この1年、人形町には3軒行きたいと思っているラーメン屋がある。そのうち一軒はこの前紹介したcrab台風で、その翌日に2軒目ここに訪問となった。
日曜日の人形町はとても空いていて、明治座や日本伝統文化の香りがする街だ。飲食店も非常に多い。
いや〜驚いた。いきなりどストライクの私のツボに突き刺さるらーめんに出会えた。私が求めるらーめんをいろんな観点で満たすものだった。
先ずはスープから。一口目ですぐガツンと煮干しなど魚介の香りがして、次に豚骨のまったりした濃厚さ、最後に丸鶏の旨味が残る。上質な鶏油(ちーゆ)が大量に使われているが、脂っこさは気にならない。
丼を温めてくれていて、スープが最後まで熱々なのも素晴らしい。麺は中太平打ちのモチモチで、浅草で有名な開化楼、非の打ちどころない。
具材も東京下町の中華そばに欠かせない最小限なもので、麺とスープの邪魔をしていない。チャーシューもしっかり煮込んで味の染みた薄切りで美味しい。
参りました。こういう出会いがあるからラーメン探索はやめられません。寒い冬場は身体の芯から温まる超美味しいらーめんです。
メニューも超シンプルでらーめんとつけめんしか置いてない。ビール類もなし。らーめん一本のど直球で勝負する、店員さんも粋な江戸っ子言葉でシャキッとした対応だ。
久しぶりに何もかも満足するらーめんに出会えた。年内に今度はつけめんを食べに来ます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます