者だけが自主的に法被を着ている
ことに、積極性、意識の高さを感じ、嬉しくなりました。
講演会に引き続いて、関西を拠点とする報道機関の関係者と我々信州・
奥信越の観光関係者との懇談会の席上、須坂市の観光関係者を代表して次
のような挨拶をさせていただきました。
・須坂市では、信州岩波講座を開催しており、26日にはノーベル文学賞受
賞の大江健三郎氏の内容的にも素晴らしく、ユーモアにも富んだ講演があっ
たことと、講演内容と観光、旅との関係。(約60人の報道関係者が出席さ
れていましたが、どなたも大江氏の講演をお聴きになったことがないとの
ことでしたので、改めて貴重な講演と感じました。また、懇談の中で、大
江さんを講師としてお招きすることができることに驚かれていました。
『ゆっくり歩いて巡り会う88の感動物語〈四国お遍路〉』を書かれた小西
敏明さんからは、お遍路は、大江健三郎さんの生家、故郷を訪れることも
大きな目的であり、その際のお話もお聞きできました。)
・週刊朝日へのオープンガーデンの掲載、週刊文春への須坂の健康づくり
の掲載と、これらと須坂及び長野県の観光振興との関係
・鎧塚俊彦さん・川島なお美さんご夫婦の須坂市ご来訪と川島なお美さん
のブログ「私の城下町」
http://ameblo.jp/naomi-kawashima/entry-11620273787.html
を紹介。川島さんは、須坂市を「奥が深い」と何度もおっしゃっていたこ
と。
・大阪のグランフロント大阪で開催されている「Umekiki Menu
秋のおいしい食祭」で、全国の4つの厳選食材に村山早生ごぼうが選ばれ
て、18店で料理が提供されていること。(これは市が須高ケーブルテレビに
委託している大阪観光拠点整備事業の一環で実現いたしました。食材の選定
には、関西在住のチュラキューブプロジェクト中川 悠様のご尽力をいただ
きました。サンクゼール・マルシェ・プレミアム グランフロント大阪店様
にも大変なご支援をいただきました。感謝申し上げます。)
懇談の中で、参加者から多くのことを教えていただきました。また、新た
な観光連携もお願いしました。例えば、11月に信州乗鞍高原で開催される
「地酒フェスタ2013」で、須坂市内酒造会社2社の日本酒を使用していただ
くよう依頼し、ご承諾をいただきました。
ホスピタリティツーリズム専門学校大阪での須坂市に関するお話を含めた
ご報告は、次回にさせていただきます。