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時間に余裕のある夏休みに文章問題を①

2018-08-25 23:35:23 | 算数の教え方 8

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 多くのお母さまから次のようなお話をよく聞きます

お子さんが「計算問題はある程度できるのだか、文章問題の出来が良くない

また文章問題を子供にどう教えていいのか、わからない

さらに、よーく状況をお聞きしますと、

お子さん達には苦手意識があり、文章問題をやりたがらない

ようです。

それぞれの「文章問題=応用問題」は小学校のテストでは各単元のテストの最後の3割に現れてきます。そして、もちろんこの応用問題は配点が高い。

(さらに、中、高の入試問題では応用問題は多く扱われます)

苦手だっといっている場合ではないですね

やはり文章問題も数こなしながら慣れる必要がありますね。

では、少しやってみましょう。

文章問題の苦手なお子さん(生徒)の多くは、問題文を読んでいきなり式を作ろうとする傾向があります。

そして、問題文に出ている数字を使って、なんとなく「足したり」「引いたり」「かけたり」「割ったり」してしまっています

それでは、解けませんよね

 

ここで、身に付けて欲しいのは、問題文を図(絵)にすることです。

では、問題例を見てみましょう。


例1(小学2年)

公園に子どもが13人いました。そこへ、4人の子どもがやってきました。そのあと7人が帰ってしましました。いま公園には何人の子どもがのこっていますか。

 

 例2(小学3年)

かごが10こあります。30このりんごを1つのかごに5ずつ入れました。

りんごの入っていないかごはいくつのこっているでしょうか。


まずはお子さんに好きなように解かせてみてください。

お子さんが途中の式を書きながら、解いているかどうかを確かめてください。

もし、途中式がなく答えのみの場合はつかさず

「どうやって答えをだしたの?」と問いかけながら途中式をお子さんに考えさせてください。

・・・お子さんの出した式で、

問題文にある数字は使っているものの、+-×÷が??ということはありませんか

さて

お子さんに、この途中式を含め最後まで正確に解かせていくには。

「問題文を絵にしてごらん」と問題文を図であわらすように誘導してみてください

 +-×÷(演算)がアベコベな状態のお子さんの多くは、算数自身より問題文の意味が分かっていないということの方が多いです。つまり問題文の意味が分ければ解決します

その問題文を理解するのに、大人たちは今までの経験のおかげで頭の中で処理できますが、経験の少ない子ども達は頭の中だけでは全体が捉えれません、だから目を使ってもらいます。

例1(小学2年)の問題文を絵(図)にすると

 

絵の中には、人数もきちんの書きこませてください。

さらに「4人が加わる」、「7人が去る」ことを表す(矢印」を書くと、動き(演算)が分かり易いのでいいですね

この状況で式

  13+4-7

が分かるお子さんはそれで十分だと思います。

ここでも、+-が上手く行かない場合は、お母さまがお子さんの書いた絵を使いながら

時系列に一列に書くといいかもしれません。

 後は計算だけ  13+4-7=10人 です。

お子さんの理解しやすい方で十分ですので、図(絵)を書いて式を立てることをしてみてください。

 

例2(小学3年)はどうでしょうか? 例1(小学2年)に比べて複雑な問題ですね。

 例2の文章にあるものを図(絵)にしてみると、

 

 ですが、これだけでは正しい式まではたどりつけませんね。

ここで時系列も意識しながら考えてみます。

「使うかご」については、お子さんが気づかなければ絵を書いたあと誘導してあげるといいですね。

そして、次のように分かったことを箇条書きで書くことも身に付けさせてあげて下さい。

はじめのかごは10こ

使ったかごは 30÷5=6

これから

 のこりのかごは 10-6=4こである。

 

この問題をいきなり式(1つの式)にしたら

   10-30÷5=4 

ですがこれは難しいと思いますし、今ここで身に付けて欲しいのは、

・問題文に合わせた絵(図)を書くこと

  &

・分かったことを箇条書きで整理して書く

ことです

これにより複雑な問題にも、対応できるようになっていきます。

 

また、文章問題(図を書き+問題文のストーリの把握)を取り組むには少し時間がかかります。

この時間に余裕のある夏休みに是非お子さんと取り組んでみてください。

 

 


〈夏休みの学習計画案〉 

 

 

 



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